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公開番号2023160242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-02
出願番号2022070452
出願日2022-04-22
発明の名称散布用容器
出願人株式会社ウエ・ルコ
代理人
主分類B65D 47/32 20060101AFI20231026BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
固形薬剤を希釈、混合することに優れ繰り返し使用できる散布用容器を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、固形薬剤100を液体と混合製品にするための容器に関し、容器本体1には第1の開口部2および第2の開口部3を備え、第1の開口部2は上部に配置されており、濾過装置10を収納可能とし、濾過装置10には複数の固形薬剤100が密着しないように、仕切り14が配置されており、第1の開口部2は蓋部4により螺着され、蓋部4と連結した閉鎖部材により濾過装置10内に固形薬剤100の収納空間15を確定することができる。散布可能な排水部となる第2の開口部3は先端に開閉可能な樹脂製のヒンジキャップ20が取り付けられ、キャップカバー22による閉鎖面24には、シャワー状に散布するための噴出穴25および空気導入穴26が形成され、空気導入穴26から容器内部に廷出した管状の空気導入路27が伸びている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体と、該容器本体内に収納される濾過装置を備え、前記容器本体は、前記濾過装置を容器内に収納可能とする第1の開口部と、散布のための第2の開口部と、前記第1の開口部を塞ぐための蓋部を備え、前記濾過装置は、第1の通水部を有し且つ固形薬剤を配置するための濾過装置本体と、固形薬剤の収納空間を確定する閉鎖部とを備えたことを特徴とする散布用容器。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記濾過装置の前記装置本体は、有底筒状を有し、該有底筒状の底部及び/又は筒部には前記第1の通水部を備えたものとし、当該装置本体の上部開口には、前記蓋部と前記第1の開口部によって挟持される鍔部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の散布用容器。
【請求項3】
前記濾過装置の前記装置本体の前記底部には、複数の固形薬剤を分離して収納するための仕切りを備えたことを特徴とする請求項2に記載の散布用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形薬剤を希釈、混合して散布するための散布用容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から除草剤などの散布容器として、特許文献1に開示されるように、使用濃度に適した除草剤や農薬などの薬剤を充填し、使用時に開封し容器から直接シャワー状に散布することができるプラスチック製の容器が公知である。
特許文献2では希釈タイプとして濃縮された除草剤などの薬剤を使用時に使用量を別途容器に計量して水と混合し希釈して使用される。
特許文献3には、農薬用薬品例えば農薬組成物を含有する水溶性又は、水分散性パッケージについて水に溶かし希釈することを前提としたパッケージ方法が公知になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平3―81867
特表平5-501254
特表平6-506173
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、環境保護の観点より、液体洗剤などを収容する容器に関しては、液体を使い切ったのちに廃棄するのではなく、液体を詰め替えることにより、プラスチック資源の再利用、ゴミの排出の削減をすることが、一般的になっている。このように詰め替えを可能にすることは、家庭用で使用される除草剤や農薬を収容する容器に関しても望まれている。
【0005】
特許文献1は従来公知の除草剤や農薬などの薬剤を収納される容器である。薬剤を詰め替えて繰り返し容器を使うことで不要なプラスチックの廃棄量を削減することが可能である。しかし、シャワー状に流出するための中栓が本体容器に嵌め込まれており容易に取り外しができない構造となっている。このため、固形薬剤を希釈して使用する場合には、固形薬剤の溶け残りが生じて中栓を詰まらせると、散布に支障を生じ、対処しがたいものとなっていた。
【0006】
特許文献2のように濃縮された薬剤は、梱包形態を小さくすることで運送コストの削減することが可能であるが、一方で除草剤や農薬などの薬剤の濃縮物質は毒性が高いものもあり、一般的に吹込成型プラスチック容器に入れて供給され、散布容器に計量した薬剤と水を混合するが、このような方法では混合工程でこぼれやすい。濃縮薬剤が人に接触しないように十分に注意しなくてはならないため安全性の高い包装形態が必要となる。
【0007】
特許文献3のように薬剤を水溶性又は、水分散性パッケージに封入した製造方法にすることで、安全性が高く計量が容易な薬剤を得ることができる。しかしながら、薬剤を水に入れ溶け出すまで10分未満ではあるが時間を要する場合がある。さらに、このような薬剤を噴霧器や散布器などに入れて溶かした場合、水溶性又は、水分散性パッケージの溶け残りが発生した際に散布時のつまりの原因となる恐れがある。
【0008】
本発明は、固形薬剤の溶け残りによるつまりを防ぎ、固形薬剤の溶解時間を短くし即時散布でき、洗浄することで繰り返し使用可能な散布用容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、容器本体と、該容器本体内に収納される濾過装置を備え、前記容器本体は、前記濾過装置を容器内に収納可能とする第1の開口部と、散布のための第2の開口部と、前記第1の開口部を塞ぐための蓋部を備え、前記濾過装置は、第1の通水部を有し且つ固形薬剤を配置するための濾過装置本体と、濾過装置本体内の収納空間を確定する閉鎖部材とを備えたことを特徴とする散布用容器とすることで上記課題を解決するための手段とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、濾過装置を備えることによって、固形薬剤の溶け残りによるつまりを防ぎ、濾過装置が固形薬剤を配置する収納空間と第1の通水部を有することによって、固形薬剤の溶解時間を短くし即時散布でき、洗浄することで繰り返し使用可能な散布用容器が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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