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公開番号2023069809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021181952
出願日2021-11-08
発明の名称農業用シートの固定用具
出願人株式会社東京ボックス
代理人個人
主分類A01G 13/02 20060101AFI20230511BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】補助用具を用いて、地面に対する差込用具の差し込み及び抜き取りの両方を、作業者が立ち作業で負担を軽くして行うことができる農業用シートの固定用具を提供する。
【解決手段】畑の畝の上部を覆う農業用シートを作業者が立ち作業で地面に固定することができる農業用シートの固定用具であって、地面へ差し込むことのできる差込用具と、この差込用具を地面へ差し込み及び抜き取りできる補助用具と、からなり、前記差込用具は、地中へ差し込む差込部と、前記補助用具に着脱可能に保持される被保持部としての起立板部と、この起立板部に設けた被係止部と、を有し、前記補助用具は、支柱部と、この支柱部の上端部に設けられて作業者に握られる握手部と、前記支柱部の下端部に設けられて前記差込用具を地面へ差し込む際に前記差込用具を着脱可能に保持する保持部と、前記差込用具を地面から抜き取る際に前記差込用具の前記被係止部を着脱可能に係止できる係止部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
畑の畝の上部を覆う農業用シートを作業者が立ち作業で地面に固定することができる農業用シートの固定用具であって、地面へ差し込むことのできる差込用具と、この差込用具を地面へ差し込み及び抜き取りできる補助用具と、からなり、
前記差込用具は、地中へ差し込む差込部と、前記補助用具に着脱可能に保持される被保持部としての起立板部と、この起立板部に設けた被係止部と、を有し、
前記補助用具は、支柱部と、この支柱部の上端部に設けられて作業者に握られる握手部と、前記支柱部の下端部に設けられて前記差込用具を地面へ差し込む際に前記差込用具を着脱可能に保持する保持部と、前記差込用具を地面から抜き取る際に前記差込用具の前記被係止部を着脱可能に係止できる係止部と、を有することを特徴とする、
農業用シートの固定用具。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記差込用具は、前記係止部に係止される前記被係止部としての開口部が設けられた起立板部と、この起立板部から下方へ連続して地面へ差し込まれる一対の差込部と、前記一対の差込部の間隔で前記起立板部の下端から水平方向へ曲げられた押え板部と、を有し、
前記補助用具の前記保持部は、前記差込用具の前記起立板部を厚み方向に弾性的に挟み込んで地面へ差し込み可能な姿勢に保持することを特徴とする、
請求項1に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項3】
前記保持部は、前記支柱部の下端部に板状に設けられた保持部本体と、当該保持部本体の表裏に固定されて前記差込用具の前記起立板部を挟み込む一対の板ばね部材と、を有することを特徴とする、
請求項2に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項4】
前記支柱部は、前記保持部本体と一体の板状に形成されていることを特徴とする、
請求項3に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項5】
前記補助用具の前記支柱部及び前記握手部が軽量金属のパイプ材料でT字型に形成されると共に、前記補助用具の前記保持部本体は、前記支柱部の下端側のパイプ材料を板状に潰して形成されていることを特徴とする、
請求項3に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項6】
前記補助用具は、前記差込用具の前記被係止部としての前記開口部に前記係止部を係止して持ち上げられることにより前記差込用具を地面から抜き取り可能であることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項7】
前記握手部に前記係止部が設けられ、
前記保持部はその全体を片手で握ることが可能に設けられ、
地面から前記差込用具を抜き取る際には、前記握手部を前記保持部に持ち替えて前記握手部を下にして前記補助用具が使用されることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項8】
前記保持部に前記係止部が設けられ、
地面から前記差込用具を抜き取る際には、前記握手部を持って前記保持部を下にして前記補助用具が使用されることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項9】
前記差込用具の前記一対の差込部は、前記起立板部の下端から先端に向かって前記一対の差込部の対向間隔が拡大していることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項に記載の農業用シートの固定用具。
【請求項10】
前記支柱部は、作業者が起立して前記保持部を下にして前記握手部を握った状態で前記保持部が地面に届く長さを有することを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項に記載の農業用シートの固定用具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
地面へ差し込むことのできる差込用具と、この差込用具を保持して立ち作業で当該差込用具を地面へ差し込み及び抜き取りできる補助用具と、からなり、畑の畝の上部を覆う農業用シートを立ち作業で地面に固定することができる農業用シートの固定用具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
畑の土壌の乾燥や作物への土埃の付着や病虫害を予防するために、畑の畝を覆って農業用シートの一例であるマルチシートを被せ、差込用具を貫通させてマルチシートの周囲及び中間位置を畑の地面に固定する場合がある。特許文献1には、このような差込用具として「Uピン杭」を用い、立ち作業でUピン杭を地面に差し込むことができる補助用具が開示されている。
【0003】
作物への土埃の付着や病虫害を予防するために農業用シートの一例である透明なトンネル状ビニールのビニールトンネルを用いたトンネル栽培が行われる。トンネル栽培では、多数の円弧状の支柱の両端部を地面に差し込んで一列に配列した上からトンネルの外周を覆ってトンネル状ビニールを被せ、差込用具を用いてトンネル状ビニールをトンネル支柱に押し付ける場合がある。特許文献2には、紐やテープを用いてトンネル状ビニールを押える差込用具として「アンカー」を用い、立ち作業でアンカーを地面から抜き取ることができる補助用具が開示されている。
【0004】
特許文献3には、地面に差し込まれる二本のピンの中間に挿抜用の開口を設けた差込用具と、立ち作業で差込用具の地面への差し込みを行うことができる補助用具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-212896号公報
特開2005-21013号公報
実用新案登録第3123494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
畑の畝を覆ってマルチシートを被せる場合、或いはトンネル状ビニールを用いてトンネル栽培用のビニールトンネルを形成する場合、畑にしゃがんで地面に対する差込用具の挿抜作業を行うと、短時間で作業者の腰や足に疲労や痛みが発生する。このため、作業者が立ち作業で差込用具の挿抜及び交換作業を行うことができる作業用具が求められている。
【0007】
しかし、特許文献1に記載される補助用具によると、地面に対する差込用具の差し込みを立ち作業で行うことができるものの、地面からの差込用具の抜き取りは立ち作業で行うことができない。また、特許文献2に記載される差込用具の抜き取り用具によると、地面からの差込用具の抜き取りを立ち作業で行うことができるものの、地面に対する差込用具の差し込みは立ち作業で行うことができない。さらに、特許文献3に記載される補助用具は、立ち作業で地面に差込用具を差し込むことができるが、地面に差し込まれた差込用具を抜き取ることはできない。
【0008】
本発明は、地面に対する差込用具の差し込み及び抜き取りの両方を作業者が立ち作業で負担を軽くして行えると共に、差込用具の差し込みと抜き取りの切り替えを容易かつ速やかに行うことができる補助用具、及び差込用具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明の農業用シートの固定用具は、畑の畝の上部を覆う農業用シートを作業者が立ち作業で地面に固定することができる農業用シートの固定用具であって、地面へ差し込むことのできる差込用具と、この差込用具を地面へ差し込み及び抜き取りできる補助用具と、からなり、前記差込用具は、地中へ差し込む差込部と、前記補助用具に着脱可能に保持される被保持部としての起立板部と、この起立板部に設けた被係止部と、を有し、前記補助用具は、支柱部と、この支柱部の上端部に設けられて作業者に握られる握手部と、前記支柱部の下端部に設けられて前記差込用具を地面へ差し込む際に前記差込用具を着脱可能に保持する保持部と、前記差込用具を地面から抜き取る際に前記差込用具の前記被係止部を着脱可能に係止できる係止部と、を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明の農業用シートの固定用具にあっては、前記差込用具は、前記係止部に係止される前記被係止部としての開口部が設けられた起立板部と、この起立板部から下方へ連続して地面へ差し込まれる一対の差込部と、前記一対の差込部の間隔で前記起立板部の下端から水平方向へ曲げられた押え板部と、を有し、前記補助用具の前記保持部は、前記差込用具の前記起立板部を厚み方向に弾性的に挟み込んで地面へ差し込み可能な姿勢に保持することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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