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公開番号2025176271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082300
出願日2024-05-21
発明の名称間伐システム及び間伐方法
出願人株式会社和田電業社
代理人個人
主分類A01G 23/08 20060101AFI20251127BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】間伐対象の樹木の選定作業と間伐対象の樹木の表の作成をデジタル化することで、低コスト化と作業期間の短期化を図れる間伐システム及び間伐方法を提供することにある。
【解決手段】間伐システムは、携帯情報端末1、サーバ2、伐採装置3、管理用機器5及び制御装置4を備える。携帯情報端末は、間伐対象の樹木の位置情報、樹木の画像情報、及び樹木の種類とサイズの情報を取得する。サーバは、携帯情報端末で取得した情報を、通信ネットワーク6を経由して受信し、記録及び処理する。そして、制御装置は、サーバで記録及び処理した情報が通信ネットワークを経由して入力され、間伐対象の樹木に対して伐採装置を作動させ、間伐対象の樹木でない場合に伐採装置の動作を停止させることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
間伐対象の樹木の位置情報、樹木の画像情報、及び樹木の種類とサイズの情報を取得する携帯情報端末と、
前記携帯情報端末で取得した情報を、通信ネットワークを経由して受信し、記録及び処理するサーバと、
樹木を伐採する伐採装置と、
前記伐採装置に搭載され、前記サーバで記録及び処理した情報が前記通信ネットワークを経由して入力され、間伐対象の樹木に対して前記伐採装置を作動させ、間伐対象の樹木でない場合に前記伐採装置の動作を停止させる制御装置と、
を具備することを特徴とする間伐システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記サーバをアクセスして、記録及び処理された情報を受け取る管理用機器を更に具備する、ことを特徴とする請求項1に記載の間伐システム。
【請求項3】
前記管理用機器は、間伐対象の樹木の位置、樹木の画像、及び樹木の種類とサイズの表を表示し、印刷するものである、ことを特徴とする請求項2に記載の間伐システム。
【請求項4】
間伐対象の樹木の位置情報は、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から送信されるGNSS信号から取得した緯度情報と経度情報であり、前記樹木の画像情報は、カメラで撮影した静止画または動画であり、前記樹木の種類とサイズの情報は、作業者が音声入力した音声情報または作業者が前記携帯情報端末に表示された樹木の種類とサイズから選択した情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の間伐システム。
【請求項5】
前記携帯情報端末は、前記間伐対象の樹木に隣接した少なくとも一つの基準位置の情報を更に取得し、前記通信ネットワークを経由して前記サーバに送信し、前記サーバは、前記間伐対象の樹木の少なくとも一つの前記基準位置からの方位を算出し、前記通信ネットワークを経由して前記制御装置に送信し、前記制御装置で前記伐採装置の動作制御に用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の間伐システム。
【請求項6】
前記基準位置は測量杭、ランドマークとなる地形、ランドマークとなる構造物、または電子基準点である、ことを特徴とする請求項5に記載の間伐システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記伐採装置が樹木に近づいたときに、間伐対象の樹木に対して伐採の指示を表示し、間伐対象の樹木でない場合に作業者に間伐対象ではないことを報知して前記伐採装置の作動を停止させる、ことを特徴とする請求項1に記載の間伐システム。
【請求項8】
前記制御装置は、前記間伐対象の樹木を伐採したときに、伐採した樹木の位置情報を、前記通信ネットワークを経由して前記サーバに送信して記録する、ことを特徴とする請求項7に記載の間伐システム。
【請求項9】
前記伐採装置は、チェーンソー、フェラーバンチャ、あるいはハーベスタである、ことを特徴とする請求項1に記載の間伐システム。
【請求項10】
携帯情報端末により間伐対象の樹木の位置情報、樹木の画像情報、及び樹木の種類とサイズの情報を取得する工程と、
前記携帯情報端末で取得した情報を、通信ネットワークを経由して送信し、サーバに記録及び処理する工程と、
間伐作業の開始時に、樹木を伐採する伐採装置に搭載した制御装置に前記サーバに記録した情報を、前記通信ネットワークを経由して入力する工程とを具備し、
前記制御装置は、間伐対象の樹木に対して前記伐採装置を作動させ、間伐対象の樹木でない場合に動作を停止させる、ことを特徴とする間伐方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業員が樹木の形質・形状や隣接木との関係を現地で確認しながら、伐採木を選定して伐採する間伐システム、及び間伐方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の間伐作業は、樹木の種類、胸高直径及び傷や曲りの有無等を調べて間伐対象の樹木を選び、対象木には目印となるテープを巻いて識別し、これらの情報を野帳に記録している。そして、テープを巻いた樹木をチェーンソー等の伐採装置で伐採している(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
京都大学フィールド科学教育研究センター、http://fserc.kyoto-u.ac.jp/waka/work-kanbatu.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、間伐対象の樹木の選定作業は、人手に頼ることになるため、熟練した作業員でも時間と手間が掛かる。また、野帳に記録した情報を基に間伐対象の樹木の表を作成し、この表と目印のテープに基づいて伐採作業を実施しているが、表の作成にも時間と手間が掛かる。
【0005】
このため、コストが高く時間も要する、という課題があった。
【0006】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、間伐対象の樹木の選定作業と間伐対象の樹木の表の作成をデジタル化することで、低コスト化と作業期間の短期化を図れる間伐システム及び間伐方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る間伐システムにおいては、間伐対象の樹木の位置情報、樹木の画像情報、及び樹木の種類とサイズの情報を取得する携帯情報端末と、前記携帯情報端末で取得した情報を、通信ネットワークを経由して受信し、記録及び処理するサーバと、樹木を伐採する伐採装置と、前記伐採装置に搭載され、前記サーバで記録及び処理した情報が前記通信ネットワークを経由して入力され、間伐対象の樹木に対して前記伐採装置を作動させ、間伐対象の樹木でない場合に前記伐採装置の動作を停止させる制御装置と、を具備することで、上述した課題を解決した。
【0008】
上記のような構成によれば、携帯情報端末を使用した作業のデジタル化により、間伐対象の樹木の選定作業を簡単化し、低コスト化と作業期間の短期化を図れる。
【0009】
また、前記サーバをアクセスして、記録及び処理された情報を受け取る管理用機器を更に具備することで、同じく上述した課題を解決した。
【0010】
管理用機器の表示装置に表示された情報により、管理者が間伐作業の全容を把握できる。
(【0011】以降は省略されています)

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