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公開番号
2025170424
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-18
出願番号
2025146593,2024217035
出願日
2025-09-04,2022-02-03
発明の名称
分析装置
出願人
株式会社日立ハイテク
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
G01N
30/60 20060101AFI20251111BHJP(測定;試験)
要約
【課題】意図しない分離カラムの取り外しを抑制可能な分析装置を提供する。
【解決手段】液体クロマトグラフ100は、並列に接続され、取り外し可能な複数の分離カラム115等と、複数の分離カラム115等とのそれぞれに接続され、複数の分離カラム115等とのそれぞれに試料を流通させる複数の分析流路120,123等と、取り外しの対象となる分離カラム115以外の分離カラムの取り外しを制限するロック機構と、前記分離カラム又は前記分析流路である構造物のうち、載置された一方の前記構造物に対する他方の前記構造物のスライドにより、前記分離カラムと前記分析流路とを接続するスライド機構700と、ロック機構の解除により、前記分離カラムと前記分析流路との接続が解除され、ロック機構は、前記他方の構造物のスライドを制限する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
並列に接続され、取り外し可能な複数の分離カラムと、
前記複数の分離カラムのそれぞれに接続され、前記複数の分離カラムのそれぞれに試料を流通させる複数の分析流路と、
取り外しの対象となる前記分離カラム以外の前記分離カラムの取り外しを制限するロック機構と、
前記分離カラム又は前記分析流路である構造物のうち、載置された一方の前記構造物に対する他方の前記構造物のスライドにより、前記分離カラムと前記分析流路とを接続するスライド機構と、
前記ロック機構を制御する制御装置と、を備え、
前記ロック機構の解除により、前記分離カラムと前記分析流路との接続が解除され、
前記ロック機構は、前記他方の構造物のスライドを制限する
ことを特徴とする分析装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、分析装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体クロマトグラフ等の分析装置では、固定相と呼ばれる充填剤を詰めた分離カラムを用いて、夾雑成分から分析対象物の単離、又は複数の分析対象物の相互分離が行われる。相互分離において、試料は分析装置内の移動相と呼ばれる液体の流れに注入され、分離カラム内の固定相(充填剤)の中を移動する。固定相中を移動する間に、試料内物質群と固定相との相互作用の強さの相違によって、分析対象物が分離される。
【0003】
分析装置は、例えば、移動相を送液する送液ポンプ、移動相中の溶存空気を除去する脱気部、試料を移動相に注入する試料注入部、分離の場である分離カラム、分離カラムの温調を行うカラムオーブン、カラム溶出液中の成分を検出する検出器を備える。検出器として、分析目的、試料等に応じて光度計、質量分析計等が適宜選択される。更に、分析装置は、例えば、検出部で検出した結果を分析する制御装置を備える。
【0004】
分析装置では、スループットの向上のため、複数の分離カラムが備えられることがある。この場合、使用する分離カラムをバルブで切替えて選択することで、一部の分離カラムの洗浄及び平衡化中に、残部の分離カラムで分析が行われる。これにより、連続的に分析できる。
【0005】
特許文献1には、「分離カラムを保持するカラムホルダと、前記分離カラムの上流側のシール部と連結するシール部を備え上流側の配管が接続された第1のフィッティングを搭載する第1のフィッティングホルダと、前記分離カラムの下流側のシール部と連結するシール部を備え下流側の配管が接続された第2のフィッティングを搭載する第2のフィッティングホルダと、前記第1のフィッティングホルダと前記第2のフィッティングホルダのいずれか一方が固定された本体部材と、前記本体部材に固定されていない前記第1のフィッティングホルダ又は前記第2のフィッティングホルダと、前記カラムホルダとを前記本体部材に対して移動させる駆動部と、前記カラムホルダを前記駆動部による移動方向に案内するガイドと、前記カラムホルダと前記第2のフィッティングホルダとの間に設けられた弾性体と、を有する分離カラム接続装置。」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6611398号公報(請求項1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の技術では、運転中、複数の分離カラム(図25)のうち、取り外しの対象となる一部の分離カラム以外の残部の分離カラムが使用者によって意図せず取り外されてしまうことがある。これにより、試料が分析流路から漏出する可能性がある。
本開示が解決しようとする課題は、意図しない分離カラムの取り外しを抑制可能な分析装置の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の分析装置は、並列に接続され、取り外し可能な複数の分離カラムと、前記複数の分離カラムのそれぞれに接続され、前記複数の分離カラムのそれぞれに試料を流通させる複数の分析流路と、取り外しの対象となる前記分離カラム以外の前記分離カラムの取り外しを制限するロック機構と、前記分離カラム又は前記分析流路である構造物のうち、載置された一方の前記構造物に対する他方の前記構造物のスライドにより、前記分離カラムと前記分析流路とを接続するスライド機構と、前記ロック機構を制御する制御装置と、を備え、前記ロック機構の解除により、前記分離カラムと前記分析流路との接続が解除され、前記ロック機構は、前記他方の構造物のスライドを制限する。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、意図しない分離カラムの取り外しを抑制可能な分析装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の液体クロマトグラフの系統図である。
分離カラムの取り外し時を説明する図であり、分析流路と分離カラムとを接続した状態である。
スライド機構のブロック図である。
分離カラムを識別する媒体を説明する図である。
分離カラムの取り外し時を説明する図であり、ロック機構の解除により、分析流路をスライドさせている状態である。
分離カラムの取り外し時を説明する図であり、ロックを解除した状態で分析流路をロックした状態である。
分離カラムの取り外し方法を説明するフローチャートである。
LEDスイッチの発光パターンを説明する図である。
分離カラムの取り外し時において、ステップ毎のLEDスイッチの発光パターンを説明する図である。
分離カラムの取り付け方法を説明するフローチャートである。
分離カラムの取り付け時において、ステップ毎のLEDスイッチの発光パターンを説明する図である。
第2実施形態の液体クロマトグラフの系統図である。
第3実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り外し時を説明する図であり、分析流路と分離カラムとを接続した状態である。
第3実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り外し時を説明する図であり、レバーの引き上げにより、分析流路をスライドさせている状態である。
第3実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り外し時を説明する図であり、接続を解除した状態で分析流路をロックした状態である。
第3実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り外し方法を説明するフローチャートである。
第3実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り付け方法を説明するフローチャートである。
第4実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り外し時を説明する図であり、分析流路と分離カラムとを接続した状態である
第4実施形態の液体クロマトグラフにおいて、ロックを解除した状態で分離カラムの取り外し時を説明する図であり、分析流路をスライドさせている状態である。
第4実施形態の液体クロマトグラフにおいて、分離カラムの取り外し時を説明する図であり、接続を解除した状態で分析流路をロックした状態である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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