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公開番号
2025180383
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024087691
出願日
2024-05-30
発明の名称
除電器
出願人
株式会社キーエンス
代理人
個人
,
個人
主分類
H05F
3/04 20060101AFI20251204BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ワークにおける誘導電圧の発生を防止する防止部材と電極針との間の距離の安定化を可能とする。
【解決手段】除電器1では、電極針33より前側Df(+)(針先端方向)に設けられた複数の針キャップ部材3それぞれの導電プレート6(前面防止部材)によって、ワークにおける誘導電圧の発生を防止できる。しかも、複数の導電プレート6を設けることで、各導電プレート6を幅方向Dwにおいて短尺に形成できる。そのため、導電プレート6の撓みを抑えて、導電プレート6と電極針33との間の距離を安定化させることが可能となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
配列方向に列状に配置された複数の電極針に高電圧を印加してイオンを発生させるバータイプの除電器であって、
前記複数の電極針それぞれの先端を針先端方向に向けて、前記複数の電極針を保持するフレームと、
前記フレームに設けられ、前記電極針の側方に位置し、グランドに導通する側面防止部材と、
前記配列方向に列状に配置されて前記フレームに装着され、前記電極針より前記針先端方向に位置し、前記側面防止部材に導通する複数の前面防止部材と、
を備える、除電器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記前面防止部材は、前記フレームに対して着脱可能に装着される、請求項1に記載の除電器。
【請求項3】
前記複数の電極針に含まれる第一電極針と、前記複数の前面防止部材に含まれる第一前面防止部材と、を保持し、前記フレームに対して着脱可能に装着される針キャップ部材を備える、請求項2に記載の除電器。
【請求項4】
前記針キャップ部材が前記フレームに装着された状態で、前記側面防止部材の前記針先端方向の端は、前記第一電極針の先端より前記針先端方向に位置する、請求項3に記載の除電器。
【請求項5】
前記針キャップ部材は、前記第一電極針を側方から囲む流路部材を有し、
前記第一電極針と前記流路部材との間の流路は、当該流路の面積が前記針先端方向に向かって小さくなる絞り込み形状を有する、請求項3に記載の除電器。
【請求項6】
前記前面防止部材は、前記針先端方向から見て、前記第一電極針と重なる位置で開口するメンテナンス開口を有し、
前記メンテナンス開口の径は、前記第一電極針の径よりも大きい、請求項3に記載の除電器。
【請求項7】
前記針キャップ部材は、前記第一電極針から前記針先端方向に設けられた流路を側方から囲む樹脂部材を有し、
前記樹脂部材に囲まれる流路は、当該流路の面積が前記針先端方向に向かって大きくなる広がり形状を有する、請求項3に記載の除電器。
【請求項8】
前記複数の電極針のうち、第一電極針と第二電極針との前記針先端方向に位置する第一前面防止部材を有する第一ユニットと、
前記複数の電極針のうち、第三電極針と第四電極針との前記針先端方向に位置する第二前面防止部材を有する第二ユニットと、
を備え、
前記第一ユニットおよび前記第二ユニットが前記フレームに装着された状態で、前記第一前面防止部材および前記第二前面防止部材は、前記側面防止部材に導通する、請求項1に記載の除電器。
【請求項9】
前記側面防止部材には切り欠き部が設けられ、
前記第一ユニットおよび前記第二ユニットは、前記切り欠き部に係合されることで、前記フレームに装着される、請求項8に記載の除電器。
【請求項10】
前記電極針を側方から囲む流路部材を備え、
前記電極針と前記流路部材との間の流路は、当該流路の面積が前記針先端方向に向かって小さくなる絞り込み形状を有する、請求項1に記載の除電器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、配列方向に列状に配置された複数の電極針に高電圧を印加してイオンを発生させるバータイプの除電器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
除電器は、電極針に高電圧を印加することで発生したイオンによってワークを除電する。この際、ワークに生じる誘導電圧に起因して、正負のイオンバランスが崩れてしまう場合がある。そこで、特許文献1では、電極針に前側から対向する板状導電部材を設けることで、誘導電圧の発生防止が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6725938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、複数の電極針が配列方向に列状に配列されたバータイプの除電器では次のような課題があった。つまり、バータイプの除電器は、電極針の配列方向に長尺となる傾向を有する。これに対して、誘導電圧の発生を防止するための防止部材(特許文献1の板状導電部材)が長尺化すると、個別の電極針について、電極針の清掃や交換をするメンテナンスに手間がかかる、という課題や、防止部材が撓んでしまって、電極針と防止部材との間の距離が不安定になるといった課題があった。
【0005】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ワークにおける誘導電圧の発生を防止する防止部材と電極針との間の距離の安定化を可能とする技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る除電器は、配列方向に列状に配置された複数の電極針に高電圧を印加してイオンを発生させるバータイプの除電器であって、複数の電極針それぞれの先端を針先端方向に向けて、複数の電極針を保持するフレームと、フレームに設けられ、電極針の側方に位置し、グランドに導通する側面防止部材と、配列方向に列状に配置されてフレームに装着され、電極針より針先端方向に位置し、側面防止部材に導通する複数の前面防止部材と、を備える。
【0007】
このように構成された本発明では、電極針より針先端方向に設けられた複数の前面防止部材によって、ワークにおける誘導電圧の発生を防止できる。しかも、複数の前面防止部材を設けることで、各前面防止部材を短尺に形成できる。そのため、前面防止部材の撓みを抑えて、前面防止部材と電極針との間の距離を安定化させることが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
以上のように、本発明によれば、ワークにおける誘導電圧の発生を防止する防止部材と電極針との間の距離の安定化が可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るバータイプの除電器の外観構成を示す斜視図。
針キャップ部材の前方斜視図。
針キャップ部材の後方斜視図。
針キャップ部材の分解斜視図。
針キャップ部材の部分断面図。
針キャップ部材の部分断面図。
針キャップ部材の部分断面図。
除電器が備える電気的構成を示すブロック図。
コントローラの内部構成を示すブロック図。
図9のコントローラが実行するイオンバランス制御時の動作の一例を示すフローチャート。
本発明に係るバータイプの除電器の変形例の外観構成を示す斜視図。
図11の除電器の内部構成を示す斜視図。
図11の除電器が備えるキャップユニットを示す斜視図。
図11の除電器が備えるキャップユニットを示す斜視図。
キャップユニットを一対の取付プレートに取り付ける取付手順を示す図。
キャップユニットを一対の取付プレートに取り付ける取付手順を示す図。
キャップユニットを一対の取付プレートに取り付ける取付手順を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は本発明に係るバータイプの除電器の外観構成を示す斜視図である。本実施形態では、除電器1の長手方向Dl、幅方向Dwおよび送風方向Dfを示す。ここで、長手方向Dl、幅方向Dwおよび送風方向Dfは互いに直交する。さらに、送風方向Dfの前側Df(+)および後ろ側Dd(-)を示す。ここで、前側Df(+)と後ろ側Dd(-)とは互いに逆を向く。
(【0011】以降は省略されています)
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