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公開番号2023157594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-26
出願番号2022067596
出願日2022-04-15
発明の名称船舶
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63B 11/04 20060101AFI20231019BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】上部構造の燃料タンクに対向する側の防火性能を確保することによるコスト増加を抑制する。
【解決手段】船舶は、一対の舷側、及び上甲板を有する船体と、上甲板からさらに上方に向かって延び、居住区を有する上部構造と、上甲板における上部構造に対して舷側側に配置された燃料タンクと、燃料タンクと上部構造との間に設けられた隔壁と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一対の舷側、及び上甲板を有する船体と、
前記上甲板からさらに上方に向かって延び、居住区を有する上部構造と、
前記上甲板における前記上部構造に対して少なくとも一方の前記舷側側に配置された燃料タンクと、
前記燃料タンクと前記上部構造との間に設けられた隔壁と、
を備える船舶。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記燃料タンクは、前記上部構造に対して、一方の前記舷側側と、他方の前記舷側側とにそれぞれ配置されている
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記隔壁は、前記燃料タンクにおいて前記上部構造に対向する側を覆うように形成されている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
前記隔壁は、
前記上甲板から上方に延びる第一隔壁部と、
前記第一隔壁部の上端から上方に向かって前記燃料タンク側に傾斜する第二隔壁部と、を備える
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項5】
前記燃料タンクは、
タンク本体と、
前記上甲板上に設けられ、前記タンク本体を下方から支持する架台と、を備え、
前記隔壁は、前記架台に接続されている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項6】
前記隔壁の上縁部は、前記燃料タンクの一部に接続されている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項7】
前記隔壁と前記上部構造との間に、前記船体の船首尾方向に延びる通路が形成されている
請求項1又は2に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、船体の船尾部の上甲板上に、燃料タンクを備えた構成の船舶が開示されている。この特許文献1の燃料タンクは、船舶を航行させる推進力を発揮する主機等の燃料となる液化ガスを収容しており、居住区を有する上部構造に対し、船尾側に上甲板上に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6966661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、燃料タンクに収容する液化ガスが、例えばアンモニア等である場合、上部構造の少なくとも燃料タンクに対向する側を、所定の防火設備要件を満たす構造とする必要がある。しかしながら、防火設備要件を満たす構造とするにはコストがかかり、また、防火設備要件を満たす構造とするのが困難になる場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、上部構造の燃料タンクに対向する側の防火性能を確保することによるコスト増加を抑制できる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、上部構造と、燃料タンクと、隔壁と、を備える。前記船体は、一対の舷側、及び上甲板を有する。前記上部構造は、前記上甲板からさらに上方に向かって延び、居住区を有する。前記燃料タンクは、前記上甲板における前記上部構造に対して少なくとも一方の前記舷側側に配置されている。前記隔壁は、前記燃料タンクと前記上部構造との間に設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の船舶によれば、上部構造の燃料タンクに対向する側の防火性能を確保することによるコスト増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の船尾側の平面図である。
本開示の実施形態に係る船舶を船尾側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る船舶について、図1~図3を参照して説明する。
(船舶の全体構成)
図1~図3に示すように、この実施形態の船舶1は、船体2と、上部構造7と、燃料タンク10A,10Bと、隔壁20A,20Bと、を主に備えている。船舶1の船種は、特定のものに限られない。船舶1の船種は、例えば、液化天然ガス(LNG)、二酸化炭素、アンモニア等の液化ガスの運搬船等を例示できる。
【0010】
船体2は、その外殻をなす、一対の舷側3A,3Bと、船底4と、上甲板5と、を有している。舷側3A,3Bは、左右舷側をそれぞれ形成する一対の舷側外板を有する。船底4は、これら舷側3A,3Bを接続する船底外板を有する。これら一対の舷側3A,3B及び船底4により、船体2の外殻は、船体2の船首2aと船尾2bとを結ぶ方向である船首尾方向FAに直交する断面において、U字状を成している。船体2は、その内部に、上甲板5、底部甲板6を含む、複数層の甲板を備えている。上甲板5は、最上層に配置される全通甲板である。上甲板5は、外部に露出している。
(【0011】以降は省略されています)

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