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公開番号2025170404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-18
出願番号2025145413,2023519075
出願日2025-09-02,2022-07-14
発明の名称リサイクルプラスチック合成用単量体組成物、その製造方法、並びにそれを用いたリサイクルプラスチック、成形品および可塑剤組成物
出願人エルジー・ケム・リミテッド
代理人弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類C08J 11/10 20060101AFI20251111BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体から回収し、かつ高い酸価を有するリサイクルプラスチック合成用単量体組成物、その製造方法、並びにそれを用いたリサイクルプラスチック、成形品および可塑剤組成物に関する。
【解決手段】テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体から回収されたリサイクルプラスチック合成用単量体組成物であって、前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物は、テレフタル酸を含み、前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物のKS M ISO 2114によって測定した酸価が670mgKOH/g以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体から回収されたリサイクルプラスチック合成用単量体組成物であって、
前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物は、テレフタル酸を含み、
前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物のKS M ISO 2114によって測定した酸価が670mgKOH/g以上であり、
前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物に含まれているテレフタル酸は、リサイクルプラスチック合成用単量体組成物に含有された全体単量体化合物100モル%を基準としてモル比が99.9モル%以上であり、
前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物に含まれているテレフタル酸は、前記テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体から回収されたことを特徴とする、リサイクルプラスチック合成用単量体組成物。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記リサイクルプラスチック合成用単量体組成物は、
リサイクルプラスチック合成用単量体組成物に含有された全体単量体化合物100モル%を基準としてモル比が0.1モル%以下であるイソフタル酸をさらに含む、請求項1に記載のリサイクルプラスチック合成用単量体組成物。
【請求項3】
前記イソフタル酸は、前記テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体から回収されたことを特徴とする、請求項2に記載のリサイクルプラスチック合成用単量体組成物。
【請求項4】
前記テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体は、ポリアルキレンテレフタレート、ポリアルキレンテレフタレート系共重合体、および熱可塑性ポリエステルエラストマーからなる群より選択される1種以上の(共)重合体を含む、請求項1に記載のリサイクルプラスチック合成用単量体組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載のリサイクルプラスチック合成用単量体組成物および共単量体の反応生成物を含む、リサイクルプラスチック。
【請求項6】
請求項5に記載のリサイクルプラスチックを含む、成形品。
【請求項7】
請求項1~4のいずれかに記載のリサイクルプラスチック合成用単量体組成物およびアルコールの反応生成物を含む、可塑剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年7月19日付の韓国特許出願第10-2021-0094470号、2021年7月19日付の韓国特許出願第10-2021-0094471号、2021年7月19日付の韓国特許出願第10-2021-0094472号、および2021年7月19日付の韓国特許出願第10-2021-0094473号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
本発明は、テレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体の解重合によりテレフタル酸を回収するとき、高純度のテレフタル酸を確保して高い酸価を有するリサイクルプラスチック合成用単量体組成物、その製造方法、並びにそれを用いたリサイクルプラスチック、成形品および可塑剤組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
ポリエチレンテレフタレート(PET)は熱可塑性(共)重合体であって、優れた透明性、断熱性など優れた特性を有して電線被覆、生活用品、おもちゃ、電気絶縁体、ラジオ、テレビケース、包装材などに広く使用されるプラスチックである。
【0004】
多様な用途に幅広く使用されるポリエチレンテレフタレートであるが、廃処理時の環境と健康に関する懸念は持続的に提起されてきた。現在、物理的なリサイクル方法が行われているが、この場合、品質が低下する問題が発生するので、ポリエチレンテレフタレートのケミカルリサイクルに対する研究が進められている。
【0005】
テレフタル酸は広範囲な種類の製品原料として使用される有用な化合物であって、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエステル繊維、包装および容器用ポリエステルフィルムの主原料として使用される。
【0006】
エチレングリコールをテレフタル酸と共に縮重合してポリエチレンテレフタレート(PET)を生成することは可逆反応工程であって、ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合して単量体またはオリゴマーに戻すことができる。
【0007】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を分解して原料となるモノマーを回収する方法としては従来より多様な方法が提案されている。リサイクルプラスチックに再び作るための重縮合反応に用いられる単量体はポリエチレンテレフタレート(PET)廃棄物のアルカリ分解により得ることができる。
【0008】
例えば、塩基性条件でのポリエチレンテレフタレート(PET)の分解生成物は、エチレングリコールおよびテレフタル酸の塩を含み、テレフタル酸の塩を強酸による中和反応をさらに行ってテレフタル酸を製造する。
【0009】
しかし、従来の方法により得られたテレフタル酸には、通常、1~2%のイソフタル酸が不純物として含まれ、PBT/TPEEなどの高付加価値性プラスチックの製造原料として再使用される場合、(共)重合体の物性低下(低い融点、低い引張強度、低い剛性など)の問題が発生する限界があった。
【0010】
したがって、ポリエチレンテレフタレート(PET)をはじめとするテレフタル酸を含む単量体から合成された(共)重合体を分解して原料となるモノマーを回収する過程で、不純物であるイソフタル酸の含有量を顕著に減らすことができる方法に対する開発が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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