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公開番号
2025175792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2024082056
出願日
2024-05-20
発明の名称
粉末化粧料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/891 20060101AFI20251126BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】自然なつや肌を維持しつつ、経時でのテカリを抑制し、化粧崩れが抑制され、塗布色の変わらない粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)平均粒子径3~200μm、アスペクト比10~120の板状粉体、
(B)25℃における粘度が30~10000mPa・sであるメチルポリシロキサン、
(C)球状の無機粉体
を含有する粉末化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)平均粒子径3~200μm、アスペクト比10~120の板状粉体、
(B)25℃における粘度が30~10000mPa・sであるメチルポリシロキサン、
(C)球状の無機粉体
を含有する粉末化粧料。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
成分(C)が、疎水化処理された球状の無機粉体である、請求項1記載の粉末化粧料。
【請求項3】
成分(A)の含有量が25~90質量%、成分(B)の含有量が4~35質量%、成分(C)の含有量が3~30質量%である、請求項1又は2記載の粉末化粧料。
【請求項4】
成分(A)が、マイカ、合成マイカ、パール顔料から選ばれる1種又は2種以上を含む、請求項1又は2記載の粉末化粧料。
【請求項5】
成分(C)が、無水ケイ酸である、請求項1又は2記載の粉末化粧料。
【請求項6】
成分(B)に対する成分(A)及び(C)合計の質量割合[(A)+(C)]/(B)が、1.5~20である、請求項1又は2記載の粉末化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、粉末化粧料では、塗布時のなめらかさや、化粧持続性に優れることが求められている。
例えば、特許文献には、合成金雲母及び/又は鉄含有合成金雲母、有機板状粉体、窒化ホウ素、平均粒子径0.2~10μmの球状粉体、25℃で液体の油剤を含有する固形粉末化粧料が、成型性及び耐衝撃性に優れ、塗布時になめらかな感触で、肌への密着性に優れ、粉感を抑制し、毛穴などの凹凸を目立ちにくくすることが記載されている。
特許文献2には、球状シリカと酸化チタンを含む複合粉体、有機球状弾性粉体、板状粉体、油剤を含有する固形粉末化粧料が、スポンジなどで最適な量の固形粉末化粧料を取ることができ、スポンジなどで肌に塗布したときの抵抗感が低減され、凹凸カバー力に優れながらも、白浮きせずに自然な仕上がりが得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-209346号公報
特開2021-080182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の粉末化粧料は、つや肌に仕上げると、時間が経つとテカリ、化粧が崩れやすく、自然なつや肌に仕上げて、仕上がりをキープするのが難しいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、平均粒子径3~200μm、アスペクト比10~120の板状粉体に、特定粘度のメチルポリシロキサン、球状の無機粉体を組み合わせることにより、自然なつや肌を維持しつつ、経時でのテカリを抑制し、化粧崩れが抑制され、塗布色の変わらない粉末化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)平均粒子径3~200μm、アスペクト比10~120の板状粉体、
(B)25℃における粘度が30~10000mPa・sであるメチルポリシロキサン、
(C)球状の無機粉体
を含有する粉末化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の粉末化粧料は、塗布直後に粉浮きがなく、肌に自然なつや感を維持し、時間が経過しても、テカリが抑制され、化粧崩れがなく、肌に馴染ませた後の塗布色が変わらないものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)は、平均粒子径3~200μm、アスペクト比10~120の板状粉体である。
板状粉体としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、窒化ホウ素、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、セリサイト、タルク、マイカ、合成マイカ、カオリン、クレー、ベントナイト、合成金雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。
また、雲母、合成金雲母、ガラス、シリカ、アルミナ等の板状粉体等の表面を、酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、酸化スズ、水酸化クロム、金、銀、カルミン、有機顔料等の着色剤で被覆したパール顔料を用いることができる。
これらのうち、肌につやを付与する観点から、マイカ、合成マイカ、パール顔料から選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましく、合成マイカを含むのがより好ましい。
【0009】
成分(A)の板状粉体は、平均粒子径3~200μmであり、5~100μmが好ましく、7~50μmがより好ましい。
また、成分(A)の板状粉体は、アスペクト比20~120であり、25~100が好ましく、30~80がより好ましい。
本発明において、平均粒子径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA-920)で測定し、50%メジアン径を平均粒子径とする。厚さは、原子間力顕微鏡により基準面との差を測定し、相加平均したものを平均厚さとする。
また、アスペクト比は、平均粒子径と平均厚さとの比により計算されるものであり、アスペクト比=平均粒子径/平均厚さで定義される。
【0010】
これらの板状粉体は、そのまま用いられるほか、通常の方法により、疎水化処理したものを用いることもできる。
疎水化処理としては、例えば、シリコーン処理、アルキル処理、アルキルシラン処理、金属石鹸処理、水溶性高分子処理、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理、レシチン処理、有機チタネート処理、ポリオール処理、アクリル樹脂処理、メタクリ樹脂処理、ウレタン樹脂処理等の表面処理が挙げられる。
板状粉体の疎水化処理としては、シリコーン処理、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理が好ましく、シリコーン処理がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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