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公開番号2024009668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-23
出願番号2022111361
出願日2022-07-11
発明の名称衣料
出願人国立大学法人大阪大学,帝人フロンティア株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61B 5/256 20210101AFI20240116BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体信号を検出可能な衣料であって、激しい動作時も過度な押し付け圧をかけずに安定的に所望とする生体の電気信号、特に心電信号が明瞭に得られる衣料を提供する。
【解決手段】生体信号を検出可能な衣料であって、身生地、該身生地よりも高伸縮構造を有する編地部、該編地部に固定されたシート状電極、および導線部を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体信号を検出可能な衣料であって、身生地、該身生地よりも高伸縮構造を有する編地部、該編地部に固定されたシート状電極、および導線部を含むことを特徴とする衣料。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記編地部が蛇腹状の構造を有する、請求項1に記載の衣料。
【請求項3】
前記シート状電極が、導電繊維と単繊維径1μm以下の非導電繊維とを含む、請求項1に記載の衣料。
【請求項4】
前記非導電繊維がポリエステル繊維からなる、請求項3に記載の衣料。
【請求項5】
前記導線部が、導電部と絶縁体部とを含む、請求項1に記載の衣料。
【請求項6】
前記絶縁体部がポリエステル繊維を含む、請求項5に記載の衣料。
【請求項7】
前記シート状電極と前記導線部との接続部が絶縁シートで被覆してなる、請求項1に記載の衣料。
【請求項8】
前記シート状電極と前記編地部との間に、クッション材が介在している、請求項1に記載の衣料。
【請求項9】
前身頃と後身頃とを有し、かつ、前記シート状電極を2個以上含む衣料であり、
2個の前記シート状電極が、前記前身頃の袖ぐりの最下点から裾ラインを結ぶ直線に対して、中央より上部に位置し、かつ前記前身頃を左右均等に分割する中央線と左右両端の脇線の中点に対して脇線側に位置する、請求項1~8のいずれか1項に記載の衣料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣料に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、心電図や筋電図等のデータ採取を対象者に対して行う場合に使用する電極付き衣料が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-158709号公報
特開2017-082361号公報
特開2020-146336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の生体信号を検出可能な衣料では、スポーツなどの激しい動作時に、シート状電極と皮膚との接触状態の変化により電気的ノイズが発生し明瞭な生体信号が得られないことがあった。
その為、日常的な使用においては、銀等の導電素材を含浸させたゴム等を身体に接触させることで長時間の生体信号計測を行う方法が選択されている。この方法においては、汗や動き等で電極部がずれないように、一定以上の押し付け圧を電極と身体との間に発生させなければならず、これら押し付け圧を発生させる為に身体を締め付ける構造となっている。この構造は、呼吸の妨げや、スポーツにおけるパフォーマンスの低下、日常生活における血中酸素濃度等の低下の要因となるおそれがあった。
【0005】
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、生体信号を検出可能な衣料であって、激しい動作時も過度な押し付け圧をかけずに安定的に所望とする生体の電気信号、特に心電信号が明瞭に得られる衣料を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。かくして、本発明によれば、以下の発明が提供される。
1.生体信号を検出可能な衣料であって、身生地、該身生地よりも高伸縮構造を有する編地部、該編地部に固定されたシート状電極、および導線部を含むことを特徴とする衣料。
2.前記編地部が蛇腹状の構造を有する、上記1に記載の衣料。
3.前記シート状電極が、導電繊維と単繊維径1μm以下の非導電繊維とを含む、上記1または2に記載の衣料。
4.前記非導電繊維がポリエステル繊維からなる、上記3に記載の衣料。
5.前記導線部が、導電部と絶縁体部とを含む、上記1~4のいずれかに記載の衣料。
6.前記絶縁体部がポリエステル繊維を含む、上記5に記載の衣料。
7.前記シート状電極と前記導線部との接続部が絶縁シートで被覆してなる、上記1~6のいずれかに記載の衣料。
8.前記シート状電極と前記編地部との間に、クッション材が介在している、上記1~7のいずれかに記載の衣料。
9.前身頃と後身頃とを有し、かつ、前記シート状電極を2個以上含む衣料であり、2個の前記シート状電極が、前記前身頃の袖ぐりの最下点から裾ラインを結ぶ直線に対して、中央より上部に位置し、かつ前記前身頃を左右均等に分割する中央線と左右両端の脇線の中点に対して脇線側に位置する、上記1~8のいずれかに記載の衣料。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、激しい動作時も安定的に所望とする生体の電気信号、特に心電信号が明瞭に得られる衣料が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の衣料の一例における前身頃の内側(生体側)を示す概略図である。
本発明の衣料の一例における後身頃の内側(生体側)を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は下記実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する場合、当該実施形態の構成は図面に示された構成に限定されない。また、各図における部材等の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
【0010】
本発明は、生体信号を検出可能な衣料であって、身生地、該身生地よりも高伸縮構造を有する編地部(以下、単に「編地」ということもある。)、該編地部に固定されたシート状電極、および導線部を含むことを特徴とする衣料である。
(【0011】以降は省略されています)

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