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公開番号2025169492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074198
出願日2024-05-01
発明の名称海ぶどうの加工処理方法
出願人個人
代理人個人
主分類A23L 17/60 20160101AFI20251107BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 プチプチ感を有し且つ内部にゼリー状食品を内包した海ぶどうの加工処理方法を提供する。
【解決手段】
生の海ぶどうを熱湯に浸漬して海ぶどうの色をパステルグリーンにし、この色出しした海ぶどうを砂糖漬け等することで脱水し、更に脱水した海ぶどうを小分けして吸水ペーパーで包み真空パック袋に入れポンプで真空にして、圧力吸水脱水方法で脱水し個別真空保管する。脱水によって縮んだ海ぶどうを寒天粉末などのゼリー状食品となる粉末を溶解した高温の溶液に投入する。この投入で海ぶどう内部に前記溶液を取り込ませ海ぶどうを膨潤させ、ついでこの膨潤した海ぶどうを急冷することで海ぶどう内部をゼリー状とする
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
生の海ぶどうを熱湯に瞬間的にくぐらせて海ぶどうの色をパステルグリーンにした後に脱水を行い、次いで脱水によって縮んだ海ぶどうをゼリー状食品となる粉末を溶解したゼリー状に固まる温度帯以上の溶液に投入して海ぶどう内部に前記溶液を取り込ませ海ぶどうを膨潤させ、ついでこの膨潤した海ぶどうを急冷することで海ぶどう内部をゼリー状とすることを特徴とする海ぶどうの加工処理方法。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
生の海ぶどうを高濃度塩水容器に入れ浸け置きして脱水した後に、取り出した塩水海ぶどうの表皮についている塩水を除去し、吸水ペーパーで包み真空パック袋に入れて真空脱水し、次いで脱水によって縮んだ海ぶどうをゼリー状食品となる粉末を溶解したゼリー状に固まる温度帯以上の溶液に投入して海ぶどう内部に前記溶液を取り込ませ海ぶどうを膨潤させ、ついでこの膨潤した海ぶどうを急冷することで海ぶどう内部をゼリー状とすることを特徴とする海ぶどうの加工処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば南西諸島等の亜熱帯地域に自生する海ぶどうと呼ばれる緑藻類の加工処理方法とその加工処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
海ぶどうはブドウ状の小突起を有するイワズタ科の緑藻であり、プチプチとした食感を有し、長期保存に関する先行技術が存在する。
【0003】
特許文献1には、生きた状態の海ぶどうを収穫して、収穫した際にできた切り口を海水を入れた水槽内で1週間養生した後、水切りを行い、次いでミョウバン
(硫酸アルミニウムカリウム)を30mM含有する3.4%塩化ナトリウム濃度の塩水(80℃ )に30秒間浸漬して加熱処理し、直ちに常温の水道水により冷却し、この冷却した海ぶどうを3.4%塩化ナトリウムの塩水を炭酸水素ナトリウムによりpH7.8に調整した保存用の浸漬液に浸漬して保存することが記載されている。
【0004】
特許文献2には、塩分濃度25%の高濃度塩水に生の海ぶどうを浸して浸透圧脱水を行い、その後、漬け汁を除去して乾燥してから、粒子の細かい精製塩を入れた容器を用意して、前記浸透圧脱水した乾燥海ぶどうを投入し、精製塩を塗布しまぶして、水分をさらに除去する方法が記載されている。
【0005】
特許文献3には、塩分濃度3.5重量%以上の塩水を60℃以上の温度に加熱し、その中に生の海ぶどうを入れて粒々の中の海水を取り出して萎ませ、萎んだ海ぶどうを取り出して保存処理する。保存処理する場合は、萎んだ海ぶどうを任意形状の型枠内に入れて塊にし、それを冷凍処理するか、乾燥処理するか、塩蔵処理することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-200228号公報
特開2016-119865号公報
WO2010/134149号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、海ぶどうのプチプチ感を維持出来ると記載されている。しかしながらプチプチ感を維持できるのは製造直後であり、その後急速にプチプチ感がなくなる。また、ミョウバンは食品添加物として認められているが、大量に用いると苦味を感じることになる。
【0008】
特許文献2の方法によれば、天日干し等と比較して海ぶどうの細胞を破壊することなく乾燥させることができるが、生のプチプチ感は失われてしまう。
【0009】
特許文献3においては、保存した海ぶどうを水道水等を満たしたカップに入れることで、海ぶどうの粒の中に水が浸透して、海ぶどうは元の状態に復帰するのであるが、生の状態にまで復帰させることはできず、プチプチ感もある程度までしか戻らない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため本発明に係る海ぶどうの加工処理方法は、生の海ぶどうを熱湯に瞬間的にくぐらせてて海ぶどうの色をパステルグリーンにし、この色出しした海ぶどうを塩などの浸透圧で脱水し、脱水によって縮んだ海ぶどうをゼリー状食品となる粉末を溶解したゼリー等が固まる温度より高温で70℃以下の溶液に投入し海ぶどう内部に前記溶液を取り込ませ海ぶどうを膨潤させ、ついでこの膨潤した海ぶどうを急冷することで海ぶどう内部をゼリー状とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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