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公開番号2025171727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077358
出願日2024-05-10
発明の名称金物投入設備及び金物投入方法
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B22D 11/10 20060101AFI20251113BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】安全に且つ精度よく金物を投入することができる、金物投入設備及び金物投入方法を提供すること。
【解決手段】鋼の連続鋳造機の鋳型内に金物4を投入する金物投入設備1であって、金物4を保持する保持器3と、保持器3を移動させる移動装置2と、を備え、保持器3は、下端に金物4を保持する複数の保持部を有し、複数の保持部は、開閉可能に構成され、且つ保持器で金物4を吊り下げた状態から金物4が留置され、保持部と金物4との係合が外れることで、保持器の自重によって開くように構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋼の連続鋳造機の鋳型内に金物を投入する金物投入設備であって、
前記金物を保持する保持器と、
前記保持器を移動させる移動装置と、
を備え、
前記保持器は、下端に前記金物を保持する複数の保持部を有し、
前記複数の保持部は、開閉可能に構成され、且つ前記保持器で前記金物を吊り下げた状態から前記金物が留置され、前記保持部と前記金物との係合が外れることで、前記保持器の自重によって開くように構成される、金物投入設備。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記保持器は、X字状に交差し、交差する交点を中心に回転可能に設けられる2本のアームを有し、
前記保持部は、前記2本のアームの先端にそれぞれ設けられる、請求項1に記載の金物投入設備。
【請求項3】
前記移動装置は、
固定フレームと、
前記固定フレームで案内され、一方向に移動可能な可動フレームと、
前記可動フレームの先端部に設けられる吊具と、
を有し、
前記保持器は、前記吊具に吊り下げられる、請求項1又は2に記載の金物投入設備。
【請求項4】
前記移動装置は、前記可動フレームが遠隔で移動し、前記吊具が遠隔で昇降する、請求項3に記載の金物投入設備。
【請求項5】
前記金物は、前記鋳型の入り口から前記鋳型内に装入可能で、前記鋳型内のシェル上に留置可能なサイズである、請求項1又は2に記載の金物投入設備。
【請求項6】
前記連続鋳造機は、ビレット連続鋳造機又はブルーム連続鋳造機である、請求項1又は2に記載の金物投入設備。
【請求項7】
鋼の連続鋳造機の鋳型内に金物を投入する金物投入方法であって、
請求項1又は2に記載の金物投入設備を用い、
前記保持器で吊り下げた前記金物を前記鋳型内のシェルに留置し、前記保持器が自重によって開いた後に、前記保持器を上昇させる、金物投入方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金物投入設備及び金物投入方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
鋼の連続鋳造法では、鋳造を中断せずに異なる鋼種のヒートを連続的に鋳造することが行われている。このような連続鋳造法における異鋼種接続では、先行鋳造鋼種と後続鋳造鋼種との混合範囲を小さくするために金物(ツナギ金物ともいう)が人力で鋳型内に投入されている(例えば、特許文献1,2)。また、人力ではなくフォークリフトを用いて、遠隔で金物を投入する方法も行われている(例えば、特許文献3,4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-73291号公報
特開2020-62674号公報
特開2013-244531号公報
特開2015-98034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1,2の方法では、重労働かつ溶鋼が注入された鋳型近傍で作業をするため、安全性の懸念があった。
【0005】
また、フォークリフトは正面方向への調整は容易であるものの、横方向への調整が困難である。このため、特許文献3,4の方法では、鋳型サイズが小さい場合には投入に技量を要することから、作業者によっては投入精度が低くなるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、安全に且つ精度よく金物を投入することができる、金物投入設備及び金物投入方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の一態様によれば、鋼の連続鋳造機の鋳型内に金物を投入する金物投入設備であって、上記金物を保持する保持器と、上記保持器を移動させる移動装置と、を備え、上記保持器は、下端に上記金物を保持する複数の保持部を有し、上記複数の保持部は、開閉可能に構成され、且つ上記保持器で上記金物を吊り下げた状態から上記金物が留置され、上記保持部と上記金物との係合が外れることで、上記保持器の自重によって開くように構成される、金物投入設備が提供される。
【0008】
(2)上記(1)に記載の金物投入設備であって、上記保持器は、X字状に交差し、交差する交点を中心に回転可能に設けられる2本のアームを有し、上記保持部は、上記2本のアームの先端にそれぞれ設けられる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)に記載の金物投入設備であって、上記移動装置は、固定フレームと、上記固定フレームで案内され、一方向に移動可能な可動フレームと、上記可動フレームの先端部に設けられる吊具と、を有し、上記保持器は、上記吊具に吊り下げられる。
【0010】
(4)上記(3)に記載の金物投入設備であって、上記移動装置は、上記可動フレームが遠隔で移動し、上記吊具が遠隔で昇降する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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