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公開番号2025181676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2025071729
出願日2025-04-23
発明の名称除草効力増強剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類A01N 25/00 20060101AFI20251204BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】除草効果に優れた、除草効力増強剤組成物の提供。
【解決手段】特定の(A)成分、及び特定の(B)成分を含有する、除草効力増強剤組成物であって、前記(A)成分は、例えば、ラウリル硫酸ナトリウムであり、前記(B)成分は、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテルである、除草効力増強剤組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記（Ａ）成分、及び下記（Ｂ）成分を含有する、除草効力増強剤組成物。
（Ａ）成分：下記一般式（ａ１）で表される化合物
Ｒ
１ａ
Ｏ（Ｒ
２ａ
Ｏ）
ｌ
ＳＯ
３
－
Ｍ
ａ
＋
（ａ１）
〔式中、Ｒ
１ａ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ａ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｌはＲ
２ａ
Ｏの平均モル数を示し０以上５０以下、Ｍ
ａ
＋
は対イオンを示す。〕
（Ｂ）成分：下記（Ｂ１）成分、及び下記（Ｂ２）成分より選ばれる１種以上
（Ｂ１）成分：下記一般式（ｂ）で表される化合物
Ｒ
１ｂ
Ｏ（Ｒ
２ｂ
Ｏ）
ｍ
Ｒ
３ｂ
（ｂ１）
〔式中、Ｒ
１ｂ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ｂ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｍはＲ
２ｂ
Ｏの平均モル数を示し１以上５以下、Ｒ
３ｂ
は水素原子又はメチル基を示す。〕
（Ｂ２）成分：下記一般式（ｂ２）で表される化合物
Ｒ
４ｂ
－ＣＯＯ
－
Ｍ
ｂ
＋
（ｂ２）
〔式中、Ｒ
４ｂ
は炭素数７以上１１以下の炭化水素基、Ｍ
ｂ
＋
は対イオンを示す。〕
続きを表示（約 2,000 文字）【請求項２】
アミノ酸系除草剤用である、請求項１に記載の除草効力増強剤組成物。
【請求項３】
前記（Ａ）成分の含有量と前記（Ｂ）成分の含有量との質量比である〔（Ａ）／（Ｂ）〕が０．０５以上０．７以下である、請求項１又は２に記載の除草効力増強剤組成物。
【請求項４】
前記（Ａ）成分の含有量が、前記除草効力増強剤組成物中、５質量％以上５０質量％以下である、請求項１又は２に記載の除草効力増強剤組成物。
【請求項５】
前記（Ｂ）成分の含有量が、前記除草効力増強剤組成物中、３０質量％以上９０質量％以下である、請求項１又は２に記載の除草効力増強剤組成物。
【請求項６】
下記（Ａ）成分、下記（Ｂ）成分、及び下記（Ｃ）成分を含有する、除草剤組成物。
（Ａ）成分：下記一般式（ａ１）で表される化合物
Ｒ
１ａ
Ｏ（Ｒ
２ａ
Ｏ）
ｌ
ＳＯ
３
－
Ｍ
ａ
＋
（ａ１）
〔式中、Ｒ
１ａ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ａ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｌはＲ
２ａ
Ｏの平均モル数を示し０以上５０以下、Ｍ
ａ
＋
は対イオンを示す。〕
（Ｂ）成分：下記（Ｂ１）成分、及び下記（Ｂ２）成分より選ばれる１種以上
（Ｂ１）成分：下記一般式（ｂ）で表される化合物
Ｒ
１ｂ
Ｏ（Ｒ
２ｂ
Ｏ）
ｍ
Ｒ
３ｂ
（ｂ１）
〔式中、Ｒ
１ｂ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ｂ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｍはＲ
２ｂ
Ｏの平均モル数を示し１以上５以下、Ｒ
３ｂ
は水素原子又はメチル基を示す。〕
（Ｂ２）成分：下記一般式（ｂ２）で表される化合物
Ｒ
４ｂ
－ＣＯＯ
－
Ｍ
ｂ
＋
（ｂ２）
〔式中、Ｒ
４ｂ
は炭素数７以上１１以下の炭化水素基、Ｍ
ｂ
＋
は対イオンを示す。〕
（Ｃ）成分：除草剤の農薬原体
【請求項７】
前記（Ｃ）成分がアミノ酸系除草剤の農薬原体である、請求項６に記載の除草剤組成物。
【請求項８】
前記（Ｃ）成分の含有量と、前記（Ａ）成分と前記（Ｂ）成分の合計含有量との質量比である［（Ｃ）／｛（Ａ）＋（Ｂ）｝］が０．５以上３以下である、請求項６又は７に記載の除草剤組成物。
【請求項９】
更に水を含有する、請求項６又は７に記載の除草剤組成物。
【請求項１０】
下記（Ａ）成分、下記（Ｂ）成分、及び下記（Ｃ）成分を含有する除草剤散布液を駆除対象の植物に散布する、除草方法。
（Ａ）成分：下記一般式（ａ１）で表される化合物
Ｒ
１ａ
Ｏ（Ｒ
２ａ
Ｏ）
ｌ
ＳＯ
３
－
Ｍ
ａ
＋
（ａ１）
〔式中、Ｒ
１ａ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ａ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｌは平均モル数を示し０以上５０以下、Ｍ
ａ
＋
は対イオンを示す。〕
（Ｂ）成分：下記（Ｂ１）成分、及び下記（Ｂ２）成分より選ばれる１種以上
（Ｂ１）成分：下記一般式（ｂ）で表される化合物
Ｒ
１ｂ
Ｏ（Ｒ
２ｂ
Ｏ）
ｍ
Ｒ
３ｂ
（ｂ１）
〔式中、Ｒ
１ｂ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ｂ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｍは平均モル数を示し１以上５以下、Ｒ
３ｂ
は水素原子又はメチル基を示す。〕
（Ｂ２）成分：下記一般式（ｂ２）で表される化合物
Ｒ
４ｂ
－ＣＯＯ
－
Ｍ
ｂ
＋
（ｂ２）
〔式中、Ｒ
４ｂ
は炭素数７以上、１１以下の炭化水素基、Ｍ
ｂ
＋
は対イオンを示す。〕
（Ｃ）成分：除草剤の農薬原体
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、除草効力増強剤組成物、及び除草剤組成物、並びにそれを用いた除草方法に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、農薬の効果を十分に引き出すために、農薬を含有する組成物に種々の化合物を併用することが行われている。
【０００３】
特許文献１には、（ａ）Ｎ－（ホスホノメチル）グリシンの無機塩、（ｂ）Ｃ８～Ｃ１２の脂肪酸又はその塩、（ｃ）ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルからなる群から選ばれる１種以上の界面活性剤、（ｄ）無機塩及び（ｅ）水を含有する水性除草剤組成物が開示されている。特許文献２には、（ａ）水溶性除草剤成分、（ｂ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、（ｃ）有機溶媒及び（ｄ）ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み、かつ－５℃で少なくとも３日間連続した単一相を保つことのできる液体除草剤組成物が開示されている。特許文献３には、（Ａ）アミノ酸系除草剤、及び（Ｂ）分岐構造を有する特定のポリアルキレンオキシ化合物及び（Ｃ）陰イオン界面活性剤及び両性界面活性剤の少なくとも一種を含有する除草剤組成物を含有する除草剤組成物が開示されている。特許文献４には、水を分散媒とし、除草活性成分と界面活性剤とを配合し、初期水面拡展速度が４．０ｃｍ／ｓｅｃ（２０℃）以上の物性を有することを特徴とする水田用懸濁状除草組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－６６１４４号公報
国際公開第２０１２／０８６６１７号
特開２００６－１１７６５０号公報
特開平０５－２９４８０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、植物葉面上における濡れ性を発揮し、除草効果を増強する除草効力増強剤組成物、及び除草剤組成物、並びにそれを用いた除草方法を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、その一形態として、下記（Ａ）成分、及び下記（Ｂ）成分を含有する、除草効力増強剤組成物を提供する。
【０００７】
（Ａ）成分：下記一般式（ａ１）で表される化合物
Ｒ
１ａ
Ｏ（Ｒ
２ａ
Ｏ）
ｌ
ＳＯ
３
－
Ｍ
ａ
＋
（ａ１）
〔式中、Ｒ
１ａ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ａ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｌは平均モル数を示し０以上５０以下、Ｍ
ａ
＋
は対イオンを示す。〕
（Ｂ）成分：下記（Ｂ１）成分、及び下記（Ｂ２）成分より選ばれる１種以上
（Ｂ１）成分：下記一般式（ｂ１）で表される化合物
Ｒ
１ｂ
Ｏ（Ｒ
２ｂ
Ｏ）
ｍ
Ｒ
３ｂ
（ｂ１）
〔式中、Ｒ
１ｂ
は炭素数１０以上１６以下の炭化水素基、Ｒ
２ｂ
は炭素数２以上４以下のアルカンジイル基、ｍは平均モル数を示し１以上５以下、Ｒ
３ｂ
は水素原子又はメチル基を示す。〕
（Ｂ２）成分：下記一般式（ｂ２）で表される化合物
Ｒ
４ｂ
－ＣＯＯ
－
Ｍ
ｂ
＋
（ｂ２）
〔式中、Ｒ
４ｂ
は炭素数７以上１１以下の炭化水素基、Ｍ
ｂ
＋
は対イオンを示す。〕
【０００８】
また、本発明は、その一形態として、前記（Ａ）成分、前記（Ｂ）成分及び下記（Ｃ）成分を含有する、除草剤組成物を提供する。
（Ｃ）成分：除草剤の農薬原体
【０００９】
また、本発明は、その一形態として、前記（Ａ）成分、前記（Ｂ）成分、及び前記（Ｃ）成分を含有する、除草剤散布液を駆除対象の植物に散布する除草方法を提供する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、除草効果に優れた、除草効力増強剤組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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