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公開番号
2025170532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-19
出願番号
2024075183
出願日
2024-05-07
発明の名称
デスケーリング装置
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B21B
45/08 20060101AFI20251112BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】高圧水や跳ね返り水による、圧延ハウジングなどの周辺設備の壊食を抑制する。
【解決手段】フィードローラー11に支持された鋼材40の表面にノズル14,16から高圧水を噴射して、鋼材40表面に形成されたスケールを除去するデスケーリング装置である。フィードローラー11のチョック11B(軸受箱)を支持する柱部10Aを備え、上記柱部10Aにおける、上記ノズル14、16からの高圧水が接触可能な位置である接触可能部を、上記高圧水から保護する保護部材を設けて保護した。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送ローラーに支持された鋼材の表面にノズルから高圧水を噴射して、鋼材表面に形成されたスケールを除去するデスケーリング装置であって、
上記搬送ローラーのチョックを支持する柱部を備え、
上記柱部における、上記ノズルからの高圧水が接触可能な位置である接触可能部を、上記高圧水から保護する保護部材を設けた、
デスケーリング装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
上記柱部は、上記チョックを据え付ける据付座面を上面に有する張出部を備え、その張出部の側面に上記接触可能部を有し、
その接触可能部を覆うようにして上記保護部材が設けられている、
請求項1に記載したデスケーリング装置。
【請求項3】
上記張出部のうち、少なくとも上記接触可能部を含むブロック部分を、上記柱部に対して着脱可能な取付けブロックとし、その取付けブロックは、柱部の面にボルト接合で固定される、
請求項2に記載したデスケーリング装置。
【請求項4】
上記取付けブロック取付け用のボルトにおける上記柱部の面に当接する座面と該柱部の面との間に、ボルトの軸部の外周に沿って延在するシール部を有し、
上記取付けブロックにおける上記柱部の面に当接する面と上記柱部の面との間に、該取付けブロックの上部及び側部に沿って延在するシール部を有し、かつ上記当接する面の下部にシール部を有しない、
請求項3に記載したデスケーリング装置。
【請求項5】
上記保護部材は、上記接触可能部の面に該面を覆うように肉盛りされた鋼製の肉盛り部と、上記肉盛り部の表面に固定された保護プレートと、を備える、
請求項1に記載したデスケーリング装置。
【請求項6】
上記保護プレートの表面に、該表面に接触した液体を下方に誘導するための整流部を備える、
請求項5に記載したデスケーリング装置。
【請求項7】
上記柱部は、圧延ハウジングの柱部であり、上記搬送ローラーは、圧延ロールに向けて上記鋼材を送るフィードローラーである、
請求項1~請求項6のいずれか1項に記載したデスケーリング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧延ラインにおける、被圧延材である鋼材の表面に有するスケールを高圧水で除去するためのデスケーリング装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼材の熱間圧延ラインでは、スラブ(鋼材)を、加熱炉内に装入し例えば1100℃~1300℃程度の温度帯にて数時間加熱する。そして、加熱後のスラブを所定の形状へ熱間圧延して圧延鋼板をする。ここで、スラブ表面には、加熱炉内にて一次スケールが生じ、また加熱炉から抽出後に二次スケールが生じる。これらのスケールが除去されずにスラブを圧延すると、表層のスケールが、鋼材の表面へ食い込む。このようにスケールが鋼材に転写されると、スケール疵が形成される。スケール疵は、熱間圧延材の表面性状を著しく損なうとともに、曲げ加工時にクラック発生の起点となる。このため、スケール疵は、製品品質に重大な影響を及ぼす。
【0003】
そこで、従来から被圧延材の表面に生じるスケールを除去するために、デスケーリング装置が用いられる。デスケーリング装置は、被圧延材の表面にデスケーリングノズルから高圧水を噴射してスケールを除去するデスケーリングを行う。このような、デスケーリング装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載の装置が例示できる。
【0004】
ここで、デスケーリングでは、鋼材が存在しない状態で高圧水を噴射する場合や鋼材の幅が高圧水の吐出幅より狭い場合、高圧水がエプロンの表面に吐出されることがある。エプロンの表面に高圧水が吐出された場合、高圧水がエプロンを壊食したり、エプロンの表面で跳ね返った高圧水が周辺設備を壊食したりする。このため、特許文献1ではエプロンに開口部を設けることで、高圧水の衝突によるエプロンの壊食を抑制していた。
【0005】
また、特許文献2では、主水流を噴射するスプレーユニットと被覆気流を噴射する補助スプレーユニットを備えたスプレーヘッダーにプロテクタを設けることが開示されている。これによって、特許文献2では、跳ね返り水によるスプレーヘッダーの壊食を抑制していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-14502号公報
特開2017-170513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、デスケーリングされる鋼材周辺の設備に、鋼材が存在しない状態でデスケーリング装置から噴射された高圧水が直接接触したり、鋼材で跳ね返った高圧水の跳ね返り水が接触したりするおそれがある。特に、デスケーリング時に鋼材を支持する搬送ローラーは近くに存在し、該搬送ローラーのチョックを支持する柱部に対し跳ね返った高圧水が接触するおそれがある。
【0008】
例えば、圧延ロールの入側でデスケーリングを実施する場合、圧延機の圧延ハウジングの入側部分に設けられたフィードローラー(搬送ローラー)に支持された鋼材に対し高圧水が噴射される。この際、該高圧水が圧延機本体の圧延ハウジングに接触することで、該圧延ハウジングが壊食するおそれがある。
【0009】
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載のデスケーリング装置では、該デスケーリング装置ではない周辺設備、特に圧延ハウジングの壊食を防止することができない。
本発明は、上記のような点に着目してなされものである。本発明は、高圧水や跳ね返り水による、圧延ハウジングなどの周辺設備の壊食を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
課題解決のために、本発明の一態様は、搬送ローラーに支持された鋼材の表面にノズルから高圧水を噴射して、鋼材表面に形成されたスケールを除去するデスケーリング装置であって、上記搬送ローラーのチョック(軸受箱)を支持する柱部を備え、上記柱部における、上記ノズルからの高圧水が接触可能な位置である接触可能部を、上記高圧水から保護する保護部材を設けた。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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