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公開番号2024003650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022102938
出願日2022-06-27
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/18 20060101AFI20240105BHJP(車両一般)
要約【課題】展開膨張時におけるラップエアバッグの左右方向の揺動を抑えることが可能な乗員保護装置を提供する。
【解決手段】乗員保護装置Sは、シートベルト7と、ラップエアバッグ装置SAと、一対のサイドエアバッグ装置SB1,SB2とを備えている。ラップエアバッグ装置SAは、乗員MPの腰部を拘束するラップベルト10の領域に配置されたラップエアバッグ25を有し、ラップエアバッグ25を乗員MPの上半身を保護可能に膨張させる。サイドエアバッグ装置SB1,SB2は、ラップエアバッグ25のバック本体26の左側方および右側方にそれぞれサイドエアバッグ71を配置して、側方視において膨張したラップエアバッグ25のバック本体26とオーバラップするようにサイドエアバッグ71を膨張させ、サイドエアバッグ71とラップエアバッグ25のバック本体26との接触によりラップエアバッグ25の膨張時における左右方向の揺動を規制する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
シートベルトと、
該シートベルトにおいて装着時に前記乗員の腰部を拘束するラップベルトの領域に配置されたラップエアバッグを有し、該ラップエアバッグを前記乗員の上半身を保護可能に膨張させるラップエアバッグ装置と、
前記ラップエアバッグの左側方および右側方にそれぞれ配置された揺動規制用のエアバッグを有し、側方視において膨張した前記ラップエアバッグのバッグ本体とオーバラップするように前記エアバッグを膨張させ、該エアバッグと前記ラップエアバッグのバッグ本体との接触により前記ラップエアバッグの膨張時における左右方向の揺動を規制する一対の揺動規制用エアバッグ装置と、を備えた乗員保護装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記揺動規制用エアバッグ装置は、膨張完了時において、前記シートに着座した乗員の腰部を受け止め可能な腰部保護部および/または前記乗員の胸部を受け止め可能な胸部保護部を備えたサイドエアバッグ装置で構成されている、請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記サイドエアバッグ装置のエアバッグは、膨張完了時に低圧膨張室と該低圧膨張室よりも内圧が高い高圧膨張室とを備える構成とされ、前記高圧膨張室が形成される部位を前記ラップエアバッグと接触させる、請求項2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記サイドエアバッグ装置のエアバッグにおいては、前記高圧膨張室に膨張用ガスが優先的に供給されるようにインフレーターが配設されるとともに、
前記高圧膨張室と前記低圧膨張室とを区画する区画壁に、前記高圧膨張室に向けて筒状形態で延びる連通路が形成され、前記連通路はその周壁部が前記高圧膨張室の内圧を受けて相互に圧接されて、前記高圧膨張室から前記低圧膨張室への膨張用ガスの流出を抑制する逆止弁として機能する、請求項3に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、シートベルトにおいて装着時に乗員の腰部を拘束するラップベルトの領域に配置されるラップエアバッグを備える構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。この乗員保護装置では、前面衝突時、インフレーターで発生させた膨張用ガスをラップエアバッグ内に導入し、ラップエアバッグをラップベルトから前上方に向けて膨張させることで、乗員の上半身の保護が図られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-66425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された乗員保護装置では、インフレーターで発生させた膨張用ガスがシートの左右方向片側(具体的にはシートの左側)からラップエアバッグ内(詳しくは、展開膨張するバッグ本体内)に導入されため、バッグ本体は展開膨張時に左右方向に揺動し易く、その結果、膨張完了後のバッグ本体が本来の位置からずれてしまう懸念があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するものであり、展開膨張時におけるラップエアバッグの左右方向の揺動を抑えることが可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
シートベルトと、
該シートベルトにおいて装着時に前記乗員の腰部を拘束するラップベルトの領域に配置されたラップエアバッグを有し、該ラップエアバッグを前記乗員の上半身を保護可能に膨張させるラップエアバッグ装置と、
前記ラップエアバッグの左側方および右側方にそれぞれ配置された揺動規制用のエアバッグを有し、側方視において膨張した前記ラップエアバッグのバッグ本体とオーバラップするように前記エアバッグを膨張させ、該エアバッグと前記ラップエアバッグのバッグ本体との接触により前記ラップエアバッグの膨張時における左右方向の揺動を規制する一対の揺動規制用エアバッグ装置と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の乗員保護装置によれば、前記ラップエアバッグが展開膨張時に左右何れの方向に揺動した場合でも、ラップエアバッグの側方に設けられた揺動規制用のエアバッグとの接触によりその揺動を抑えることができる。
【0008】
ここで前記揺動規制用エアバッグ装置は、膨張完了時において、前記シートに着座した乗員の腰部を受け止め可能な腰部保護部および/または前記乗員の胸部を受け止め可能な胸部保護部を備えたサイドエアバッグ装置で構成することができる。
【0009】
また本発明の乗員保護装置は、前記サイドエアバッグ装置のエアバッグを、膨張完了時に低圧膨張室と該低圧膨張室よりも内圧が高い高圧膨張室とを備える構成とし、前記高圧膨張室が形成される部位を前記ラップエアバッグと接触させることができる。
このように高圧膨張室が形成される部位をラップエアバッグと接触させるようにすることで、揺動を規制する効果を高めることができる。
【0010】
ここで、前記サイドエアバッグ装置のエアバッグにおいては、前記高圧膨張室に膨張用ガスが優先的に供給されるようにインフレーターを配設するとともに、
前記高圧膨張室と前記低圧膨張室とを区画する区画壁に、前記高圧膨張室に向けて筒状形態で延びる連通路を形成し、前記連通路を、その周壁部が前記高圧膨張室の内圧を受けて相互に圧接されて、前記高圧膨張室から前記低圧膨張室への膨張用ガスの流出を抑制する逆止弁として機能するように構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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