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公開番号
2025173199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-27
出願番号
2024078667
出願日
2024-05-14
発明の名称
車両用ワイパ装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
B60S
1/34 20060101AFI20251119BHJP(車両一般)
要約
【課題】1本のワイパアームのみを備え、ウィンドガラス全体に対する払拭面積の拡大を図ることができる車両用ワイパ装置を提供する。
【解決手段】1本のワイパアームを備えたワイパ装置1において、ワイパアームに4節のリンク機構2を備えさせる。リンク機構2は、メインアーム21と、サブアーム22と、これらメインアーム21とサブアーム22とに亘って連結されると共にワイパアーム本体3を介してワイパブレード4が連結されるワイパアームヘッド23とを含んで成る。ワイパ装置1の回動時におけるリンク機構2の作動によりワイパブレード4がフロントウィンドガラスFGの上側領域に向けて押し出されるようにすることで、フロントウィンドガラスFGの上側領域の払拭面積の拡大を図ることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車体に回動可能に支持されたワイパアームと、該ワイパアームに支持されたワイパブレードとを有する車両用ワイパ装置において、
前記ワイパアームは、4節のリンク機構を備えており、該リンク機構における前記ワイパブレード寄りに位置する支点が、前記ワイパアームのヒンジの位置よりも前記ワイパブレードとは反対側に位置しており、
前記ワイパブレードがウィンドガラスの下端にある際、前記リンク機構を構成する各アームのうち駆動軸に連結されたアームが前記駆動軸よりも下側に配置され、
前記駆動軸の回転方向と前記ワイパアームの回転方向とが同一方向とされていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
車体に回動可能に支持されたワイパアームと、該ワイパアームに設けられたワイパブレードとを有する車両用ワイパ装置において、
前記ワイパアームは、4節のリンク機構を備えており、該リンク機構における前記ワイパブレード寄りに位置する支点が、前記ワイパアームのヒンジの位置よりも前記リンク機構における動力入力支点側に位置しており、
前記ワイパブレードがウィンドガラスの下端にある際、前記リンク機構を構成する各アームのうち駆動軸に連結されたアームが前記駆動軸よりも下側に配置され、
前記駆動軸の回転方向と前記ワイパアームの回転方向とが同一方向とされていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の車両用ワイパ装置において、
前記リンク機構は、前記ワイパブレードが前記ウィンドガラスの下端にある状態において、車幅方向に沿う方向に延在するメインアームと、該メインアームの上側において車幅方向に沿う方向に延在するサブアームと、これらメインアームとサブアームとに亘って連結されると共にワイパアーム本体を介して前記ワイパブレードが連結されるワイパアームヘッドとを含んで成り、
前記メインアームには前記駆動軸が連結されており、該駆動軸からの動力を前記メインアームが受けて前記ワイパブレードに往復回動動作を行わせるように前記リンク機構が作動するようになっており、
前記メインアームの延在方向と前記ワイパアームヘッドの延在方向との成す角度、および、前記サブアームの延在方向と前記ワイパアームヘッドの延在方向との成す角度それぞれが、前記ワイパブレードが前記ウィンドガラスの下端にある状態から前記ウィンドガラスの側端にある状態に向けて移動していくのに伴って変化して、前記サブアームと前記ワイパアームヘッドとの連結位置と、前記駆動軸の位置との間の距離が長くなっていく構成とされていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の車両用ワイパ装置において、
前記ワイパブレードが前記ウィンドガラスの下端にある状態から前記ウィンドガラスの側端にある状態まで回動する際の前記駆動軸の回動角度は150°以上の所定範囲となっていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用ワイパ装置に係る。特に、本発明は払拭面積の拡大を図るための改良に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるワイパ装置としては種々のものが提案されている。例えば特許文献1には、1本のワイパアームを備え且つ該ワイパアームがリンク機構によって構成されたワイパ装置が開示されている。また、特許文献2には、2本のワイパアームを備え且つ一方のワイパアームのみにリンク機構が備えられたワイパ装置が開示されている。
【0003】
具体的に、特許文献1に開示されているワイパ装置は、図4(a)に示すように、メインアームaとサブアームbとを備え、メインアームaにおけるワイパブレードc寄りの先端部およびサブアームbにおけるワイパブレードc寄りの先端部に亘って連結アームdが回動可能に連結された構成となっている。
【0004】
一方、特許文献2に開示されているワイパ装置は、図4(b)に示すように、2本のワイパアームe,fを備え、一方のワイパアームfの基端部にリンク機構gを備えさせることで、この一方のワイパアームfが担う払拭領域に対してのみ払拭面積の拡大を図るものとなっている。また、リンク機構gとしては、ワイパアームfのリテーナhに連結されたアームヘッドi、一端がピボット軸jに他端がアームヘッドiにそれぞれ連結されたメインレバーk、ピボット軸jから所定距離だけ離間した位置に配設され一端が従動軸mに他端がアームヘッドiにそれぞれ連結されたサブレバーnで成る4節リンクとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-168165号公報
特開2004-142499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、車両の空力特性や意匠性を考慮してフロントウィンドガラスの傾斜角度が小さく設定された車両が普及しつつあるが、この場合、フロントウィンドガラスの縦方向(車体前後方向)の長さ寸法が長くなる傾向があり、フロントウィンドガラスの上部まで払拭面積の拡大を図るための手段が要求される。
【0007】
このように縦方向の長さ寸法が長いフロントウィンドガラスに対する払拭面積を拡大するための手段として、2本のワイパアームを備えたワイパ装置にあっては例えば運転席側のワイパブレードの長さを長くすることが考えられる。しかし、この場合、運転席側のワイパブレードによる払拭領域と助手席側のワイパブレードによる払拭領域との重なり部分の面積が大きくなってしまい、払拭効率の悪化を招いてしまう。
【0008】
特許文献1に開示されているワイパ装置(図4(a)に示したもの)のようにワイパアームを1本のみ備えさせた構成にあっては、そもそも前記重なり部分は存在しないため、前記課題を解決することが可能である。しかしながら、この特許文献1に開示されているワイパ装置におけるリンク機構は、上反転位置(ワイパブレードcがフロントウィンドガラスoの縦枠pに沿う回動位置)においてワイパブレードcをフロントウィンドガラスoの縦枠pに対して平行に近づけるためのものであり、払拭面積の拡大を図ることには寄与しないものであった。
【0009】
一方、運転席側のワイパブレードの長さを長く設定した場合に助手席側のワイパブレードの長さを短く設定すれば前記重なり部分の面積を小さくできるが、この場合、フロントウィンドガラスの助手席側の上部に大きな拭き残し領域が発生してしまう。
【0010】
特許文献2に開示されているワイパ装置(図4(b)に示したもの)のように一方のワイパアームfの基端部にリンク機構gを備えさせることにより、この拭き残し領域を小さくすることはできるが、この特許文献2に開示されているワイパ装置は、一方のワイパアームfのみにリンク機構gを備えさせた構成であることから、1本のワイパアームのみによってフロントウィンドガラスo全体に対して払拭面積の拡大を図るものとはなっていない。つまり、この特許文献2に開示されているワイパ装置は、2本のワイパアームe,fを備えたワイパ装置を前提とした技術であった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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