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公開番号2025180741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024088277
出願日2024-05-30
発明の名称発光デバイスおよび画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H10K 59/129 20230101AFI20251204BHJP()
要約【課題】発光デバイスの小型化に有利な技術を提供する。
【解決手段】行方向を長辺とし列方向を短辺とする矩形状の基板の上に、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素と、走査回路と、を備える発光デバイスであって、前記複数の画素のそれぞれは、発光素子と前記発光素子を駆動するための駆動回路とを含み、前記走査回路は、前記複数の列にそれぞれ対応して設けられた複数のデータ保持回路を含み、各データ保持回路は、対応する列における前記複数の画素に配された前記駆動回路を制御するためのデータをそれぞれ保持する複数のメモリ回路を含み、各データ保持回路における前記複数のメモリ回路は、前記行方向に並ぶように配された第1メモリ回路と第2メモリ回路とを含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
行方向を長辺とし列方向を短辺とする矩形状の基板の上に、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素と、走査回路と、を備える発光デバイスであって、
前記複数の画素のそれぞれは、発光素子と前記発光素子を駆動するための駆動回路とを含み、
前記走査回路は、前記複数の列にそれぞれ対応して設けられた複数のデータ保持回路を含み、
各データ保持回路は、対応する列における前記複数の画素に配された前記駆動回路を制御するためのデータをそれぞれ保持する複数のメモリ回路を含み、
各データ保持回路における前記複数のメモリ回路は、前記行方向に並ぶように配された第１メモリ回路と第２メモリ回路とを含むことを特徴とする発光デバイス。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記複数の列のそれぞれにおいて、対応する列における前記複数の画素に配された前記駆動回路は、前記列方向に並ぶように配されていることを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項３】
前記駆動回路の前記行方向における長さが、前記複数のメモリ回路のうち前記駆動回路に対応するメモリ回路の前記行方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項４】
前記第１メモリ回路の回路レイアウトと前記第２メモリ回路の回路レイアウトとが互いに異なっていることを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項５】
平面視において、前記第１メモリ回路の外縁形状と前記第２メモリ回路の外縁形状とが、互いに異なっていることを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項６】
前記第１メモリ回路が配される前記列方向の長さと前記第２メモリ回路が配される前記列方向の長さとが、互いに異なっていることを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項７】
前記第１メモリ回路が配される前記列方向の長さを前記行方向の長さで除したアスペクト比と前記第２メモリ回路が配される前記列方向の長さを前記行方向の長さで除したアスペクト比とが、互いに異なっていることを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項８】
各データ保持回路における前記複数のメモリ回路は、前記第１メモリ回路を含む第１タイプのメモリ回路と前記第２メモリ回路を含む第２タイプのメモリ回路と、を含み、
前記第１タイプのメモリ回路の前記列方向の長さは、前記第２タイプのメモリ回路の前記列方向の長さよりも長く、
各データ保持回路において、前記第１タイプのメモリ回路の数が、前記第２タイプのメモリ回路の数よりも少ないことを特徴とする請求項１に記載の発光デバイス。
【請求項９】
前記第１タイプのメモリ回路が配される前記行方向の長さは、前記第２タイプのメモリ回路が配される前記行方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項８に記載の発光デバイス。
【請求項１０】
前記第１タイプのメモリ回路が配される前記列方向の長さを前記行方向の長さで除したアスペクト比が、前記第２タイプのメモリ回路が配される前記列方向の長さを前記行方向の長さで除したアスペクト比よりも大きいことを特徴とする請求項８に記載の発光デバイス。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、発光デバイスおよび画像形成装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）を発光源として用いた、画像形成装置用のプリントヘッド（ＯＬＥＤ－ＰＨ）が提案されている。特許文献１には、ＯＬＥＤとそれを駆動するための駆動トランジスタとを１つの基板上に形成した発光デバイスが示されている。ＯＬＥＤと駆動トランジスタとを同一基板上に形成できるため、小型化や低コスト化が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６２４１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１には、各ＯＬＥＤの発光および非発光を制御するためのデータを保持するデータ保持回路が配されている。データ保持回路には、それぞれのＯＬＥＤに１対１で対応するように、データを保持するための複数のメモリ回路が必要であると考えられる。特許文献１では、複数のメモリ回路の配置について検討がなされていない。
【０００５】
本発明は、発光デバイスの小型化に有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る発光デバイスは、行方向を長辺とし列方向を短辺とする矩形状の基板の上に、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素と、走査回路と、を備える発光デバイスであって、前記複数の画素のそれぞれは、発光素子と前記発光素子を駆動するための駆動回路とを含み、前記走査回路は、前記複数の列にそれぞれ対応して設けられた複数のデータ保持回路を含み、各データ保持回路は、対応する列における前記複数の画素に配された前記駆動回路を制御するためのデータをそれぞれ保持する複数のメモリ回路を含み、各データ保持回路における前記複数のメモリ回路は、前記行方向に並ぶように配された第１メモリ回路と第２メモリ回路とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、発光デバイスの小型化に有利な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施形態の発光デバイスの構成例を示す断面図。
図１の発光デバイスの構成例を示すブロック図。
図１の発光デバイスの駆動回路の構成例を示す図。
図１の発光デバイスの駆動回路と走査回路との接続例を示す図。
図１の発光デバイスの動作回路の動作例を示すタイミング図。
図１の発光デバイスのメモリ回路の構成例を示す図。
図１の発光デバイスの回路ブロックの配置例を示す図。
図１の発光デバイスの駆動回路と走査回路との配置例を示す図。
図１の発光デバイスの駆動回路と走査回路との配置例を示す図。
図１の発光デバイスの駆動回路と走査回路との配置例を示す図。
図１０の配置例の詳細を示す図。
図１の発光デバイスの駆動回路と走査回路との接続例を示す図。
図１の発光デバイスの駆動回路と走査回路との配置例を示す図。
図１３の配置例の詳細を示す図。
本実施形態の発光デバイスの構成例を示す断面図。
本実施形態の発光デバイスの画素の構成例を示す断面図。
本実施形態の発光デバイスを用いた画像形成装置の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いた表示装置の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いた光電変換装置の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いた電子機器の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いた表示装置の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いた照明装置の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いた移動体の一例を示す図。
本実施形態の発光デバイスを用いたウェアラブルデバイスの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
図１～図１４を参照して、本開示の実施形態による発光デバイスについて説明する。以下の説明において、発光デバイスに配される発光素子として有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）を用いる例について説明する。しかしながら、本開示は、ＯＬＥＤを用いた発光デバイスに限定されるものではなく、電流駆動型の発光素子を備える発光デバイス全般に適用することが可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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