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公開番号2025177891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085040
出願日2024-05-24
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人PayPay株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 30/0211 20230101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約【課題】特典の価値を適正に評価すること。
【解決手段】電子決済サービスの一以上の利用者の決済履歴を取得する取得部と、前記決済履歴に基づいて、前記利用者の未来の所定期間にわたる電子決済をシミュレーションするシミュレーション部と、前記電子決済サービスの加盟店が提供する特典の利用条件に、シミュレーションした前記電子決済を当てはめることによって、前記特典の価値を算出する算出部と、を備える情報処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子決済サービスの一以上の利用者の決済履歴を取得する取得部と、
前記決済履歴に基づいて、前記利用者の未来の所定期間にわたる電子決済をシミュレーションするシミュレーション部と、
前記電子決済サービスの加盟店が提供する特典の利用条件に、シミュレーションした前記電子決済を当てはめることによって、前記特典の価値を算出する算出部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記決済履歴は、前記利用者が電子決済を行った加盟店の店舗、日時、金額に関する情報を含み、
前記シミュレーション部は、前記決済履歴に基づいて、前記所定期間にわたって前記店舗において実行される前記利用者による電子決済の日時および金額をシミュレーションする、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記算出部は、シミュレーションした前記電子決済に応じて前記加盟店が前記利用者に還元する特典の金額と、シミュレーションした前記電子決済の総額とに基づいて、前記特典の価値を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記算出部は、シミュレーションした前記電子決済に応じて前記加盟店が前記利用者に還元する特典の金額を、シミュレーションした前記電子決済の総額で除算することによって、前記特典の価値を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記算出部は、前記除算値を前記利用者ごとに算出し、前記除算値の平均値として前記特典の価値を算出する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記利用者の利用者端末装置に、前記価値が高い順に、一以上の前記加盟店が提供する特典に関する特典情報を表示させる表示制御部を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記利用者端末装置から前記利用者の現在位置を取得し、前記現在位置から所定範囲内の一以上の前記加盟店の店舗について、前記価値が高い順に、前記特典情報を前記利用者端末装置に表示させる、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記利用者の利用者端末装置に、少なくとも前記特典に規定された還元率と前記価値とを選択可能に表示させ、前記利用者による選択に応じて、前記還元率又は前記価値が高い順に、一以上の前記加盟店が提供する特典に関する特典情報を表示させる、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
電子決済サービスの一以上の利用者の決済履歴を取得し、
前記決済履歴に基づいて、前記利用者の未来の所定期間にわたる電子決済をシミュレーションし、
前記電子決済サービスの加盟店が提供する特典の利用条件に、シミュレーションした前記電子決済を当てはめることによって、前記特典の価値を算出する、
情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
電子決済サービスの一以上の利用者の決済履歴を取得させ、
前記決済履歴に基づいて、前記利用者の未来の所定期間にわたる電子決済をシミュレーションさせ、
前記電子決済サービスの加盟店が提供する特典の利用条件に、シミュレーションした前記電子決済を当てはめることによって、前記特典の価値を算出させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スマートフォン等の端末装置を利用する利用者に対して、クーポン等の提案情報を提供する技術が知られている。例えば、特許文献1には、利用者が位置すると推定された店舗が提供する商品のクーポンに関する提案情報を端末装置に送信する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-169713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術は、特典の利用条件を考慮して、利用者に特典の提案を行うものではなかった。例えば、ある店舗が、還元率は高いものの、著しく利用条件が厳しい特典を提供した場合、実際には特典が提供される利用者数が限られるものの、見せかけの還元率の高さによって、そのような特典が利用者に提案される場合があった。すなわち、従来技術では、特典の価値を適正に評価することができない場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、特典の価値を適正に評価することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、電子決済サービスの一以上の利用者の決済履歴を取得する取得部と、前記決済履歴に基づいて、前記利用者の未来の所定期間にわたる電子決済をシミュレーションするシミュレーション部と、前記電子決済サービスの加盟店が提供する特典の利用条件に、シミュレーションした前記電子決済を当てはめることによって、前記特典の価値を算出する算出部と、を備える情報処理装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、特典の価値を適正に評価することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。
電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。
電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。
第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。
利用者情報172の内容の一例を示す図である。
加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。
クーポン情報178の内容の一例を示す図である。
決済アプリ20のトップ画面IMの一例を示す図である。
利用者端末装置10によるクーポンの利用方法の一例を示す図である。
近くのおトクボタンNEが押下された際に、利用者端末装置10に表示される画面の一例を示す図である。
利用者の決済履歴に基づくシミュレーションの概要を説明するための図である。
シミュレーション部144によって生成されたシミュレーション結果180の内容の一例を示す図である。
算出部146によって算出されたクーポン価値182の内容の一例を示す図である。
クーポン価値182に基づいて利用者端末装置10に表示される提案情報の一例を示す図である。
クーポン価値182に基づいて利用者端末装置10に表示される提案情報の別の例を示す図である。
決済サーバ100によって実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下に登場する「サーバ」、「管理装置」、「情報提供装置」などの、利用者にサービスを提供したり内部解析を行ったりするための各種装置は、分散化された装置群によって実現されてよく、それぞれの装置を運用する事業者は異なってもよい。また装置のハードウェアの保有者(クラウドサーバの提供者)と実質的な運用を行う事業者も異なってよい。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
【0010】
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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