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公開番号
2025180501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024087870
出願日
2024-05-30
発明の名称
地層処分施設及び地層処分方法
出願人
鹿島建設株式会社
,
関西設計株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G21F
9/36 20060101AFI20251204BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】廃棄体パッケージを効率よく搬送することが可能な地層処分施設及び及び地層処分方法を提供する。
【解決手段】放射性廃棄物を地層処分する地層処分施設1は、放射性廃棄物を含む円柱状の廃棄体パッケージ11が横置き方式で定置され処分される処分坑道21と、処分坑道21内に設置され当該処分坑道21内を単独で移動する廃棄体パッケージ11を定置位置11pに案内するパック案内ユニット72と、を備え、パック案内ユニット72は、処分坑道21の内壁面上に据え置かれる本体部77と、本体部77に設けられ廃棄体パッケージ11の円柱側面11a上を転動する複数のボール71と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
放射性廃棄物を地層処分する地層処分施設であって、
前記放射性廃棄物を含む円柱状の廃棄体パッケージが横置き方式で定置され処分される処分坑道と、
前記処分坑道内に設置され当該処分坑道内を単独で移動する前記廃棄体パッケージを定置位置に案内するパック案内ユニットと、を備え、
前記パック案内ユニットは、
前記処分坑道の内壁面上に配置される本体部と、前記本体部に設けられ前記廃棄体パッケージの円柱側面上を転動する複数の転動体と、を有する、地層処分施設。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記パック案内ユニットは、
前記本体部に設けられ前記処分坑道の前記内壁面上を転動する複数の他の転動体を更に有する、請求項1に記載の地層処分施設。
【請求項3】
前記処分坑道は、底壁面と、当該底壁面の両端から立ち上がる側壁面と、を備え、前記底壁面と前記側壁面との2つの角部に沿ってそれぞれ前記パック案内ユニットが設置されている、請求項1に記載の地層処分施設。
【請求項4】
請求項2に記載の地層処分施設において放射性廃棄物を地層処分する地層処分方法であって、
所定の収容予定数の前記廃棄体パッケージが前記パック案内ユニットによる案内によって前記処分坑道内に定置された後、前記パック案内ユニットが前記処分坑道の長手方向に引き抜かれて回収されるユニット回収工程を備える、地層処分方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地層処分施設及び地層処分方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の地層処分施設が知られている。この地層処分施設では、海上輸送された廃棄体は港湾施設で収納容器に収容され、廃棄体パッケージとして処理される。この廃棄体パッケージは、空気搬送システムにより地上施設から地下施設へと搬送され、その後、主要坑道を経由して処分坑道へと運ばれる。処分坑道への到達後、廃棄体パッケージは専用の搬送車や装置によって受け取られ、ターンテーブルを用いて処分坑道の入口に向けられる。最終的に、廃棄体パッケージは処分坑道内に押し込まれ、所定の位置に定置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-286451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の地層処分施設では、処分坑道内に押し込まれた後の廃棄体パッケージが処分坑道の奥に向けて円滑に移動するとは限らない。従って、施設内における廃棄体パッケージ11の搬送効率が必ずしも良いとは言えなかった。本発明は、廃棄体パッケージを効率よく搬送することが可能な地層処分施設及び地層処分方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の要旨は以下の〔1〕~〔4〕に存する。
【0006】
〔1〕 放射性廃棄物を地層処分する地層処分施設であって、前記放射性廃棄物を含む円柱状の廃棄体パッケージが横置き方式で定置され処分される処分坑道と、前記処分坑道内に設置され当該処分坑道内を単独で移動する前記廃棄体パッケージを定置位置に案内するパック案内ユニットと、を備え、前記パック案内ユニットは、前記処分坑道の内壁面上に配置される本体部と、前記本体部に設けられ前記廃棄体パッケージの円柱側面上を転動する複数の転動体と、を有する、地層処分施設。
【0007】
〔2〕 前記パック案内ユニットは、前記本体部に設けられ前記処分坑道の前記内壁面上を転動する複数の他の転動体を更に有する、請求項1に記載の地層処分施設。
【0008】
〔3〕 前記処分坑道は、底壁面と、当該底壁面の両端から立ち上がる側壁面と、を備え、前記底壁面と前記側壁面との2つの角部に沿ってそれぞれ前記パック案内ユニットが設置されている、〔1〕又は〔2〕に記載の地層処分施設。
【0009】
〔4〕 〔1〕~〔3〕の何れか1項に記載の地層処分施設において放射性廃棄物を地層処分する地層処分方法であって、所定の収容予定数の前記廃棄体パッケージが前記パック案内ユニットによる案内によって前記処分坑道内に定置された後、前記パック案内ユニットが前記処分坑道の長手方向に引き抜かれて回収されるユニット回収工程を備える、地層処分方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、廃棄体パッケージを効率よく搬送することが可能な地層処分施設及び地層処分方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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