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公開番号2023079091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192530
出願日2021-11-26
発明の名称放射線画像検出器、放射線画像検出器の作動方法、放射線画像検出器の作動プログラム、並びに放射線撮影システム
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61B 6/00 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】オペレータに違和感を与えるおそれを軽減することが可能な放射線画像検出器、放射線画像検出器の作動方法、放射線画像検出器の作動プログラム、並びに放射線撮影システムを提供する。
【解決手段】電子カセッテは、放射線源から照射された放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する。電子カセッテのCPUは、線源制御装置との間で同期信号を送受信する。電子カセッテのCPUは、コンソールから照射条件が設定されたことを示す設定通知信号を受信する。電子カセッテのCPUは、設定通知信号を受信した後に、電荷読み出し動作を検出パネルに開始させる。電子カセッテのCPUは、規定回数の電荷読み出し動作が完了した後に撮影準備完了信号をコンソールに送信することで、規定回数の電荷読み出し動作が完了した旨を報知する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
放射線源から照射された放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する放射線画像検出器であって、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記放射線源の動作を制御する線源制御装置との間で、前記放射線源の動作と同期をとるための同期信号を送受信し、
前記放射線の撮影に関する撮影関連情報が設定される撮影制御装置から、前記撮影関連情報が設定されたことを示す設定通知信号を受信し、
前記設定通知信号を受信した後に、前記画素から前記電荷を読み出す電荷読み出し動作を前記検出パネルに開始させ、
規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した後に、前記規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した旨を報知する、
放射線画像検出器。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
平面視で矩形状であり、長辺の長さが431.8mmよりも長い請求項1に記載の放射線画像検出器。
【請求項3】
前記線源制御装置は、前記放射線源に前記放射線の照射開始を指示する照射開始指示信号を受け付け、前記照射開始指示信号を受け付けたことを示す照射開始指示受付信号を前記同期信号として送信し、
前記プロセッサは、
前記規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した後も、前記線源制御装置から前記照射開始指示受付信号を受信するまで、前記電荷読み出し動作を前記検出パネルに続けさせる請求項1または請求項2に記載の放射線画像検出器。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記線源制御装置から前記照射開始指示受付信号を受信した後に、前記画素に前記電荷を蓄積する蓄積動作を前記検出パネルに開始させ、かつ、前記放射線の照射を許可する照射許可信号を前記線源制御装置に送信する請求項3に記載の放射線画像検出器。
【請求項5】
前記撮影関連情報は、前記画素に前記電荷を蓄積する蓄積動作を前記検出パネルに行わせる時間、前記放射線の照射条件、被写体の撮影部位、前記被写体の撮影姿勢、および前記被写体の撮影方向のうちの少なくともいずれか1つを含む請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射線画像検出器。
【請求項6】
前記同期信号に依らずに前記放射線の照射開始を検知する機能を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の放射線画像検出器。
【請求項7】
放射線源から照射された放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する放射線画像検出器の作動方法であって、
前記放射線源の動作を制御する線源制御装置との間で、前記放射線源の動作と同期をとるための同期信号を送受信すること、
前記放射線の撮影に関する撮影関連情報が設定される撮影制御装置から、前記撮影関連情報が設定されたことを示す設定通知信号を受信すること、
前記設定通知信号を受信した後に、前記画素から前記電荷を読み出す電荷読み出し動作を前記検出パネルに開始させること、並びに、
規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した後に、前記規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した旨を報知すること、
を含む放射線画像検出器の作動方法。
【請求項8】
放射線源から照射された放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する放射線画像検出器の作動プログラムであって、
前記放射線源の動作を制御する線源制御装置との間で、前記放射線源の動作と同期をとるための同期信号を送受信すること、
前記放射線の撮影に関する撮影関連情報が設定される撮影制御装置から、前記撮影関連情報が設定されたことを示す設定通知信号を受信すること、
前記設定通知信号を受信した後に、前記画素から前記電荷を読み出す電荷読み出し動作を前記検出パネルに開始させること、並びに、
規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した後に、前記規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した旨を報知すること、
を含む処理をコンピュータに実行させる放射線画像検出器の作動プログラム。
【請求項9】
放射線を照射する放射線源と、
前記放射線源の動作を制御する線源制御装置と、
前記放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する放射線画像検出器と、
前記放射線の撮影に関する撮影関連情報が設定される撮影制御装置とを備える放射線撮影システムであって、
前記放射線画像検出器はプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
前記線源制御装置との間で、前記放射線源の動作と同期をとるための同期信号を送受信し、
前記撮影制御装置から、前記撮影関連情報が設定されたことを示す設定通知信号を受信し、
前記設定通知信号を受信した後に、前記画素から前記電荷を読み出す電荷読み出し動作を前記検出パネルに開始させ、
規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した後に、前記規定回数の前記電荷読み出し動作が完了した旨を報知する、
放射線撮影システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、放射線画像検出器、放射線画像検出器の作動方法、放射線画像検出器の作動プログラム、並びに放射線撮影システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
放射線源から照射された放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する放射線画像検出器が知られている。検出パネルはFPD(Flat Panel Detector)とも呼ばれる。こうした放射線画像検出器においては、放射線に応じた電荷を蓄積する前に、画素から不要な電荷を読み出す電荷読み出し動作が規定回数繰り返し行われる。不要な電荷とは、放射線の照射の有無に関わらず発生する暗電荷、および前回の放射線撮影による残留電荷(いわゆる残像)である。
【0003】
また、検出パネルを有する放射線画像検出器においては、放射線源の動作と同期をとる必要がある。同期をとる方法としては、放射線源の動作を制御する線源制御装置と放射線画像検出器とを接続し、これら線源制御装置と放射線画像検出器との間で同期信号を送受信する方法がある。
【0004】
例えば特許文献1には、撮影制御装置を介して線源制御装置と放射線画像検出器との間で同期信号を送受信する態様が記載されている。特許文献1においては、診療放射線技師等のオペレータが撮影制御装置に放射線の照射条件(管電圧、管電流、および照射時間)を設定した場合に、電荷読み出し動作を検出パネルに開始させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-198939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術では、規定回数の電荷読み出し動作を完了する前に、オペレータが放射線源に放射線の照射開始を指示した場合、規定回数の電荷読み出し動作が完了するのを待ってから放射線の照射が開始される。このためオペレータは、自身の指示と放射線源の動作とのずれによる違和感をもつ場合があった。
【0007】
本開示の技術に係る1つの実施形態は、オペレータに違和感を与えるおそれを軽減することが可能な放射線画像検出器、放射線画像検出器の作動方法、放射線画像検出器の作動プログラム、並びに放射線撮影システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の放射線画像検出器は、放射線源から照射された放射線に応じた電荷を蓄積する画素が配列された検出パネルを有する放射線画像検出器であって、プロセッサを備え、プロセッサは、放射線源の動作を制御する線源制御装置との間で、放射線源の動作と同期をとるための同期信号を送受信し、放射線の撮影に関する撮影関連情報が設定される撮影制御装置から、撮影関連情報が設定されたことを示す設定通知信号を受信し、設定通知信号を受信した後に、画素から電荷を読み出す電荷読み出し動作を検出パネルに開始させ、規定回数の電荷読み出し動作が完了した後に、規定回数の電荷読み出し動作が完了した旨を報知する。
【0009】
平面視で矩形状であり、長辺の長さが431.8mmよりも長いことが好ましい。
【0010】
線源制御装置は、放射線源に放射線の照射開始を指示する照射開始指示信号を受け付け、照射開始指示信号を受け付けたことを示す照射開始指示受付信号を同期信号として送信し、プロセッサは、規定回数の電荷読み出し動作が完了した後も、線源制御装置から照射開始指示受付信号を受信するまで、電荷読み出し動作を検出パネルに続けさせることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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