TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024025087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128238
出願日2022-08-10
発明の名称土留め壁
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E02D 17/04 20060101AFI20240216BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】土留め壁の容易な施工を実現する。
【解決手段】所定水平方向を水平断面での長手方向D1とする土留め壁1の設計方法であって、土留め壁1は、内面から外側に窪む凹部2aと内面から内側に突出する凸部2bが長手方向D1に交互に連続する第1土留め材2と、第1土留め材2に対して長手方向D1と直交する幅方向D2に所定距離Lを離隔し、内面から外側に窪む凹部3aと内面から内側に突出する凸部3bが長手方向D1に交互に連続する第2土留め材3と、第1土留め材2と第2土留め材3の離隔した離隔空間に配置される撹拌噴射ノズル5によって改良材を放射状に撹拌噴射する改良によって形成される内部地盤4と、を有し、改良材の撹拌噴射の際に陰となる部分を含む不改良部6を設定する不改良部設定ステップS1と、不改良部6を含む土留め壁1をモデル化することで解析をするモデル化解析ステップS2と、を有する土留め壁1の設計方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定水平方向を水平断面での長手方向とする土留め壁の設計方法であって、前記土留め壁は、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第1土留め材と、前記第1土留め材に対して前記長手方向と直交する幅方向に所定距離を離隔し、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第2土留め材と、前記第1土留め材と前記第2土留め材の離隔した離隔空間に配置される撹拌噴射ノズルによって改良材を放射状に撹拌噴射する改良によって形成される内部地盤と、を有し、前記改良材の撹拌噴射の際に陰となる部分を含む不改良部を設定する不改良部設定ステップと、前記不改良部を含む前記土留め壁をモデル化することで解析をするモデル化解析ステップと、を有する土留め壁の設計方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記不改良部設定ステップは、前記第1土留め材と前記第2土留め材の相対的な配置を前記長手方向にずらして設定することで前記内部地盤全体に対する前記不改良部の割合である不改良率を調整する土留め材配置設定ステップを有する、請求項1に記載の土留め壁の設計方法。
【請求項3】
前記不改良部設定ステップは、前記撹拌噴射ノズルが前記離隔空間に前記長手方向に沿って間隔をあけて1列に並べて配置されるように前記撹拌噴射ノズルの配置を設定するノズル配置設定ステップを有する、請求項1又は2に記載の土留め壁の設計方法。
【請求項4】
所定水平方向を水平断面での長手方向とする土留め壁の施工方法であって、前記土留め壁は、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第1土留め材と、前記第1土留め材に対して前記長手方向と直交する幅方向に所定距離を離隔し、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第2土留め材と、前記第1土留め材と前記第2土留め材の離隔した離隔空間に配置される撹拌噴射ノズルによって改良材を放射状に撹拌噴射する改良によって形成される内部地盤と、を有し、前記改良材の撹拌噴射の際に陰となる部分を含む不改良部を設定する不改良部設定ステップと、前記不改良部を含む前記土留め壁をモデル化することで解析をするモデル化解析ステップと、前記不改良部設定ステップで設定された前記不改良部が形成されるように、前記離隔空間に前記撹拌噴射ノズルを配置して前記改良材を放射状に撹拌噴射する改良ステップと、を有する土留め壁の施工方法。
【請求項5】
所定水平方向を水平断面での長手方向とする土留め壁であって、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第1土留め材と、前記第1土留め材に対して前記長手方向と直交する幅方向に所定距離を離隔し、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第2土留め材と、前記第1土留め材と前記第2土留め材の離隔した離隔空間に改良によって形成される内部地盤と、を有し、前記第1土留め材と前記第2土留め材の前記長手方向の相対的な位置が、前記凹部同士と前記凸部同士が幅方向に正対する位置からずれ、前記内部地盤が不改良部を有する土留め壁。
【請求項6】
前記土留め壁は自立土留め壁である、請求項5に記載の土留め壁。
【請求項7】
前記土留め壁は環状の水平断面形状をなす、請求項5又は6に記載の土留め壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は土留め壁に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
所定水平方向を水平断面での長手方向とする土留め壁であって、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が長手方向に交互に連続する第1土留め材と、第1土留め材に対して長手方向と直交する幅方向に所定距離を離隔し、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が長手方向に交互に連続する第2土留め材と、第1土留め材と第2土留め材の離隔した離隔空間に改良によって形成される内部地盤と、を有する土留め壁が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-168550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような土留め壁は施工が容易であることが望ましい。
【0005】
そこで本発明の目的は、土留め壁の容易な施工を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
所定水平方向を水平断面での長手方向とする土留め壁の設計方法であって、前記土留め壁は、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第1土留め材と、前記第1土留め材に対して前記長手方向と直交する幅方向に所定距離を離隔し、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第2土留め材と、前記第1土留め材と前記第2土留め材の離隔した離隔空間に配置される撹拌噴射ノズルによって改良材を放射状に撹拌噴射する改良によって形成される内部地盤と、を有し、前記改良材の撹拌噴射の際に陰となる部分を含む不改良部を設定する不改良部設定ステップと、前記不改良部を含む前記土留め壁をモデル化することで解析をするモデル化解析ステップと、を有する土留め壁の設計方法。
【0008】
[2]
前記不改良部設定ステップは、前記第1土留め材と前記第2土留め材の相対的な配置を前記長手方向にずらして設定することで前記内部地盤全体に対する前記不改良部の割合である不改良率を調整する土留め材配置設定ステップを有する、[1]に記載の土留め壁の設計方法。
【0009】
[3]
前記不改良部設定ステップは、前記撹拌噴射ノズルが前記離隔空間に前記長手方向に沿って間隔をあけて1列に並べて配置されるように前記撹拌噴射ノズルの配置を設定するノズル配置設定ステップを有する、[1]又は[2]に記載の土留め壁の設計方法。
【0010】
[4]
所定水平方向を水平断面での長手方向とする土留め壁の施工方法であって、前記土留め壁は、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第1土留め材と、前記第1土留め材に対して前記長手方向と直交する幅方向に所定距離を離隔し、内面から外側に窪む凹部と内面から内側に突出する凸部が前記長手方向に交互に連続する第2土留め材と、前記第1土留め材と前記第2土留め材の離隔した離隔空間に配置される撹拌噴射ノズルによって改良材を放射状に撹拌噴射する改良によって形成される内部地盤と、を有し、前記改良材の撹拌噴射の際に陰となる部分を含む不改良部を設定する不改良部設定ステップと、前記不改良部を含む前記土留め壁をモデル化することで解析をするモデル化解析ステップと、前記不改良部設定ステップで設定された前記不改良部が形成されるように、前記離隔空間に前記撹拌噴射ノズルを配置して前記改良材を放射状に撹拌噴射する改良ステップと、を有する土留め壁の施工方法。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社大林組
建物
19日前
株式会社大林組
支承装置
1か月前
株式会社大林組
制振建物
12日前
株式会社大林組
天井構造物
1か月前
株式会社大林組
地下貯留槽
18日前
株式会社大林組
照明システム
27日前
株式会社大林組
庇および構造物
19日前
株式会社大林組
異常検知システム
1か月前
株式会社大林組
給気照明システム
27日前
株式会社大林組
接続構造及び接続方法
24日前
株式会社大林組
接続構造及び接続方法
24日前
株式会社大林組
照明を計測するシステム
27日前
株式会社大林組
作業支援装置及び作業支援方法
19日前
株式会社大林組
照明計画の評価方法及びプログラム
27日前
株式会社大林組
切断装置及び棒状部材の切断撤去方法
24日前
株式会社大林組
有機排水浄化システム及び有機排水浄化方法
26日前
株式会社大林組
回転体設置方法およびブレードリフトアップ装置
4日前
株式会社大林組
貫入抵抗低減装置及びサクション構造体の貫入方法
4日前
株式会社大林組
水害危険度評価方法、及び、水害危険度評価システム
20日前
株式会社大林組
吊り治具
10日前
株式会社大林組
沈下解析システム、沈下解析方法及び沈下解析プログラム
13日前
株式会社大林組
接続構造、踏板ピース、螺旋階段、および、螺旋階段の組立方法
4日前
株式会社大林組
構造物形成システム、構造物形成方法及び構造物形成プログラム
1か月前
株式会社大林組
接触防止支援方法、接触防止支援システム、及び接触防止支援装置
21日前
株式会社大林組
風速分布推定装置、風速分布推定方法及び風速分布推定プログラム
26日前
株式会社大林組
ブレードリフトアップ装置
4日前
株式会社大林組
柱施工方法及び柱面合わせ治具
10日前
株式会社大林組
柱施工方法及び建て入れ調整治具
10日前
個人
杭頭接合部用部材
12日前
株式会社SKT
掘削ロッド
14日前
住友建機株式会社
電動ショベル
4日前
前澤工業株式会社
除塵機
13日前
日鉄建材株式会社
斜面安定化構造
5日前
住友建機株式会社
ショベル
11日前
個人
洪水防止堤防 又は 津波防止堤防
11日前
株式会社エスイー
対土石流構造物
11日前
続きを見る