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公開番号2023125087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-07
出願番号2022029019
出願日2022-02-28
発明の名称船外機および船舶
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B63H 20/32 20060101AFI20230831BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】船外機の外観デザインへの影響や破損のおそれを抑えつつ、容易にエンジンカバーをアンダーカバーにロックさせる。
【解決手段】船外機1は、エンジン2と、該エンジン2を収容する収容空間3aを形成するエンジン収容カバー3と、を備える。エンジン収容カバー3は、エンジン2を収容するアンダーカバー31と、エンジン2の上部を覆うようにアンダーカバー31に取り付けられるエンジンカバー32と、収容空間3aに面してアンダーカバー31とエンジンカバー32との接続部33に設けられ、エンジンカバー32をアンダーカバー31に固定する複数のロック部7と、を備える。複数のロック部7は、単一のロック操作により同時にロックするように設けられた連動機構73を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、該エンジンを収容する収容空間を形成するエンジン収容カバーと、を備える船外機であって、
前記エンジン収容カバーは、前記エンジンを収容するアンダーカバーと、前記エンジンの上部を覆うように前記アンダーカバーに取り付けられるエンジンカバーと、前記収容空間に面して前記アンダーカバーと前記エンジンカバーとの接続部に設けられ、前記エンジンカバーを前記アンダーカバーに固定する複数のロック部と、を備え、
前記複数のロック部は、単一のロック操作により同時にロックするように設けられた連動機構を有する、ことを特徴とする船外機。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載の船外機において、
前記複数のロック部は、第1ロック部と、第2ロック部と、を含み、
前記第1ロック部は、前記エンジン収容カバーに設けられた開口部を介して挿入される工具により操作される操作部を有し、
前記連動機構は、前記操作部の操作を前記第2ロック部に伝達する伝達部を有し、前記操作部が操作されて前記第1ロック部が非ロック状態からロック状態に移行するとき、前記伝達部を介して前記第2ロック部が非ロック状態からロック状態に移行するように設けられ、
前記第1ロック部は、前記第2ロック部よりも前記エンジン収容カバーの前後方向における前方側に設けられる、ことを特徴とする船外機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の船外機において、
前記複数のロック部それぞれは、回転自在に構成され、前記連動機構が接続される係合部と、該係合部と係合可能に構成される被係合部とを有し、
前記係合部は前記アンダーカバーに回転自在に取り付けられ、前記被係合部は前記エンジンカバーに固定される、ことを特徴とする船外機。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の船外機において、
前記複数のロック部は、前記接続部に沿って前記船外機の左舷側および右舷側に設けられ、
前記左舷側に設けられる前記複数のロック部と、前記右舷側に設けられる前記複数のロック部とでは、設けられる数が異なる、ことを特徴とする船外機。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の船外機において、
前記複数のロック部は、前記接続部に沿って周方向に設けられ、
前記エンジン収容カバーの前後方向における後方側に設けられる前記ロック部の数は、前方側に設けられる前記ロック部の数よりも多い、ことを特徴とする船外機。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の船外機において、
前記複数のロック部は、前記連動機構と独立して、前記ロック操作により単独で作動する単独ロック部を含む、ことを特徴とする船外機。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の船外機と、該船外機が取り付けられる船体とを備えることを特徴とする船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船外機およびこれを備える船舶に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、船外機のエンジン収容カバーは、搭載されるエンジンのメンテナンスや調整を行う必要性から、エンジンが支持される下側のアンダーカバーと、アンダーカバーに支持されたエンジンを覆う上側のエンジンカバーとに分割して構成される。このように分割されたエンジンカバーをアンダーカバーに固定させるロック部として、レバー式のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-296999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載のレバー式のロック部は、露出して設けられることから船外機の外観デザインに影響を及ぼしやすく、接触による破損等のおそれもある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、エンジンと、エンジンを収容する収容空間を形成するエンジン収容カバーと、を備える船外機である。エンジン収容カバーは、エンジンを収容するアンダーカバーと、エンジンの上部を覆うようにアンダーカバーに取り付けられるエンジンカバーと、収容空間に面してアンダーカバーとエンジンカバーとの接続部に設けられ、エンジンカバーをアンダーカバーに固定する複数のロック部と、を備える。複数のロック部は、単一のロック操作により同時にロックするように設けられた連動機構を有する。
【0006】
本発明の他の態様である船舶は、上記船外機と、この船外機が取り付けられる船体と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、船外機の外観デザインへの影響や破損のおそれを抑えつつ、容易にエンジンカバーをアンダーカバーにロックさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る船外機が搭載された船舶の斜視図。
本実施形態に係る船外機内部の要部構成を破線で示した船外機の側面図。
エンジン収容カバーの収容空間に面してエンジンカバーとアンダーカバーとの接続部に設けられる複数のロック部を示す斜視図。
第1ロック部を説明するための側面図。
図4Aの第1ロック部の正面図。
連動機構により連動する第1ロック部および第2ロック部のロック状態と非ロック状態とを示す側面図。
アンダーカバーに設けられた開口部を介して挿入される工具により操作される第1ロック部の操作部を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図6を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る船外機1が搭載された船舶100の斜視図である。なお、以下では、便宜上、図示のように前後方向(推進方向)、左右方向および上下方向を定義し、この定義に従い各部を説明する。
【0010】
図1に示すように、船舶100は、船体101と、船体101の船尾に取り付けられる船外機1とを有し、操船者の操作に応じて駆動する船外機1の動力により、船体101が推進するように構成される。船体101の操縦席102の前方には、操船者によって回転操作可能なステアリングホイール103と、操船者によってシフト操作可能なシフトレバー(シフト・スロットルレバー)104とが設けられる。シフトレバー104は、中立位置から前進方向または後進方向にシフト操作可能に構成され、操船者の操作に応じて中立から前進または後進への切り替え指示と、エンジン回転数の調整指示と、を入力する。
(【0011】以降は省略されています)

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