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公開番号2023122061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-01
出願番号2022025489
出願日2022-02-22
発明の名称農作物栽培に関する情報取得方法及びプログラム
出願人国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構,静岡県,愛知県
代理人個人
主分類G06Q 50/02 20120101AFI20230825BHJP(計算;計数)
要約【課題】所定の栽培条件下で栽培したときの農作物の成分量や、所望の成分量を含む農作物を得るための栽培条件を簡易に取得できるようにする。
【解決手段】農作物の栽培環境と、前記農作物に特定成分が含まれることと関連する第1の遺伝子の発現量と、の間の第1の関係と、前記第1の遺伝子の発現量と、前記農作物に含まれる成分量との間の第2の関係と、を用いて、前記農作物の栽培環境と前記農作物に含まれる成分量との関係を示すモデルを生成する第1工程と、栽培条件又は所望の成分量を前記モデルに入力することで、前記栽培条件で栽培したときに前記農作物に含まれる成分量又は前記農作物が前記所望の成分量を含むように栽培するための栽培条件を得る第2工程と、を実行することにより、所定の栽培条件下で栽培したときの農作物の成分量や、所望の成分量を含む農作物を得るための栽培条件を取得可能にする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
農作物の栽培環境と、前記農作物に特定成分が含まれることと関連する第1の遺伝子の発現量と、の間の第1の関係と、前記第1の遺伝子の発現量と、前記農作物に含まれる成分量との間の第2の関係と、を用いて、前記農作物の栽培環境と前記農作物に含まれる成分量との関係を示すモデルを生成する第1工程と、
栽培条件又は所望の成分量を前記モデルに入力することで、前記栽培条件で栽培したときに前記農作物に含まれる成分量又は前記農作物が前記所望の成分量を含むように栽培するための栽培条件を得る第2工程と、
を含む農作物栽培に関する情報取得方法。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第2工程では、前記所望の成分量として複数種類の成分量を前記モデルに入力し、前記複数種類の成分量を前記農作物が含むような栽培条件を得る、ことを特徴とする請求項1に記載の農作物栽培に関する情報取得方法。
【請求項3】
前記第1の遺伝子は、アブシジン酸関連遺伝子及び糖輸送関連遺伝子の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の農作物栽培に関する情報取得方法。
【請求項4】
前記農作物はトマト、イチゴ、ほうれん草であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の農作物栽培に関する情報取得方法。
【請求項5】
コンピュータに、
農作物の栽培環境と、前記農作物に特定成分が含まれることと関連する第1の遺伝子の発現量と、の間の第1の関係と、前記第1の遺伝子の発現量と、前記農作物に含まれる成分量との間の第2の関係と、を用いて、前記農作物の栽培環境と前記農作物に含まれる成分量との関係を示すモデルを生成する第1工程と、
栽培条件又は所望の成分量を前記モデルに入力することで、前記栽培条件で栽培したときに前記農作物に含まれる成分量又は前記農作物が前記所望の成分量を含むように栽培するための栽培条件を推定する第2工程と、
を実行させることを特徴とする農作物栽培に関する情報取得プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農作物栽培に関する情報取得方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、農業では、栽培を繰り返す試行錯誤により、品種や地理的条件に応じた技術の改善を図ってきた。例えば、トマト等の栽培法を改善する場合、栽培試験により、新しい技術と従来の方法とを比較することで、適した栽培法を試行錯誤するのが一般的である。このため、新しい地域で栽培を始める場合や、新しい栽培方法や品種を導入する場合には、多数の試験栽培による試行錯誤が必要であり、適正な栽培法を確立させるまでに長期間を要する。
【0003】
なお、特許文献1、2等には、制御機器の制御情報や植物育成作業に関する情報を含む植物育成情報を、ネットワークを通じて顧客に提供する技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-333744号公報
特開2006-254775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、需要ニーズの多様化が急速に進む中で、それらに迅速に対応した目標品質・成分含量を達成することが可能な生産方法を迅速に確立することが必要である。
【0006】
本発明は、所定の栽培条件下で栽培したときの農作物の成分量や、所望の成分量を含む農作物を得るための栽培条件を簡易に取得することが可能な農作物栽培に関する情報取得方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の農作物栽培に関する情報取得方法は、農作物の栽培環境と、前記農作物に特定成分が含まれることと関連する第1の遺伝子の発現量と、の間の第1の関係と、前記第1の遺伝子の発現量と、前記農作物に含まれる成分量との間の第2の関係と、を用いて、前記農作物の栽培環境と前記農作物に含まれる成分量との関係を示すモデルを生成する第1工程と、栽培条件又は所望の成分量を前記モデルに入力することで、前記栽培条件で栽培したときに前記農作物に含まれる成分量又は前記農作物が前記所望の成分量を含むように栽培するための栽培条件を得る第2工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の農作物栽培に関する情報取得方法及びプログラムは、所定の栽培条件下で栽培したときの農作物の成分量や、所望の成分量を含む農作物を得るための栽培条件を簡易に取得することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)は、トマトにおける収量と糖度の関係を示すグラフであり、図1(b)は、トマトにおける糖度とグルタミン酸の関係を示すグラフであり、図1(c)は、トマトにおける糖度と酸度の関係を示すグラフである。
一実施形態に係る農業システムの構成を示す図である。
図1のサーバのハードウェア構成を示す図である。
サーバの機能ブロック図である。
モデル生成部の処理を示すフローチャートである。
モデル生成部が生成するシミュレーションモデルの概要を示す図である。
図7(a)~図7(d)は、品種(オランダ品種/日本品種)と、栽培条件(栽培環境)と、収穫量及び糖度と、の関係を示すグラフである。
糖度に関するシミュレーションモデルを生成する際に選抜した遺伝子の遺伝子番号と遺伝子配列を示す図である。
品種別のSWEET12cファミリー遺伝子の発現量と、品種別の平均糖度とを比較した結果を示すグラフである。
図10(a)~図10(c)は、栽培環境別の緑熟期(未成熟果実)におけるSUTファミリー遺伝子、STP遺伝子の発現量、SWEET12c遺伝子の発現量を示すグラフである。
図11(a)、図11(b)は、栽培環境別の緑熟期における細胞壁関連遺伝子の発現量、アブシジン酸・塩ストレス関連遺伝子の発現量を示すグラフである。
情報推定部の処理を示すフローチャートである。
図13(a)、図13(b)は、実施例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、高糖度トマトの栽培シミュレーションに関する一実施形態について説明する。なお、本実施形態の栽培シミュレーションはトマト以外の農作物(例えばイチゴ、ホウレンソウなど)についても適用することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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