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公開番号2025176481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082661
出願日2024-05-21
発明の名称食品用缶詰容器
出願人鈴木鋼材株式会社
代理人個人
主分類B65D 8/04 20060101AFI20251127BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】マイクロプラスチックが食品に浸出することを抑制することができる食品用缶詰容器を提供する。
【解決手段】食品用缶詰容器は、食品が詰められる缶胴と、缶胴の底側に設けられれる缶底と、缶胴と缶底とによって構成される缶体内を密閉する缶蓋と、を備え、缶胴、缶底、及び缶蓋のうち少なくとも1つにおいて、食品に晒される内面がステンレス鋼から成る。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
食品が詰められる缶胴と、
前記缶胴の底側に設けられれる缶底と、
前記缶胴と前記缶底とによって構成される缶体内を密閉する缶蓋と、を備え、
前記缶胴、前記缶底、及び前記缶蓋のうち少なくとも1つにおいて、食品に晒される内面がステンレス鋼から成る、食品用缶詰容器。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記内面を構成するステンレス鋼の孔食指数は、15以上である、請求項1に記載の食品用缶詰容器。
【請求項3】
前記内面を構成するステンレス鋼の孔食指数は、22以上である、請求項2に記載の食品用缶詰容器。
【請求項4】
前記内面におけるステンレス鋼の孔食指数は、30以上である、請求項3に記載の食品用缶詰容器。
【請求項5】
前記内面を構成するステンレス鋼は、二相系ステンレス鋼である、請求項1に記載の食品用缶詰容器。
【請求項6】
前記内面を構成するステンレス鋼は、オーステナイト系ステンレス鋼である、請求項1に記載の食品用缶詰容器。
【請求項7】
前記内面を構成するステンレス鋼は、フェライト系ステンレス鋼である、請求項1に記載の食品用缶詰容器。
【請求項8】
リサイクル可能なステンレス鋼から成ることを示す識別標章を更に備える、請求項1に記載の食品用缶詰容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品が詰められる食品用缶詰容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
水分を含む食品を長期保存する場合には、食品用缶詰容器が用いられる。食品用缶詰容器としては、例えば特許文献1のような食品用缶詰容器が知られている。特許文献1の食品用缶詰容器は、その中に食品を詰めて密閉することによって、食品の長期保存を可能にしている。また、特許文献1の食品用缶詰容器では、ポリエステルフィルムを素材の内面にラミネートすることによって、食品用缶詰容器内の食品の風味が変化したり、食品用缶詰容器の素材が腐食したりすることを防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-210363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような食品用缶詰容器では、ラミネートされたポリエステルフィルムが食品の水分によって加水分解されることが考えられる。加水分解されると、マイクロプラスチック及びナノプラスチックが食品に浸出する。食品用缶詰容器において食品が長時間保存されると、より多くのマイクロプラスチック(又はナノプラスチック)が食品に浸出することが考えられる。それ故、食品用缶詰容器に詰められた食品を食することによって、より多くのマイクロプラスチック(又はナノプラスチック)が人体に暴露される。
【0005】
そこで本発明は、マイクロプラスチックが食品に浸出することを抑制することができる食品用缶詰容器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の食品缶詰容器は、食品が詰められる缶胴と、前記缶胴の底側に設けられれる缶底と、前記缶胴と前記缶底とによって構成される缶体内を密閉する缶蓋と、を備え、前記缶胴、前記缶底、及び前記缶蓋のうち少なくとも1つにおいて、食品に晒される内面がステンレス鋼から成る。
【0007】
本発明に従えば、缶胴、缶底、及び缶蓋のうち少なくとも1つにおいて、食品に晒される内面がステンレス鋼から成る。それ故、内面が耐食性を有するので、内面が腐食することを抑制することができる。また、内面がステンレス鋼から成るので、食品用缶詰容器内でプラスチックが食品に晒されることを抑制できる。それ故、食品用缶詰容器内においてプラスチックが加水分解されることが抑制される。これにより、マイクロプラスチックが食品に浸出することを抑制することができる。
【0008】
上記発明において、前記内面を構成するステンレス鋼の孔食指数は、15以上であることが好ましい。
【0009】
上記構成に従えば、内面を構成するステンレス鋼の孔食指数は、15以上である。それ故、内面は、食品に対して高い耐食性を有する。これにより、長い期間にわたって食品を保存することを抑制することができる。
【0010】
上記発明において、前記内面を構成するステンレス鋼の孔食指数は、22以上であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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