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公開番号
2025170417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-18
出願番号
2025145974,2022145347
出願日
2025-09-03,2022-09-13
発明の名称
チキンエキス含有飲料
出願人
サントリーホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
2/38 20210101AFI20251111BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】新規なチキンエキス含有飲料を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、チキンエキス含有飲料であって、トリメチルアミンおよびイソバレリン酸からなる群から選択される1種以上の臭気成分を含み、1種以上の臭気成分の合計含有量が2.7ug/ml以下であり、かつ、アンセリンおよびカルノシンからなる群から選択される1種以上のイミダゾールジペプチドを含み、1種以上のイミダゾールジペプチドの合計含有量が1.6mg/ml以上である、飲料が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
チキンエキス含有飲料であって、
トリメチルアミンおよびイソバレリン酸からなる群から選択される1種以上の臭気成分
を含み、前記1種以上の臭気成分の合計含有量が2.7ug/ml以下であり、かつ、
アンセリンおよびカルノシンからなる群から選択される1種以上のイミダゾールジペプ
チドを含み、前記1種以上のイミダゾールジペプチドの合計含有量が1.6mg/ml以
上である、飲料。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
トリメチルアミンの含有量が0.2~2.5ug/mlである、請求項1に記載の飲料
。
【請求項3】
イソバレリン酸の含有量が0.05~2ug/mlである、請求項1に記載の飲料。
【請求項4】
前記1種以上の臭気成分の合計含有量が1~2.4ug/mlである、請求項1~3の
いずれか一項に記載の飲料。
【請求項5】
アンセリンおよびカルノシンを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項6】
アンセリンの含有量が0.5~3.5mg/mlである、請求項1~5のいずれか一項
に記載の飲料。
【請求項7】
カルノシンの含有量が0.1~2mg/mlである、請求項1~6のいずれか一項に記
載の飲料。
【請求項8】
アンセリンおよびカルノシンの合計含有量が1.7~4.8mg/mlである、請求項
1~7のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項9】
レディ・トゥ・ドリンク(RTD)飲料、清涼飲料、チキンスープ、ゼリー状飲料、粉末飲
料または機能性飲料である、請求項1~8のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の飲料の製造方法であって、
鶏胸肉から得られるチキンエキスを前記飲料中のチキンエキスの総量に対して1~75
重量%配合することを含む、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チキンエキスを含む飲料およびその製造方法などに関する。本発明はまた、
チキンエキスを含む飲料の味質改善方法にも関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、健康志向の高まりからタンパク質(プロテイン)を豊富に含む飲食品が注目され
ている。特にアジアで伝統的に飲用されてきたチキンエキス含有飲料は高タンパク飲料と
して注目されており、種々の製品が開発・製造販売されている。
【0003】
例えば、中国特許出願公開第109287979号明細書(特許文献1)には、健康的かつ栄養価
の高い缶入りチキンスープとして、漢方薬を含む様々な原料を含むチキンスープが記載さ
れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許出願公開第109287979号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
チキンエキスについては特有の臭い(生臭さ(fishy)、おう吐臭(vomiting)など)があ
ることが知られており、そのような臭いを低減する試みが行われている。しかしながら、
消費者はチキンエキスの効能をその鶏肉の肉感(meatiness)から感じる傾向にあるため、
チキンエキス特有の臭いを低減するのみでは、チキンエキスの満足度を全体的に向上し得
ないことが判明した。そのため、新規なチキンエキス含有飲料が求められており、特に、
チキンエキス特有の臭いが低減されており、かつ、鶏肉の肉感を感じられる新規なチキン
エキス含有飲料が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが鋭意検討したところ、所定の臭気成分の含有量を抑え、アンセリンおよび
カルノシンからなる群から選択される1種以上のイミダゾールジペプチドの含有量を所定
の範囲に調整することで、チキンエキス特有の臭いを抑えつつ、鶏肉の肉感を感じられる
チキンエキス含有飲料が得られるとの知見を得た。本発明はこのような知見に基づくもの
である。
【0007】
本発明は、次に示す飲料および当該飲料の製造方法などを提供する。
[1]
チキンエキス含有飲料であって、
トリメチルアミンおよびイソバレリン酸からなる群から選択される1種以上の臭気成分
を含み、前記1種以上の臭気成分の合計含有量が2.7ug/ml以下であり、かつ、
アンセリンおよびカルノシンからなる群から選択される1種以上のイミダゾールジペプ
チドを含み、前記1種以上のイミダゾールジペプチドの合計含有量が1.6mg/ml以
上である、飲料。
[2]
トリメチルアミンの含有量が0.2~2.5ug/mlである、[1]に記載の飲料。
[3]
イソバレリン酸の含有量が0.05~2ug/mlである、[1]に記載の飲料。
[4]
前記1種以上の臭気成分の合計含有量が1~2.4ug/mlである、[1]~[3]
のいずれかに記載の飲料。
[5]
アンセリンおよびカルノシンを含む、[1]~[4]のいずれかに記載の飲料。
[6]
アンセリンの含有量が0.5~3.5mg/mlである、[1]~[5]のいずれかに
記載の飲料。
[7]
カルノシンの含有量が0.1~2mg/mlである、[1]~[6]のいずれかに記載
の飲料。
[8]
アンセリンおよびカルノシンの合計含有量が1.7~4.8mg/mlである、[1]
~[7]のいずれかに記載の飲料。
[9]
レディ・トゥ・ドリンク(RTD)飲料、清涼飲料、チキンスープ、ゼリー状飲料、粉末飲
料または機能性飲料である、[1]~[8]のいずれかに記載の飲料。
[10]
[1]~[9]のいずれかに記載の飲料の製造方法であって、
鶏胸肉から得られるチキンエキスを前記飲料中のチキンエキスの総量に対して1~75
重量%配合することを含む、方法。
[11]
鶏胸肉から得られるチキンエキスに対する鶏の足および関節から得られるチキンエキ
スの配合量が重量比で1:0.5~1:10となるように、鶏の足および関節から得られ
るチキンエキスを配合することを含む、[10]に記載の方法。
[12]
チキンエキス含有飲料の味質改善方法であって、
前記飲料に含まれるトリメチルアミンおよびイソバレリン酸からなる群から選択される
1種以上の臭気成分の合計含有量を2.7ug/ml以下に調整し、かつ、前記飲料に含
まれるアンセリンおよびカルノシンからなる群から選択される1種以上のイミダゾールジ
ペプチドの合計含有量を1.6mg/ml以上に調整することを含む、方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、チキンエキス特有の臭いを抑えつつ、鶏肉の肉感を感じられ
るチキンエキス含有飲料を提供することができる。本発明の好ましい態様によれば、チキ
ンエキス特有の臭いを抑えつつ、鶏肉の肉感をしっかりと感じられるチキンエキス含有飲
料を提供することができる。本発明の他の好ましい態様によれば、さらに不快な酸味が抑
えられたチキンエキス含有飲料が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示で
あり、本発明をこの実施の形態のみに限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱
しない限り、様々な形態で実施をすることができる。
なお、本明細書において引用した全ての文献、および公開公報、特許公報その他の特許
文献は、参照として本明細書に組み込むものとする。
【0010】
1.飲料
本発明は、一態様としてチキンエキス含有飲料(以下、「本発明の飲料」ともいう)を
提供する。本明細書において、「チキンエキス含有飲料」とは、チキンエキスを含有する
経口摂取可能な液体状の組成物を意味する。本発明のいくつかの実施形態において、飲料
はレディ・トゥ・ドリンク(RTD)飲料、清涼飲料、チキンスープ、ゼリー状飲料、粉末飲
料および機能性飲料を包含する。本明細書において粉末飲料とは、水またはお湯で所定の
濃度に希釈して飲用するための粉末状の飲料を意味する。さらにチキンエキス含有飲料に
は、加熱してスープ状の状態で飲用するような組成物、例えばパウチ入りスープ(チキン
エッセンス(Chicken EssenceまたはDEOC(Drip Essence of Chicken))など)、も包含され
る。本発明の好ましい実施形態におけるチキンエキス含有飲料は、レディ・トゥ・ドリン
ク(RTD)飲料である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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