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公開番号2024025214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128474
出願日2022-08-10
発明の名称画像読取装置および書込方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類H04N 1/193 20060101AFI20240216BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取画像のムラが抑えられるように予めライン周期が設定された後に、画像読取装置に用いる読取センサを変更する要求があった場合であっても、その要求に対応可能な画像読取装置の提供。
【解決手段】画像読取装置(1)の記憶部(104)には、複数の読取モードのそれぞれに対応する変数が記憶され、制御部(101)は、読取モードに応じて読取センサ(35および36)に原稿を読み取らせる際、読取モードに対応した変数をスペクトラム拡散クロック生成部(106)に与え、スペクトラム拡散クロック生成部は、与えられた変数に基づいて、基準クロック(CLK)の周波数変調の変調周期を決定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基準クロックを周波数変調してスペクトラム拡散クロックを生成するスペクトラム拡散クロック生成部と、
前記スペクトラム拡散クロックに基づいて、ライン周期を定めるスタートパルス信号と画素クロック信号とを出力する読取制御部と、
原稿の一方の面を読み取る読取センサであって、主走査方向に配列された複数の受光部を有し、前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に変位する原稿からの反射光を、前記複数の受光部により前記ライン周期毎に受光し、前記スタートパルス信号の入力に応じて前記複数の受光部のそれぞれの受光量に応じた信号を前記画素クロック信号に従って順次出力する読取センサと、
制御部と、
記憶部と、
を備え、
前記記憶部には、複数の読取モードのそれぞれに対応する変数が記憶され、
前記制御部は、前記読取モードに応じて前記読取センサに原稿を読み取らせる際、当該読取モードに対応した前記変数を前記スペクトラム拡散クロック生成部に与え、
前記スペクトラム拡散クロック生成部は、与えられた前記変数に基づいて、前記周波数変調の変調周期を決定する、
画像読取装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ライン周期が、前記スペクトラム拡散クロック生成部により決定された前記変調周期の(整数+0.5)倍の周期となるように、前記読取制御部から前記スタートパルス信号と前記画素クロック信号とを出力させる、
請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記記憶部には、更に、前記読取モード毎に、前記変調周期が前記変数と対応付けられて記憶され、
前記制御部は、前記読取モードに応じて前記読取センサに原稿を読み取らせる際に、当該読取モードに対応した前記変数を前記スペクトラム拡散クロック生成部に与え、前記記憶部に当該変数に対応付けて記憶されている前記変調周期で前記基準クロックを変調させて前記スペクトラム拡散クロックを生成させる、
請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記記憶部には、更に、前記読取モード毎に、前記ライン周期が前記変数と対応付けられて記憶され、
前記制御部は、前記読取モードに応じて前記読取センサに原稿を読み取らせる際に、前記読取制御部に、当該読取モードに対応した前記ライン周期に基づいて、前記スタートパルス信号と前記画素クロック信号とを出力させる、
請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記読取モード毎に、当該読取モードで最低限必要な画素数であるミニマムライン画素数が予め決定されており、
前記変調周期は、複数の候補値が予め決定されており、
前記制御部は、
前記変調周期の複数の候補値それぞれについて、
前記ミニマムライン画素数とライン調整画素数との和に1画素周期を乗じた積である前記ライン周期を、前記変調周期の当該候補値で割った値の小数部分が0.5となるような、前記ライン調整画素数を取得し、
取得された前記ライン調整画素数が最も小さくなる前記変調周期の候補値と、前記ライン周期と、の組み合わせを前記記憶部に記憶する、
請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記スペクトラム拡散クロック生成部は、前記制御部により与えられた前記変数に基づいて、前記ライン周期が前記変調周期の(整数+0.5)倍となるように前記変調周期を決定し、決定した前記変調周期で前記基準クロックを変調して前記スペクトラム拡散クロックを生成する回路ブロックを有する、
請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記読取センサは、
前記複数の受光部は前記主走査方向に複数の区間に分割され、
前記複数の受光部は分割された区間ごとに、当該区間に対応する受光部のそれぞれの受光量に応じた信号を、前記スタートパルス信号の入力に応じて、前記画素クロック信号に従って順次出力する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
請求項4に記載の画像読取装置の前記記憶部に、前記読取モード毎に、前記変調周期および前記ライン周期を前記変数と対応付けて記憶させる方法であって、
前記読取モード毎に、当該読取モードで最低限必要な画素数であるミニマムライン画素数が予め決定されており、
前記変調周期は、複数の候補値が予め決定されており、
コンピュータが、
前記変調周期の複数の候補値それぞれについて、前記ミニマムライン画素数とライン調整画素数との和に1画素周期を乗じた積である前記ライン周期を、前記変調周期の当該候補値で割った値の小数部分が0.5となるような、前記ライン調整画素数を取得するステップと、
取得された前記ライン調整画素数が最も小さくなる前記変調周期の候補値と、前記ライン周期と、の組み合わせを前記記憶部に記憶させるステップと、
を実行する書込方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像読取装置および書込方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
EMI(電磁妨害)対策のために、スペクトラム拡散クロック発振器を用いる画像読取装置が知られている。当該画像読取装置は、スペクトラム拡散クロックを用いる際、周期的なノイズに起因する読取画像の画質低下の影響を低減するために、ライン周期をスペクトラム拡散クロックの変調周期の整数倍+半周期に設定することで、読取画像のムラを目立たなくする。
【0003】
特許文献1の画像読取装置では、読取解像度に応じて、ライン周期を変調周期の(整数+小数)倍の周期に設定することで、周波数変調に起因する画質低下の影響を効率的に抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-82245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の画像読取装置のように、1つのスペクトラム拡散クロックの変調周期からライン周期を決定するようにすると、読取画像のムラが抑えられるようにライン周期が設定された後に、画像読取装置に用いる読取センサを変更する要求があったとしても対応することができない場合があった。
【0006】
本開示の一態様は、読取画像のムラが抑えられるようにライン周期が設定された後に画像読取装置に用いる読取センサの変更の要求があった場合であっても、その要求に対応することができる読取装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る画像読取装置は、基準クロックを周波数変調してスペクトラム拡散クロックを生成するスペクトラム拡散クロック生成部と、前記スペクトラム拡散クロックに基づいて、ライン周期を定めるスタートパルス信号と画素クロック信号とを出力する読取制御部と、原稿の一方の面を読み取る読取センサであって、主走査方向に配列された複数の受光部を有し、前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に変位する原稿からの反射光を、前記複数の受光部により前記ライン周期毎に受光し、前記スタートパルス信号の入力に応じて前記複数の受光部のそれぞれの受光量に応じた信号を前記画素クロック信号に従って順次出力する読取センサと、制御部と、記憶部と、を備え、前記記憶部には、複数の読取モードのそれぞれに対応する変数が記憶され、前記制御部は、前記読取モードに応じて前記読取センサに原稿を読み取らせる際、当該読取モードに対応した前記変数を前記スペクトラム拡散クロック生成部に与え、前記スペクトラム拡散クロック生成部は、与えられた前記変数に基づいて、前記周波数変調の変調周期を決定する。
【0008】
上記構成によれば、読取画像のムラが抑えられるように予めライン周期が設定された後で画像読取装置に用いる読取センサを変更する要求があった場合であっても、変調周期を変更することにより、その要求に対応することができる。
【0009】
また、本開示の一態様に係る画像読取装置では、前記制御部は、前記ライン周期が、前記スペクトラム拡散クロック生成部により決定された前記変調周期の(整数+0.5)倍の周期となるように、前記読取制御部から前記スタートパルス信号と前記画素クロック信号とを出力させる。
【0010】
上記構成によれば、ライン周期がスペクトラム拡散クロック生成部により決定された変調周期の(整数+0.5)倍の周期となるように、読取制御部から前記スタートパルス信号と前記画素クロック信号とを出力させるため、読取画像のムラを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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