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公開番号2025176323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082374
出願日2024-05-21
発明の名称物流システムの物品配置システムおよび倉庫システム
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B65G 1/137 20060101AFI20251127BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】保管場所に保管された物品を同時に出荷する際に、物品の搬送距離を短縮し、作業効率を向上する。
【解決手段】物品配置システム100は、第1共起度算出部110において、出荷データXに基づいて、物品が同時に出荷される頻度のパラメータである第1共起度を算出する。グルーピング部120は、第1共起度を用いて、第1共起度の高い物品を含む3以上のグループに分ける。第2共起度取得部130は、各グループ間の物品が同時に出荷される頻度のパラメータである第2共起度を求める。第1割り当て部140は、第2共起度の総和が最大になるよう、隣接する保管エリアとグループの組み合わせを決定し、グループに保管エリアを割り当てる。痔2割り当て部150は、グループに含まれる物品を、出荷頻度が高いほど、集荷場所に近い保管場所に保管されるよう、保管場所を割り当てる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の物品に対して、前記複数の物品に含まれる第1物品と第2物品が同時に出荷される頻度のパラメータである、第1共起度を取得する第1共起度取得部と、
前記第1共起度に基づいて、前記複数の物品を複数のグループに分けるグルーピング部と、
前記複数の物品の各々の前記第1共起度に基づいて、前記複数のグループに対して、前記グルーピング部により分けられた第1グループに含まれる物品と第2グループに含まれる物品が同時に出荷される頻度のパラメータである、第2共起度を取得する第2共起度取得部と、
前記第2共起度に基づいて、前記複数のグループの各々に保管エリアを割り当てる第1割り当て部と、
前記複数の物品の各々に、当該物品が含まれるグループの前記保管エリア内の保管場所を割り当てる第2割り当て部と、を備える、物流システムの物品配置システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1割り当て部は、隣接する前記保管エリアのグループ同士の前記第2共起度の総和が最大になるよう、前記保管エリアと前記複数のグループの組み合わせを求め、前記複数のグループに前記保管エリアを割り当てる、請求項1に記載の物流システムの物品配置システム。
【請求項3】
前記第2共起度取得部は、前記第1グループと前記第2グループに含まれる全ての物品間の前記第1共起度の平均値または総和を、前記第2共起度として取得する、請求項1または請求項2に記載の物流システムの物品配置システム。
【請求項4】
前記第2割り当て部は、出荷頻度が高い物品ほど、集荷場所に近い前記保管場所を割り当てる、請求項1または請求項2に記載の物流システムの物品配置システム。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の物流システムの物品配置システムを用いた倉庫システムであって、
前記保管場所に保管された前記物品を、倉庫内に設けられた集荷場所に搬送する搬送装置を備え、
前記倉庫内に、前記搬送装置が移動する複数の通路が設けられ、
前記保管場所は、前記搬送装置が移動する前記通路の両側に設けられており、
前記搬送装置が移動する通路の両側に設けられた前記保管場所の位置する領域が、前記保管エリアである、倉庫システム。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の物流システムの物品配置システムを用いた倉庫システムであって、
倉庫内に設けられた複数の集荷場所と、
前記複数の集荷場所に前記保管場所から物品を搬送する複数の搬送装置と、を備える、倉庫システム。
【請求項7】
請求項1に記載の物流システムの物品配置システムを用いた倉庫システムであって、
倉庫内に設けられた複数の集荷場所と、
前記複数の集荷場所に前記保管場所から物品を搬送する複数の搬送装置と、を備え、
前記物品配置システムは、
前記グルーピング部により分けられた前記複数のグループの各々において、当該グループに含まれる物品の出荷頻度に基づいて、当該グループの出荷頻度であるグループ出荷頻度を求める頻度取得部を、さらに備え、
前記第1割り当て部は、前記グループ出荷頻度が閾値以上であるグループが隣り合わないよう前記保管エリアを割り当てるとともに、前記グループ出荷頻度が前記閾値未満であるグループの前記第2共起度に基づいて、当該グループの前記保管エリアを割り当てる、倉庫システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物流システムの物品配置システム、および、当該物品システムを用いた倉庫システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-88427号公報(特許文献1)には、物流倉庫において、物品間の物流共起性に係る物流共起度を規定し、物流共起度が閾値以上である複数の物品をグループ化することが開示されている。特許文献1では、グループ化した物品を、互いに近接した場所を保管場所として決定し、決定した場所に物品を入庫している。この特許文献1によれば、出庫の際の移動すなわち物品の移動距離に係る資源(時間、エネルギー等)消費を防ぐことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-88427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物流共起度は、物品xと物品yが同時に出荷される(出荷単位(1オーダー)に物品xと物品yが存在する)頻度に関連する指標である。このため、特許文献1では、グループに含まれる物品が同時に出荷される場合には、出庫(ピッキング)の際の移動に係る資源の消費を小さくできる。しかし、当該グループと保管場所が離れた異なるグループに含まれる物品が同時に出荷される場合、出庫の際の物品の搬送距離が大きくなり、消費される資源が大きくなる懸念がある。
【0005】
本開示の目的は、保管場所に保管された物品を同時に出荷する際に、物品の搬送距離を短縮可能として、作業効率を向上することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1)本開示の物流システムの物品配置システムは、複数の物品に対して、複数の物品に含まれる第1物品と第2物品が同時に出荷される頻度のパラメータである、第1共起度を取得する第1共起度取得部と、第1共起度に基づいて物品を複数のグループに分けるグルーピング部と、複数の物品の各々の第1共起度に基づいて、複数のグループに対して、グルーピング部により分けられた第1グループに含まれる物品と第2グループに含まれる物品が同時に出荷される頻度のパラメータである、第2共起度を取得する第2共起度取得部と、第2共起度に基づいて、複数のグループの各々に保管エリアを割り当てる第1割り当て部と、複数の物品の各々に、当該物品が含まれるグループの保管エリア内の保管場所を割り当てる第2割り当て部と、を備える。
【0007】
この構成によれば、物流システムの物品配置システムは、第1共起度取得部と、ブルーピング部と、第2共起度取得部と、第1割り当て部と、第2割り当て部とを、備える。第1共起度は、第1物品と第2物品が同時に出荷される頻度のパラメータである。第1共起度取得部は、保管場所に保管されるすべての物品間の第1共起度を取得する。各物品は、グルーピング部によって、第1共起度に基づいて複数のグループに分けられる。グルーピング部は、グループに含まれる物品間の第1共起度が高くなるよう、各物品を複数のグループに分ける。
【0008】
第2共起度は、第1グループと第2グループに含まれる物品が同時に出荷される頻度のパラメータである。第2共起度取得部は、すべてのグループ間における第2共起度を取得する。第1割り当て部は、第2共起度に基づいて、すべのグループに保管エリアを割り当てる。保管エリアは、グループが位置する区域(領域)である。第1割り当て部は、第2共起度に基づいて、各グループの保管エリアを割り当てる。第2割り当て部は、グループに含まれる物品に、保管エリア内の保管場所を割り当てる。
【0009】
第2共起度は、ふたつのグループ(第1グループおよび第2グループ)に含まれる物品が同時に出荷される頻度のパラメータである。このため、第1割り当て部は、第2共起度を用いて、異なるグループに含まれる物品が同時に出荷される際、隣接する保管エリアのグループに含まれる物品が同時に出荷される確率が高くなるよう、各グループの保管エリアを割り当てることが可能になる。したがって、保管場所に保管された物品を同時に出荷する際に、物品の搬送距離を短縮することが可能になり、作業効率を向上することができる。
【0010】
2)好ましくは、第1割り当て部は、隣接する保管エリアのグループ同士の第2共起度の総和が最大になるよう、保管エリアと複数のグループの組み合わせを求め、複数のグループに保管エリアを割り当てるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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