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公開番号
2025172301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024077709
出願日
2024-05-13
発明の名称
情報処理装置および情報提供方法
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
G06F
16/9535 20190101AFI20251118BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザの質問に対する回答の精度を高くすることができる情報処理装置および情報提供方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、大規模言語モデルが記憶された記憶器と、処理回路と、を備え、処理回路は、ユーザ端末から送信されるユーザ情報に基づいて認証を行い、ユーザ端末の操作に基づいて入力される質問内容を受け付け、所定のデータベースにおける検索結果から質問内容に対する回答を生成する。複数のデータベースは、属性ラベルが付与された占有データベースを含み、ユーザ情報は、ユーザ端末を使用するユーザに関連付けられたユーザ識別ラベルを含む。処理回路は、複数のデータベースのうちのユーザ情報に含まれるユーザ識別ラベルに対応付けられた属性ラベルが付与された占有データベースを、所定のデータベースとして決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のデータベースにアクセス可能かつ複数のユーザ端末と通信可能な情報処理装置であって、
大規模言語モデルが記憶された記憶器と、
処理回路と、を備え、
前記処理回路は、
前記ユーザ端末から送信されるユーザ情報に基づいて認証を行い、
前記ユーザ端末の操作に基づいて入力される質問内容を受け付け、
前記質問内容から前記大規模言語モデルを用いて前記複数のデータベースのうちの所定のデータベースへの検索クエリを生成し、
前記検索クエリを前記所定のデータベースに送信し、
前記所定のデータベースにおける検索結果から前記大規模言語モデルを用いて前記質問内容に対する回答を生成し、
前記ユーザ端末に回答を出力するものであり、
前記複数のデータベースは、属性ラベルが付与された占有データベースを含み、
前記ユーザ情報は、前記ユーザ端末を使用するユーザに関連付けられたユーザ識別ラベルを含み、
前記処理回路は、前記複数のデータベースのうちの前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザ識別ラベルに対応付けられた前記属性ラベルが付与された前記占有データベースを、前記検索クエリを送信する前記所定のデータベースとして決定する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記属性ラベルは、各データベースのドメインを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数のデータベースは、属性ラベルの付与されていない共通データベースを含み、
前記処理回路は、前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザ識別ラベルにかかわらず、前記共通データベースを、前記検索クエリを送信する前記所定のデータベースとして決定する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記質問内容は、所定の製品に生じた不具合への対処に関する質問を含み、
前記共通データベースは、前記製品のマニュアルに関するデータベース、または、前記製品の提供者が保有する前記製品の不具合情報に関するデータベースを含み、
前記占有データベースは、前記製品の利用者が保有する前記製品の不具合情報に関するデータベース、または、前記製品の利用者における当該製品の利用状況に関するデータベースを含む、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記占有データベースは、当該占有データベースに付与される前記属性ラベルに対応付けられる前記ユーザ識別ラベルが前記ユーザ情報に含まれるユーザ端末を使用するユーザが属する組織が管理するデータベースである、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
ユーザ端末から送信される質問内容に対して回答を生成し、当該回答を提供する情報提供方法であって、
ユーザ端末から送信されるユーザ情報に基づいて認証を行い、
前記ユーザ端末の操作に基づいて入力される質問内容を受け付け、
前記質問内容から大規模言語モデルを用いて複数のデータベースのうちの所定のデータベースへの検索クエリを生成し、
前記検索クエリを前記所定のデータベースに送信し、
前記所定のデータベースにおける検索結果から前記大規模言語モデルを用いて前記質問内容に対する回答を生成し、
前記ユーザ端末に回答を出力するものであり、
前記複数のデータベースは、属性ラベルが付与された占有データベースを含み、
前記ユーザ情報は、前記ユーザ端末を使用するユーザに関連付けられたユーザ識別ラベルを含み、
前記複数のデータベースのうちの前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザ識別ラベルに対応付けられた前記属性ラベルが付与された前記占有データベースを、前記検索クエリを送信する前記所定のデータベースとして決定する、情報提供方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置および情報提供方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
製品に生じた不具合等に対して当該製品を導入したユーザに対する情報支援を行うため、学習モデルを利用した検索システムが提案されている。例えば、下記特許文献1には、過去の不具合情報等がデータベース化され、学習モデルによりユーザが入力した質問内容に基づいてデータベースを検索し、回答を生成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-3933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の検索システムでは、検索対象のデータベースは1つ、すなわち、複数のユーザ間で共通である。質問者である製品のユーザが独自に不具合情報を蓄積する場合があるが、このようなユーザごとの独自データは、他のユーザに知られたくない秘密情報に属する場合がある。そのため、ユーザは、他のユーザからの質問内容に対する検索対象のデータベースに自己の独自データを含めることを希望しない恐れがある。そのため、従来の検索システムにおいては、秘密情報を他者に利用させることなく回答の精度を高くすることについて改善の余地がある。
【0005】
このような問題は、上記製品の不具合への対応に関する検索システムだけでなく、各種業務上の問題に対処するための検索システム等、幅広い分野のナレッジ検索システムについて同様に生じ得る。
【0006】
本開示は、ユーザの質問に対する回答の精度を高くすることができる情報処理装置および情報提供方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、複数のデータベースにアクセス可能かつ複数のユーザ端末と通信可能な情報処理装置であって、大規模言語モデルが記憶された記憶器と、処理回路と、を備え、前記処理回路は、前記ユーザ端末から送信されるユーザ情報に基づいて認証を行い、前記ユーザ端末の操作に基づいて入力される質問内容を受け付け、前記質問内容から前記大規模言語モデルを用いて前記複数のデータベースのうちの所定のデータベースへの検索クエリを生成し、前記検索クエリを前記所定のデータベースに送信し、前記所定のデータベースにおける検索結果から前記大規模言語モデルを用いて前記質問内容に対する回答を生成し、前記ユーザ端末に回答を出力するものであり、前記複数のデータベースは、属性ラベルが付与された占有データベースを含み、前記ユーザ情報は、前記ユーザ端末を使用するユーザに関連付けられたユーザ識別ラベルを含み、前記処理回路は、前記複数のデータベースのうちの前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザ識別ラベルに対応付けられた前記属性ラベルが付与された前記占有データベースを、前記検索クエリを送信する前記所定のデータベースとして決定する。
【0008】
本開示の他の態様に係る情報提供方法は、ユーザ端末から送信される質問内容に対して回答を生成し、当該回答を提供する情報提供方法であって、ユーザ端末から送信されるユーザ情報に基づいて認証を行い、前記ユーザ端末の操作に基づいて入力される質問内容を受け付け、前記質問内容から大規模言語モデルを用いて複数のデータベースのうちの所定のデータベースへの検索クエリを生成し、前記検索クエリを前記所定のデータベースに送信し、前記所定のデータベースにおける検索結果から前記大規模言語モデルを用いて前記質問内容に対する回答を生成し、前記ユーザ端末に回答を出力するものであり、前記複数のデータベースは、属性ラベルが付与された占有データベースを含み、前記ユーザ情報は、前記ユーザ端末を使用するユーザに関連付けられたユーザ識別ラベルを含み、前記複数のデータベースのうちの前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザ識別ラベルに対応付けられた前記属性ラベルが付与された前記占有データベースを、前記検索クエリを送信する前記所定のデータベースとして決定する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ユーザの質問に対する回答の精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施の形態に係る情報処理装置を含む検索システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示す情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。
図3は、本実施の形態の情報処理装置における情報提供処理の流れの例を示すフローチャートである。
図4は、図1に示す情報処理装置において、図2とは別のユーザ端末からアクセスした場合の機能的構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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