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公開番号2023163943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-10
出願番号2022075191
出願日2022-04-28
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20231102BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ロック機構に意図しない過大な外力が及んでもロック機構の機能が損なわれることを抑制できるコネクタを提供すること。
【解決手段】ハウジング1は、ハウジング本体10とロック機構20とを備える。ロック機構20は、組付方向一方側に延びるロックアーム21と、ロックアーム21の先端部に繋がって組付方向他方側に延びる解除アーム24とを有する。解除アーム24は、揺動支点部24aと、操作部25と、複数の係合部26,28とを有する。ハウジング本体10に近付く向きへの操作部25の移動が、ハウジング本体10に当接した揺動支点部24aを中心に解除アーム24を揺動させ、且つ、ハウジング本体10から離れる向きへの操作部25の移動が、複数の係合部26,28と、ロックアーム21又はハウジング本体10が有する複数のめくれ防止部18,27との係合によって、規制される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
相手側ハウジングに所定の組付方向に沿って組み付けられることになるハウジング本体と、前記相手側ハウジングとの組付状態の保持及び解除を切り替え可能なロック機構と、を有するハウジングを備えるコネクタであって、
前記ロック機構は、
前記ハウジング本体から延出して前記組付方向の一方側に向けて延びる片持ち梁状のロックアームと、前記ロックアームの先端部に繋がって前記組付方向の他方側に向けて前記ロックアームに沿うように延びる解除アームと、を有し、
前記解除アームは、
前記ハウジング本体に向かい合う揺動支点部と、前記揺動支点部よりも前記組付方向の他方側に位置する操作部と、前記組付方向において異なる箇所に位置する複数の係合部と、を有するとともに、前記ハウジング本体に近付く向きへの前記操作部の移動が、前記ハウジング本体に当接した前記揺動支点部を中心に当該解除アームを揺動させ、且つ、前記ハウジング本体から離れる向きへの前記操作部の移動が、前記複数の前記係合部と前記ロックアーム又は前記ハウジング本体が有する複数のめくれ防止部との干渉によって規制される、ように構成される、
コネクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記複数の前記係合部として、
前記揺動支点部よりも前記組付方向の他方側に配置される第1係合部と、
前記揺動支点部よりも前記組付方向の一方側に配置される第2係合部と、を有する、
コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記複数の前記めくれ防止部として、
前記第1係合部に係合する第1めくれ防止部を前記ハウジング本体に有し、
前記第2係合部に係合する第2めくれ防止部を前記ロックアームに有する、
コネクタ。
【請求項4】
請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記複数の前記めくれ防止部として、
前記第1係合部に係合する第1めくれ防止部を前記ハウジング本体に有し、
前記第2係合部に係合する第2めくれ防止部を前記ハウジング本体に有する、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ロック機構を有するハウジングを備えたコネクタが提案されている。ハウジングのロック機構は、片持ち梁状のロックアームとロックアームに連結された解除アームとを有している。ロックアームと解除アームとは連結部で連結されており、解除アームの自由端部には操作部が設けられている。コネクタが相手側コネクタと嵌合されるとき、ロックアームが相手側コネクタを構成する相手側ハウジングの突起部に係合することにより、コネクタと相手側コネクタとが組み付けられた状態が保持される。即ち、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合状態が保持される。また、解除アームの操作部を嵌合解除向きに操作することにより、ハウジングと相手側ハウジングの組付状態が解除されて、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合状態が解除される(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-195126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のコネクタでは、ハウジングの保護壁に、めくれ防止突起が設けられており、解除アームに、係止突起が設けられている。コネクタが運搬等で取り扱われる際、コネクタから引き出されている電線が解除アームの操作部に引っ掛かったり、周囲の部材が解除アームの操作部に当接したりすることに起因して、解除アームの操作部に外力が及び、解除アームの操作部が嵌合解除向き(ハウジングの本体に近づく向き)とは逆向きに持ち上がり、解除アームがめくれ上がろうとする場合がある。このような場合であっても、めくれ防止突起と係止突起が係合(干渉)することにより、解除アームのめくれ上りが規制される。
【0005】
しかし、解除アームの操作部に意図しない過大な外力が及んだ際には、めくれ防止突起及び係止突起の少なくとも一方に変形が生じる等の理由から、めくれ防止突起と係止突起が係合(干渉)状態を維持できなくなる可能性がある。めくれ防止突起と係止突起との係合(干渉)状態を維持できなくなると、ロックアームと解除アームとの連結部分に応力が集中し、連結部に亀裂が生じることや連結部が塑性変形することにより、ロック機構の本来の機能が損なわれる虞がある。例えば、コネクタと相手側コネクタの嵌合時にハウジングと相手側ハウジングとの組付状態を保持する機能や、組付状態を解除する機能を、ロック機構が十分に発揮できなくなることが懸念される。
【0006】
本発明の目的の一つは、ロック機構に意図しない過大な外力が及んでもロック機構の機能が損なわれることを抑制できるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、以下を特徴としている。
【0008】
相手側ハウジングに所定の組付方向に沿って組み付けられることになるハウジング本体と、前記相手側ハウジングとの組付状態の保持及び解除を切り替え可能なロック機構と、を有するハウジングを備えるコネクタであって、
前記ロック機構は、
前記ハウジング本体から延出して前記組付方向の一方側に向けて延びる片持ち梁状のロックアームと、前記ロックアームの先端部に繋がって前記組付方向の他方側に向けて前記ロックアームに沿うように延びる解除アームと、を有し、
前記解除アームは、
前記ハウジング本体に向かい合う揺動支点部と、前記揺動支点部よりも前記組付方向の他方側に位置する操作部と、前記組付方向において異なる箇所に位置する複数の係合部と、を有するとともに、前記ハウジング本体に近付く向きへの前記操作部の移動が、前記ハウジング本体に当接した前記揺動支点部を中心に当該解除アームを揺動させ、且つ、前記ハウジング本体から離れる向きへの前記操作部の移動が、前記複数の前記係合部と前記ロックアーム又は前記ハウジング本体が有する複数のめくれ防止部との干渉によって規制される、ように構成される、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコネクタによれば、ロック機構を構成する解除アームの操作部が、ハウジング本体に近付く向きへ移動すると、解除アームの揺動支点部を中心に解除アームが揺動する。この揺動により、解除アームに繋がるロックアームがハウジング本体から離れる向きに変位し、組付状態の解除(即ち、組付状態の保持及び解除の切り替え)を行うことができる。これに対し、意図しない過大な外力が操作部に及んだ場合等において、操作部がハウジング本体から離れる向きへ移動しようとすると、複数の係合部と複数のめくれ防止部とがそれぞれ係合(干渉)する。これにより、解除アームがそのような向きへ移動すること(即ち、めくれ上がり)が抑制されるとともに、操作部に及んだ外力が複数個所に分散されることで、過大な外力が及んだとしても係合部とめくれ防止突起との係合(干渉)状態が維持できなくなることを抑制できる。したがって、本構成のコネクタでは、ロック機構に意図しない過大な外力が及んでもロック機構の機能が損なわれることを抑制できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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