特許ウォッチ

公開番号2025176801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083134
出願日2024-05-22
発明の名称ロッドケース
出願人株式会社シマノ
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類A01K 97/08 20060101AFI20251128BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】長手方向の端部に開口部を有するロッドケースにおいて、収納する釣り竿を安定して保持することを課題とする。
【解決手段】本発明は、長手方向の端部に開閉可能な開口部2を有するロッドケース1であって、筒状の本体部3と、前記本体部3の内面に対して着脱可能な竿保持部材4と、を備え、前記本体部3は、前記開口部2の周辺における内部に、前記竿保持部材4を係合により装着する被係合部6を有し、前記竿保持部材4は、1本または複数の釣り竿Rの少なくとも一部分を巻き包んだ状態で、前記被係合部6に係合する係合部7を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
長手方向の端部に開閉可能な開口部を有するロッドケースであって、
筒状の本体部と、前記本体部の内面に対して着脱可能な竿保持部材と、を備え、
前記本体部は、前記開口部の周辺における内部に、前記竿保持部材を係合により装着する被係合部を有し、
前記竿保持部材は、１本または複数の釣り竿の少なくとも一部分を巻き包んだ状態で、前記被係合部に係合する係合部を有する、ロッドケース。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記被係合部が面ファスナーのフック部またはループ部のうち一方であり、
前記係合部が面ファスナーのフック部またはループ部のうち他方である、請求項１に記載のロッドケース。
【請求項３】
前記竿保持部材は前記釣り竿の先端側を巻き包む、請求項１または２に記載のロッドケース。
【請求項４】
前記竿保持部材はクッション性を有する、請求項３に記載のロッドケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ロッド（釣り竿）を収納可能なロッドケースに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ロッドを収納可能なロッドケースが知られている（特許文献１参照）。このロッドケースは、内部にロッドを収納可能な細長筒状のケース本体を備える。このケース本体には、ケース本体の長手方向の端部からケース本体の側部にわたって、ロッドを出し入れ可能な開口が設けられている。さらに、ケース本体の側面全体が、ファスナーで開閉可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第４８４９８０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このようなロッドケースの長手方向の中央部の内側には、例えば、ロッドを束ねた状態で固定するベルトが縫製により取り付けられており、ユーザーは、ロッドケースにロッドを収納する際に、このベルトでロッドを束ねてロッドケース内に固定する。
【０００５】
一方、長手方向の端部に開口部を有するロッドケースでは、ユーザーの手がロッドケースの中央部に届かないため、ロッドケースと別体のベルトを用いてロッドがロッドケースに取り付けられる。このような構成では、ロッドをロッドケースに収納したときに、ロッドケースの中でロッドが動いてしまうおそれがあった。ロッドケースの中でロッドが動いてしまうと、ロッドケースの持ち運び中に音が鳴ったり、ロッドが衝撃を受けたりするため好ましくない。
【０００６】
そこで、本発明は、長手方向の端部に開口部を有するロッドケースにおいて、収納する釣り竿を安定して保持することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明のロッドケースは、長手方向の端部に開閉可能な開口部を有するロッドケースであって、筒状の本体部と、前記本体部の内面に対して着脱可能な竿保持部材と、を備え、前記本体部は、前記開口部の周辺における内部に、前記竿保持部材を係合により装着する被係合部を有し、前記竿保持部材は、１本または複数の釣り竿の少なくとも一部分を巻き包んだ状態で、前記被係合部に係合する係合部を有する。
【０００８】
かかる構成によれば、係合部を介して被係合部に支持された状態で竿保持部材を周回させた釣り竿を収納できるため、ロッドケースの本体部内部で釣り竿が動いてしまうことを抑制できる。
【０００９】
また、前記ロッドケースでは、前記被係合部が面ファスナーのフック部またはループ部のうち一方であり、前記係合部が面ファスナーのフック部またはループ部のうち他方であってもよい。
【００１０】
かかる構成によれば、面ファスナーを用いて、係合部と被係合部を容易に形成できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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