TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025179379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086092
出願日2024-05-28
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/6585 20110101AFI20251203BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】隣り合う内導体間における電磁ノイズの悪影響を抑制し得る。
【解決手段】コネクタ1は、複数対の差動通信用の大型内導体70及び小型内導体170と、各対の大型内導体70及び小型内導体170がそれぞれ組み付けられる複数の大型誘電体60及び小型誘電体160と、複数の大型誘電体60及び小型誘電体160を収容する外導体30と、を備えている。大型誘電体60に組み付けられる一方の対の大型内導体70の第2接続部72と、この大型誘電体60に隣り合う小型誘電体160に組み付けられる他方の対の小型内導体170の第2接続部172との間に配される導電性の遮蔽部材80が設けられている。遮蔽部材80は、回路基板100のグランド回路104に接触している。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
複数対の差動通信用の内導体と、
各対の前記内導体がそれぞれ組み付けられる複数の誘電体と、
複数の前記誘電体を収容する外導体と、
を備え、
前記外導体は、各対の前記内導体の一部を収容する複数の収容室を有し、
前記内導体は、
前記収容室内に収容されて相手側内導体に接続される第1接続部と、
前記収容室の外部に露出して回路基板に接続される第2接続部と、
を有し、
一つの前記誘電体に組み付けられる一方の対の前記内導体の前記第2接続部と、前記一つの前記誘電体に隣り合う他の前記誘電体に組み付けられる他方の対の前記内導体の前記第2接続部との間に配される導電性の遮蔽部材が設けられ、
前記遮蔽部材は、前記回路基板のグランド回路に接触しているコネクタ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記遮蔽部材は、板部を有し、
前記板部の全幅が前記回路基板に接している請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記板部は、前記回路基板に面当たりしている請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記遮蔽部材は、前記一方の対の前記第2接続部において前記一つの前記誘電体に収容される部分の全体と、前記他方の対の前記第2接続部において前記他の前記誘電体に収容される部分の全体との間に配されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記収容室の少なくとも一部は、隔壁によって仕切られており、
前記遮蔽部材は、前記隔壁に接触している請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記外導体は、前記隔壁に形成されたスリットを有し、
前記遮蔽部材の一部が前記スリット内に圧入されている請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記遮蔽部材は、
前記スリット内に挿入される第2板部と、
前記第2板部から突出する突起と、
を有し、
前記突起は、前記スリットの内面に接触する請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記遮蔽部材は、前記第2板部の一方の板面から突出する第1突起、及び前記第2板部の他方の板面から突出する第2突起を有し、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記第2板部の板面に平行な方向において交互に並んでおり、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記スリットの内面に接触する請求項7に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数の内導体を備えるコネクタにおいて、内導体間におけるクロストークを抑制することが求められている。例えば、特許文献1に開示されるコネクタは、外導体と、外導体内に収容される複数の誘電体と、各誘電体に装着される内導体と、外導体内において隣合う誘電体の間に配置される遮蔽部材と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-18176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のコネクタの構成では、上下方向で隣り合う内導体間において、回路基板と遮蔽部材との間に隙間が存在している。そのため、内導体間において電磁ノイズの悪影響の抑制が十分ではなく、内導体間でクロストーク等の電磁気的な干渉が生じるおそれがあった。
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、隣り合う内導体間における電磁ノイズの悪影響を抑制し得るコネクタを提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、
複数対の差動通信用の内導体と、
各対の前記内導体がそれぞれ組み付けられる複数の誘電体と、
複数の前記誘電体を収容する外導体と、
を備え、
前記外導体は、各対の前記内導体の一部を収容する複数の収容室を有し、
前記内導体は、
前記収容室内に収容されて相手側内導体に接続される第1接続部と、
前記収容室の外部に露出して回路基板に接続される第2接続部と、
を有し、
一つの前記誘電体に組み付けられる一方の対の前記内導体の前記第2接続部と、前記一つの前記誘電体に隣り合う他の前記誘電体に組み付けられる他方の対の前記内導体の前記第2接続部との間に配される導電性の遮蔽部材が設けられ、
前記遮蔽部材は、前記回路基板のグランド回路に接触している。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、隣り合う内導体間における電磁ノイズの悪影響を抑制し得るコネクタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施例1のコネクタの斜視図である
図2は、図1のコネクタの前方側から見た分解斜視図である。
図3は、図1のコネクタの後方側から見た分解斜視図である。
図4は、図2及び図3の遮蔽部材の後方側から見た分解斜視図である。
図5は、図2及び図3の遮蔽部材の前方側から見た分解斜視図である。
図6は、図1の大型端子モジュールの前方側から見た斜視図である。
図7は、図1のコネクタの背面図である。
図8は、図1のコネクタの底面図である。
図9は、図7のA-A断面を示す断面図である。
図10は、実施例2の遮蔽部材の後方側から見た斜視図である。
図11は、図10の遮蔽部材が外導体に組み付けられた状態における一部断面で示す斜視図である。
図12は、実施例3のコネクタの左側から見た側断面図である。
図13は、実施例3の遮蔽部材の後方側から見た斜視図である。
図14は、図13の遮蔽部材が外導体に組み付けられた状態における一部断面で示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)複数対の差動通信用の内導体と、
各対の前記内導体がそれぞれ組み付けられる複数の誘電体と、
複数の前記誘電体を収容する外導体と、
を備え、
前記外導体は、各対の前記内導体の一部を収容する複数の収容室を有し、
前記内導体は、
前記収容室内に収容されて相手側内導体に接続される第1接続部と、
前記収容室の外部に露出して回路基板に接続される第2接続部と、
を有し、
一つの前記誘電体に組み付けられる一方の対の前記内導体の前記第2接続部と、前記一つの前記誘電体に隣り合う他の前記誘電体に組み付けられる他方の対の前記内導体の前記第2接続部との間に配される導電性の遮蔽部材が設けられ、
前記遮蔽部材は、前記回路基板のグランド回路に接触しているコネクタ。
【0009】
(1)のコネクタは、隣り合う2対の内導体の第2接続部の間に遮蔽部材が配されるため、隣り合う2対の内導体の第2接続部の間における電磁ノイズの悪影響を抑制できる。その上で、遮蔽部材が回路基板のグランド回路に接触しているため、遮蔽部材を流れる電流を回路基板に逃がすことができる。したがって、コネクタは、隣り合う内導体間における電磁ノイズの悪影響を抑制できる。
【0010】
(2)前記遮蔽部材は、板部を有し、
前記板部の全幅が前記回路基板に接して前記板部と前記回路基板との間の隙間を塞いでいる(1)に記載のコネクタ。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
三重コイル変圧器
2日前
日機装株式会社
加圧装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
日新イオン機器株式会社
イオン源
7日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
富士電機株式会社
電磁接触器
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
1か月前
株式会社トクミ
ケーブル
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
2日前
大電株式会社
電線又はケーブル
14日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
株式会社ヨコオ
コネクタ
1日前
個人
電源ボックス及び電子機器
7日前
株式会社東芝
電子源
7日前
ホシデン株式会社
複合コネクタ
16日前
住友電装株式会社
コネクタ
22日前
ヒロセ電機株式会社
電気コネクタ
22日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
22日前
住友電装株式会社
コネクタ
2日前
ローム株式会社
半導体モジュール
23日前
株式会社レゾナック
冷却器
1か月前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
1か月前
甲神電機株式会社
変流器及び零相変流器
1か月前
矢崎総業株式会社
バスバー
3日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
1日前
日本特殊陶業株式会社
アンテナ装置
9日前
株式会社パロマ
監視システム
14日前
矢崎総業株式会社
端子
14日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置構造
8日前
株式会社デンソー
熱交換部材
1か月前
株式会社デンソー
半導体装置
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
7日前
続きを見る