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公開番号2024068346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178721
出願日2022-11-08
発明の名称車体下部構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240513BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】簡易な構成で側突によるフロアパネルの変形から保護対象部品を保護することが可能な車体下部構造を提供する。
【解決手段】フロアパネル2は、燃料タンク1の上方に配置され、燃料タンク1に対応する位置に開口部としての点検口9を有するフロアパネル2と、前後方向に延設され、フロアパネル2の車幅方向の端部2aを支持するサイドシル4と、を備える。フロアパネル2の上面2bには補強部材5が備えられ、点検口9とサイドシル4との間で車幅方向に延設されて取付られている。フロアパネル2は、前後方向で補強部材5に対応する位置であってサイドシル4に隣接する位置に下向きに凹む凹溝部7を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
部品の上方に配置され、前記部品に対応する位置に開口部を有するフロアパネルと、
前後方向に延設され、前記フロアパネルの車幅方向の端部を支持するサイドシルと、
前記フロアパネルの上面に取り付けられ、前記開口部と前記サイドシルとの間で車幅方向に延設された補強部材と、を備え、
前記フロアパネルは、前後方向で前記補強部材に対応する位置であって前記サイドシルに隣接する位置に、下向きに凹む凹溝部を有する、
ことを特徴とする車体下部構造。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記補強部材は、前記サイドシル側の端部から前記開口部側に向かうにつれて高くなるように傾斜している、
ことを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。
【請求項3】
前記開口部は、平面視で略円形を呈し、
前記補強部材は、前記開口部の車幅方向の間隔が最も大きくなる位置に隣接して設置されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体下部構造。
【請求項4】
前記補強部材の前記サイドシル側の端部は、前記凹溝部よりも車幅方向内側で前記フロアパネルに接合されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体下部構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体下部構造としては、フロアパネルの下側に燃料タンク(部品)が配置され、燃料タンクの上方位置にメンテナンスホール(フロア開口部)が形成されているものが知られている(例えば特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6923597号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の車体下部構造などでは、側突によって変形したフロアパネルが燃料タンクに干渉しないように周囲を補強部材で補強して剛性を向上させることが考えられている。
しかしながら、フロア開口部周縁の変形を抑制するため、補強部材による補強量を増やすと重量が増大してしまう虞があった。また、補強部材の設置スペースは限られているため、更なる改良の余地があった。
この発明は、簡易な構成で側突によるフロアパネルの変形から保護対象部品を保護することが可能な車体下部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本発明の車体下部構造は、部品の上方に配置され、部品に対応する位置に開口部を有するフロアパネルと、前後方向に延設され、フロアパネルの車幅方向の端部を支持するサイドシルと、を備える。車体下部構造は、フロアパネルの上面に取り付けられ、開口部と前記サイドシルとの間で車幅方向に延設された補強部材を備える。フロアパネルは、前後方向で補強部材に対応する位置であってサイドシルに隣接する位置に、下向きに凹む凹溝部を有する、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、簡易な構成で側突によるフロアパネルの変形から保護対象部品を保護することが可能な車体下部構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態の車体下部構造で内装材を取り除いてフロアパネルを上方から見た全体の構成を示す平面図である。
フロアパネルの左側部分の構成を示す要部の斜視図である。
フロアパネルの構成を説明する図2中III-III線に沿った位置での断面図である。
フロアパネルに側突の荷重の入力が加わった状態を説明し、図2中III-III線に対応する位置での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。また、方向を説明する場合は、車両の運転者から見た前後左右上下に基づいて説明する。なお、車幅方向と左右方向は同義である。
【0009】
図1は、本発明が適用される実施形態の車両下部構造を示すものである。実施形態の車両10は、主に保護対象の部品である燃料タンク1の上方に配置され、燃料タンク1に対応する位置に開口部としての点検口9を有するフロアパネル2を備えている。また、フロアパネル2の前方にはダッシュロアパネル11が配置されている。
【0010】
このうち、フロアパネル2は、乗員室の下部に設けられる上面視略方形形状の平板部材を有していて、車幅方向中間位置には、車両前後方向に沿って上方へ膨出形成されたフロアトンネル部16が設けられている。フロアトンネル部16の前部は、ダッシュロアパネル11の車幅方向中間の下部に接続されている。
なお、実施形態の車両10の下部構造は、フロアトンネル部16を挟んで左右ほぼ対称形状に形成されている。このため、主にフロアトンネル部16に沿う車両中心線から左側の構成を説明し、左側と同様に構成される右側の説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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