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公開番号2025177751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084825
出願日2024-05-24
発明の名称化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/898 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肌に広げた際の塗りむらがなく、均一な仕上がりを早く、短時間で仕上げることができ、肌に塗布した直後と、馴染ませた後(5分後)の塗り色の変化が少ない化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アミノ変性シリコーン、
(B)揮発性油、
(C)疎水化処理された着色顔料
を含有する化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アミノ変性シリコーン、
(B)揮発性油、
(C)疎水化処理された着色顔料
を含有する化粧料。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
成分(C)が、少なくともアミノ酸処理された着色顔料を含む請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
成分(A)の含有量が0.1~15質量%、成分(B)の含有量が1~40質量%、成分(C)の含有量が1~40質量%である請求項1又は2記載の化粧料。
【請求項4】
成分(B)が、揮発性シリコーン油及び揮発性炭化水素油から選ばれる1種又は2種以上を含む請求項1又は2記載の化粧料。
【請求項5】
成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.04~1である請求項1又は2記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧持続性に優れた化粧料を得るため、種々の疎水化処理された粉体が用いられている。
例えば、特許文献1には、N-アシルアミノ酸またはその塩により表面処理された粉体と、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルから選択される界面活性剤とを含んでなる油中水型乳化化粧料が、化粧持ち効果を維持しつつ、洗浄性が向上されたものであることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-222587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の揮発性油と疎水化処理された着色顔料を併用した化粧料は、塗布後に揮発性油の揮散が早く、塗布中に乾燥するため、塗りにくく、塗りむらが発生しやすいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、揮発性油と疎水化処理された着色顔料とともに、アミノ変性シリコーンを組合わせて用いることにより、着色顔料同士の凝集を緩和しつつ、着色顔料と肌の親和性が向上し、肌に均一にすばやく密着性させることができ、塗りむらがなく、均一に素早く仕上げることできる化粧料が得られることを見出した。また、肌に塗布して馴染ませた後でも塗り色が変わりにくいという効果も得られた。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アミノ変性シリコーン、
(B)揮発性油、
(C)疎水化処理された着色顔料
を含有する化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の化粧料は、肌に広げた際の塗りむらがなく、均一な仕上がりを早く、短時間で仕上げることができ、肌に塗布した直後と、馴染ませた後(5分後)の塗り色の変化が少ないものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)のアミノ変性シリコーンは、疎水化処理された着色顔料の分散性を向上させる観点から、アミノ基又はアンモニウム基を有しているシリコーン化合物であるのが好ましく、その性状(液状、固形状等)、架橋構造の有無等を問わず、いずれのものも使用することができる。
アミノ変性シリコーンとしては、架橋構造を有さないアミノ変性シリコーン及び/又は架橋構造を有するアミノ変性シリコーンが好ましく、架橋構造を有さないアミノ変性シリコーンがより好ましい。
【0009】
架橋構造を有さないアミノ変性シリコーンとしては、例えば、以下の一般式(1)で表されるものが挙げられる。
【0010】
TIFF
2025177751000001.tif
40
170
(【0011】以降は省略されています)

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