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公開番号2025176431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082594
出願日2024-05-21
発明の名称抽出システム
出願人デゾン バイオテック シーオー エルティーディー,DAZZEON BIOTECH. CO., LTD.
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類C08B 37/00 20060101AFI20251127BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 バイオマスから多糖類を抽出するための構成が、抽出システムとして具体化され、バイオマスから多糖類を確実に抽出できるシステムを提供する。
【解決手段】 抽出システム10は、バイオマスBMから多糖類を抽出するためのものである。本発明の実施形態に係る抽出システム10は、前記バイオマスBMと、前記バイオマスBMから前記多糖類を抽出する抽出流体EFと、が投入される抽出器11と、前記抽出器11において前記抽出流体EFにより抽出された前記多糖類を、前記抽出流体EFから分離する分離器12と、を備える。前記抽出流体EFは、超臨界状態の二酸化炭素と、共溶媒と、を含み、前記共溶媒は、前記抽出流体EFに対し、5%よりも多い量のエタノールを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
バイオマスから多糖類を抽出するための抽出システムであって、
前記バイオマスと、前記バイオマスから前記多糖類を抽出する抽出流体と、が投入される抽出器と、
前記抽出器において前記抽出流体により抽出された前記多糖類を、前記抽出流体から分離する分離器と、
を備え、
前記抽出流体は、
超臨界状態の二酸化炭素と、共溶媒と、を含み、
前記共溶媒は、
前記抽出流体に対し、5%よりも多い量のエタノールを含む
抽出システム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載の抽出システムにおいて、
前記共溶媒は、
前記抽出流体に対し、5%よりも多い量、且つ、10%以下の量のエタノールを含む
抽出システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の抽出システムにおいて、
前記抽出器に投入される前記バイオマスは、
アロエ植物由来のアロエゲルを含み、
前記分離器にて分離される前記多糖類には、
化合物としてアセマンナンが過半数含まれる
抽出システム。
【請求項4】
請求項3に記載の抽出システムにおいて、
前記分離器は、複数の分離器で構成されており、
第1の前記分離器は、
前記抽出器と接続されて、抽出された前記多糖類を含む前記抽出流体が、前記抽出器から投入され、
第2の前記分離器は、
前記第1の前記分離器と接続されて、抽出された前記多糖類を含む前記抽出流体が、前記第1の前記分離器から投入され、
前記多糖類は、
それぞれの前記分離器にて分離される
抽出システム。
【請求項5】
請求項4に記載の抽出システムにおいて、
前記抽出器の抽出、及び、前記分離器の分離は、
バッチ式、セミバッチ式、及び、連続流通式のうちの何れかの形式で操作される
抽出システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオマスから多糖類を抽出するための抽出システムに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バイオマスから多糖類を抽出するための手法が知られている。例えば、下記特許文献1に記載のアロエ抽出物は、多糖類を含んでいる。このアロエ抽出物は、超臨界状態の二酸化炭素、水、メタノール、エタノール、アセトン、アルコール、水混合溶媒、又は、それらの組合せを含む、任意の適切な溶媒で抽出される。
【0003】
下記特許文献2では、キョウチクトウの葉から活性成分を抽出する手法が、開示されている。この活性成分は、28MPaの圧力、50℃の温度の条件下、二酸化炭素及び5%のエタノールの混合物が抽出流体として用いられ、抽出される。この条件においては、抽出流体の二酸化炭素は、超臨界状態にあると推察できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2022/015559号
国際公開WO2021/201903号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、超臨界状態の二酸化炭素を、抽出流体として用いることで、バイオマス中に抽出流体が浸透し易くなり、所定の成分が抽出流体に溶解し易くなる。このため、熱の影響を受けやすい成分を抽出する場合であっても、変質を抑制できる。また、抽出後に減圧すれば、容易に抽出流体を脱離できる。以上より、バイオマスから、容易な成分抽出が可能となる。
【0006】
しかしながら、上述の特許文献では、抽出に係る具体的な構成が不明である。特に、バイオマスから多糖類を確実に抽出するためには、改善の余地もあると考えられる。
【0007】
上記を鑑み、本発明の目的は、バイオマスから多糖類を抽出するための抽出システムにおいて、多糖類を確実に抽出できるものを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。本発明の抽出システムは、バイオマスから多糖類を抽出するためのものである。本発明の抽出システムは、前記バイオマスと、前記バイオマスから前記多糖類を抽出する抽出流体と、が投入される抽出器と、前記抽出器において前記抽出流体により抽出された前記多糖類を、前記抽出流体から分離する分離器と、を備える。前記抽出流体は、超臨界状態の二酸化炭素と、共溶媒と、を含み、前記共溶媒は、前記抽出流体に対し、5%よりも多い量のエタノールを含む。
【0009】
本発明の抽出システムにおいて、前記共溶媒は、前記抽出流体に対し、5%よりも多い量、且つ、10%以下の量のエタノールを含む。
【0010】
本発明の抽出システムにおいて、前記抽出器に投入される前記バイオマスは、アロエ植物由来のアロエゲルを含み、前記分離器にて分離される前記多糖類には、化合物としてアセマンナンが過半数含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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