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公開番号2025177316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084025
出願日2024-05-23
発明の名称重合性液晶混合物の製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類C08F 20/30 20060101AFI20251128BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】特定の重合性液晶化合物を含む混合物の製造方法について、重合性液晶化合物を含む晶析体を乾燥させる際に、乾燥させる装置に晶析体が付着することを軽減する。
【解決手段】重合性液晶混合物の製造方法は、有機溶媒中でのカップリング反応により得られる式(1)で表される重合性液晶化合物を含む晶析体の乾燥工程を有する。乾燥工程は、晶析体を乾燥させる際の乾燥温度をT[℃]、当該乾燥工程の開始直前における晶析体中に含まれる有機溶媒の含液率をV[wt%]とした場合、式(A)を満たす条件において行う。
V<-0.5T+75、かつ30≦V (A)
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
有機溶媒中でのカップリング反応により得られる式（１）で表される重合性液晶化合物を含む晶析体の乾燥工程を有する重合性液晶混合物の製造方法であって、
前記乾燥工程は、前記晶析体を乾燥させる際の乾燥温度をＴ［℃］、当該乾燥工程の開始直前における前記晶析体中に含まれる有機溶媒の含液率をＶ［ｗｔ％］とした場合、式（Ａ）を満たす条件において行う、重合性液晶混合物の製造方法。
Ｖ＜－０．５Ｔ＋７５、かつ３０≦Ｖ（Ａ）
JPEG
2025177316000023.jpg
15
170
［式（１）中、
ｋ１１、ｋ１２およびｌは、それぞれ独立に、１以上の整数を表す。
Ｂ
１１
およびＢ
１２
は、それぞれ独立に、－ＣＲ
１
Ｒ
２
－、－ＣＨ
２
－ＣＨ
２
－、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＣＯ－Ｏ－、－Ｏ－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＯ－Ｏ－、－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－ＣＯ－ＮＲ
１
－、－ＮＲ
２
－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｏ－、－Ｓ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｓ－または単結合を表す。Ｒ
１
およびＲ
２
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子または炭素数１～４のアルキル基を表す。
Ｅ
１１
およびＥ
１２
は、それぞれ独立に、－ＣＲ
１
Ｒ
２
－、－ＣＨ
２
－ＣＨ
２
－、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＣＯ－Ｏ－、－Ｏ－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＯ－Ｏ－、－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－ＣＯ－ＮＲ
１
－、－ＮＲ
２
－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｏ－、－Ｓ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｓ－または単結合を表す。
Ｇ
１１
およびＧ
１２
は、それぞれ独立に、炭素数３～１６の２価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、－Ｒ
３
、－ＯＲ
３
、シアノ基またはニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる－ＣＨ
２
－は、－Ｏ－、－Ｓ－または－ＮＨ－で置換されていてもよい。Ｒ
３
は、炭素数１～４のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよい。
Ａ
１１
およびＡ
１２
は、それぞれ独立に、炭素数３～１６の２価の脂環式炭化水素基、または炭素数６～２０の２価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基および該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、－Ｒ
３
、－ＯＲ
３
、シアノ基またはニトロ基で置換されていてもよい。
Ｆ
１１
およびＦ
１２
は、それぞれ独立に、炭素数１～１２のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、－ＯＲ
３
またはハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる－ＣＨ
２
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記晶析体は、式（２）で表される重合性液晶化合物をさらに含む、請求項１に記載の重合性液晶混合物の製造方法。
JPEG
2025177316000024.jpg
15
170
［式（２）中、
ｋ２１およびｋ２２は、それぞれ独立に、１以上の整数を表す。
Ｂ
２１
およびＢ
２２
は、それぞれ独立に、－ＣＲ
１
Ｒ
２
－、－ＣＨ
２
－ＣＨ
２
－、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＣＯ－Ｏ－、－Ｏ－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＯ－Ｏ－、－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－ＣＯ－ＮＲ
１
－、－ＮＲ
２
－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｏ－、－Ｓ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｓ－または単結合を表す。Ｒ
１
およびＲ
２
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子または炭素数１～４のアルキル基を表す。
Ｅ
２１
およびＥ
２２
は、それぞれ独立に、－ＣＲ
１
Ｒ
２
－、－ＣＨ
２
－ＣＨ
２
－、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＣＯ－Ｏ－、－Ｏ－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＯ－Ｏ－、－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－ＣＯ－ＮＲ
１
－、－ＮＲ
２
－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｏ－、－Ｓ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｓ－または単結合を表す。
Ｇ
２１
およびＧ
２２
は、それぞれ独立に、炭素数３～１６の２価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、－Ｒ
３
、－ＯＲ
３
、シアノ基またはニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる－ＣＨ
２
－は、－Ｏ－、－Ｓ－または－ＮＨ－で置換されていてもよい。Ｒ
３
は、炭素数１～４のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよい。
Ａ
２１
およびＡ
２２
は、それぞれ独立に、炭素数３～１６の２価の脂環式炭化水素基、または炭素数６～２０の２価の芳香族炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基および該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、－Ｒ
３
、－ＯＲ
３
、シアノ基またはニトロ基で置換されていてもよい。
Ｆ
２１
およびＦ
２２
は、それぞれ独立に、炭素数１～１２のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる水素原子は、－ＯＲ
３
またはハロゲン原子で置換されていてもよく、該アルカンジイル基に含まれる－ＣＨ
２
－は、－Ｏ－または－ＣＯ－で置き換わっていてもよい。
Ｐ
２１

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、重合性液晶混合物の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、析出させた晶析体を乾燥させる工程を有する重合性液晶化合物の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１２０６５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
重合性液晶化合物の構造が複雑である場合、乾燥工程に用いる装置に晶析体が付着しやすいことがある。乾燥工程中に晶析体が装置に付着すると、乾燥効率が低下したり、乾燥工程後に付着した晶析体を装置から取り除く作業が煩雑になったりするという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、以下の発明を含む。
［発明１］
有機溶媒中でのカップリング反応により得られる式（１）で表される重合性液晶化合物を含む晶析体の乾燥工程を有する重合性液晶混合物の製造方法であって、
前記乾燥工程は、前記晶析体を乾燥させる際の乾燥温度をＴ［℃］、当該乾燥工程の開始直前における前記晶析体中に含まれる有機溶媒の含液率をＶ［ｗｔ％］とした場合、式（Ａ）を満たす条件において行う、重合性液晶混合物の製造方法。
【０００６】
Ｖ＜－０．５Ｔ＋７５、かつ３０≦Ｖ（Ａ）
【０００７】
JPEG
2025177316000001.jpg
15
170
【０００８】
［式（１）中、
ｋ１１、ｋ１２およびｌは、それぞれ独立に、１以上の整数を表す。
Ｂ
１１
およびＢ
１２
は、それぞれ独立に、－ＣＲ
１
Ｒ
２
－、－ＣＨ
２
－ＣＨ
２
－、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＣＯ－Ｏ－、－Ｏ－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＯ－Ｏ－、－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－ＣＯ－ＮＲ
１
－、－ＮＲ
２
－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｏ－、－Ｓ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｓ－または単結合を表す。Ｒ
１
およびＲ
２
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子または炭素数１～４のアルキル基を表す。
【０００９】
Ｅ
１１
およびＥ
１２
は、それぞれ独立に、－ＣＲ
１
Ｒ
２
－、－ＣＨ
２
－ＣＨ
２
－、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＣＯ－Ｏ－、－Ｏ－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＯ－Ｏ－、－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－、－Ｏ－Ｃ（＝Ｓ）－Ｏ－、－ＣＯ－ＮＲ
１
－、－ＮＲ
２
－ＣＯ－、－Ｏ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｏ－、－Ｓ－ＣＨ
２
－、－ＣＨ
２
－Ｓ－または単結合を表す。
【００１０】
Ｇ
１１
およびＧ
１２
は、それぞれ独立に、炭素数３～１６の２価の脂環式炭化水素基を表し、該脂環式炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子、－Ｒ
３
、－ＯＲ
３
、シアノ基またはニトロ基で置換されていてもよく、該脂環式炭化水素基に含まれる－ＣＨ
２
－は、－Ｏ－、－Ｓ－または－ＮＨ－で置換されていてもよい。Ｒ
３
は、炭素数１～４のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる水素原子は、フッ素原子で置換されていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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