特許ウォッチ

公開番号2024020740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-15
出願番号2022123154
出願日2022-08-02
発明の名称加工装置
出願人株式会社ディスコ
代理人個人
主分類G05B 19/18 20060101AFI20240207BHJP(制御;調整)
要約【課題】加工装置のメンテナンスにおける作業環境を改善するための新規な構成を提案する。
【解決手段】被加工物を加工する加工装置であって、加工室内において動作する可動ユニットと、該加工装置に情報を入力するための入力ユニットと、該加工装置のメンテナンス作業を行う際のメンテナンス画面を表示する表示ユニットと、警報発信ユニットと、該可動ユニットと、該入力ユニットと、該表示ユニットと、該警報発信ユニットと、を制御するコントローラと、を備え、該コントローラは、該メンテナンス画面において、該可動ユニットを移動させる操作がされてから該可動ユニットが移動を開始する前に、該警報発信ユニットから警報を発するように制御し、該警報は、音と光と、を含む、加工装置とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
被加工物を加工する加工装置であって、
加工室内において動作する可動ユニットと、該加工装置に情報を入力するための入力ユニットと、
該加工装置のメンテナンス作業を行う際のメンテナンス画面を表示する表示ユニットと、
警報発信ユニットと、
該可動ユニットと、該入力ユニットと、該表示ユニットと、該警報発信ユニットと、を制御するコントローラと、を備え、
該コントローラは、
該メンテナンス画面において、該可動ユニットを移動させる操作がされてから該可動ユニットが移動を開始する前に、該警報発信ユニットから警報を発するように制御し、
該警報は、音と、光と、を含む、加工装置。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
該警報は、該可動ユニットが移動を開始した後も継続される、
ことを特徴とする請求項１に記載の加工装置。
【請求項３】
該警報発信ユニットは、該加工室内に設けられる内部警報灯を含む、
ことを特徴とする請求項２に記載の加工装置。
【請求項４】
該可動ユニットを移動させる操作がされてから該可動ユニットが移動を開始するまでの時間を、任意に設定可能に構成される、
ことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか一項に記載の加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、被加工物を加工する加工装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、加工装置、切削装置、レーザ加工装置等の加工装置において、被加工物を保持する保持ユニット、被加工物に加工を施す加工ユニット、加工装置に供給された被加工物を保持ユニットへ搬送させる搬送ユニットを備える構成が知られており、保持ユニットを加工ユニットに対して相対移動させつつ被加工物に各種加工が施される。
【０００３】
加工装置の各種の可動部に作業者が触れることがないように、可動部は加工装置のカバー内部に配置され、加工時にカバーの開閉部が開かないようインターロック機構が設けられている。
【０００４】
そして、加工装置の装置点検や搬送ユニットの搬送位置の調整等のメンテナンスを行う際には、インターロック機構を解除してカバーの開閉部を開き、作業者が加工装置の操作のための入力ユニットに動作指令を入力し、可動部を動作させつつ調整や点検が行なわれる。
【０００５】
このようなメンテナンスに関連し、特許文献１では、メンテナンスの履歴を容易に参照するための管理方法について提案をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１９－１２４９８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
メンテナンスの際に、入力ユニットで動作指令を入力しつつ加工装置の内部を見て調整や点検といったメンテナンスを行うことは、特に経験の浅い作業者には難しいものとなる。また、同一の加工装置について複数人で同時にメンテナンスをする場合には、作業者同士で互いの連携をとる必要がある。
【０００８】
例えば、ある作業者が特定の作業をしている際に、他の作業者が別の作業を並行して行うような場合には、各作業者は他の作業者の作業に注意を払いながら作業をせねばならず、心理的な負担が大きいものであった。
【０００９】
また、例えば、可動部を動作させる際に他の作業者に口頭や身振りで事前に伝えて安全を確保するなど、自分以外の他の作業者に注意を促すことに多大な労力を割いていた。
【００１０】
本発明は以上の問題に鑑み、加工装置のメンテナンスにおける作業環境を改善するための新規な構成を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許