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公開番号2025170346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-18
出願番号2025138528,2023095049
出願日2025-08-21,2018-08-31
発明の名称付加製造用重合体
出願人ポリ-メド インコーポレイテッド
代理人アクシス国際弁理士法人
主分類C08L 101/00 20060101AFI20251111BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】付加製造において使用することができる改善された組成物の提供。
【解決手段】この課題は、重合体相に添加剤を含む組成物であって、(a)前記添加剤が溶媒に可溶であり、(b)前記重合体相が有機重合体を含み、かつ、本質的に溶媒に不溶であり、(c)前記組成物が25℃未満の温度では固体であり、かつ、50℃を超える温度では2.5~30g/10分のメルトフローインデックスを有する粘性流体であり、及び(d)前記組成物が前記組成物の重量に基づいて前記添加剤の所定の重量パーセント及び前記組成物の重量に基づいて前記重合体相の所定の重量パーセントを有し、前記添加剤の重量パーセント及び前記重合体相の重量パーセントの合計が90%よりも大きい、前記組成物によって解決される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
重合体相に添加剤を含む組成物であって、
(a)前記添加剤が溶媒に可溶であり、
(b)前記重合体相が有機重合体を含み、かつ、本質的に溶媒に不溶であり、
(c)前記組成物が25℃未満の温度では固体であり、かつ、50℃を超える温度では2.5~30g/10分のメルトフローインデックスを有する粘性流体であり、及び
(d)前記組成物が前記組成物の重量に基づいて前記添加剤の所定の重量パーセント及び前記組成物の重量に基づいて前記重合体相の所定の重量パーセントを有し、前記添加剤の重量パーセント及び前記重合体相の重量パーセントの合計が90%よりも大きい、前記組成物。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
モノフィラメントの形態にある、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記モノフィラメントが非延伸モノフィラメントである、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記モノフィラメントが50%未満の配向因子を有する、請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
前記モノフィラメントが1~5mmの直径を有する、請求項2に記載の組成物。
【請求項6】
前記モノフィラメントが1.75±0.05mmの直径を有する、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記モノフィラメントが少なくとも1ニュートンのカラム座屈抵抗性を有する、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
粉末又は顆粒の形態にある、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記添加剤が無機塩を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記添加剤が水溶性有機化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、35U.S.C.§119(e)の下で2017年9月1日に出願された米国仮特許出願第62/553377号の利益を主張する。この出願は、全ての目的についてその全体が参照により本明細書において援用される。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
発明の分野
本発明は、概して、付加製造、それに使用するための重合体組成物及びそれによって作製された製品に関し、医療用途の生体吸収性重合体を含む。
【背景技術】
【0003】
3D印刷としても知られている付加製造は、産業プロセスに対する好奇心から、主として機器及びコンピュータソフトウェアの進歩を通して過去20年間にわたって開発されてきた。高度な構造を作製する能力は向上したが、この成長しつつある技術をサポートするために、多機能材料の改善が必要とされている。
【0004】
付加製造の一般的方法の一つは、融合フィラメント製造(FFF)である。FFFによる付加製造の大部分は、単相熱可塑性重合体モノフィラメントを使用して、溶融押出によって印刷ラインを生成する。高度なシナリオでは、複数のモノフィラメントを使用して特定のデザインの領域を作製する。最も一般的には、第2モノフィラメントを使用してサポートを生成し、その際、第2モノフィラメント材料は、印刷完了後に簡単に除去するために水溶性である。これは極めて有用であるが、この手法の相構成は、印刷装置の許容範囲に制限される。
【0005】
このように、当該技術分野には、依然として付加製造、特に生物医薬製品の製造において使用することができる改善された材料に対する要望がある。本発明は、この要望に対処するものである。
【0006】
背景技術の項で説明した主題の全ては、必ずしも従来技術ではなく、単に背景技術の項における説明の結果として、従来技術とみなされるべきではない。このように、「背景技術」の項で説明した又は当該主題に関連する従来技術の課題の認識は、重合体技術であると明示的に述べられていない限り、従来技術として扱うべきではない。その代わりに、「背景技術」の項における主題の説明は、それ自体も発明性のある特定の課題に対する発明者のアプローチの一部として扱う必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
要するに、本発明は、付加製造に有用な組成物、本発明の組成物を使用する付加製造の実施方法、及び付加製造方法によって製造された製品、並びに関連する主題を提供する。
【0008】
例えば、一実施形態では、本発明は、重合体相中に添加剤を含む組成物を提供し、(a)添加剤は溶媒に可溶であり、(b)重合体相は、有機重合体を含み、かつ、本質的に溶媒に不溶であり、(C)組成物は、25℃未満の温度では固体であり、かつ、前記組成物の溶融温度を超える温度では2.5~30グラム/10分のメルトフローインデックスを有する粘性流体であり、(d)組成物は、組成物の重量に基づいて所定の添加剤の重量パーセント及び組成物の重量に基づいて所定の重合体相の重量パーセントを有し、ここで、添加剤の重量パーセントと重合体相の重量パーセントの合計は90%を超える。
【0009】
一実施形態では、添加剤は分散相を提供し、重合体相は連続相である。この実施形態では、本発明は、連続相中に分散相を含む組成物を提供し、ここで、分散相は溶媒に可溶である。連続相は有機重合体を含み、本質的に溶媒に不溶である。組成物は、25℃未満の温度で固体であり、組成物の溶融温度を超える温度でメルトフローインデックスが2.5~30g/10分である粘性流体。そして、組成物は、組成物の重量に基づく分散相の重量パーセント及び組成物の重量に基づく連続相の重量パーセントを有し、ここで、分散相の重量パーセント及び重量パーセントの合計は、連続相は90%を超える。
【0010】
任意に、これらの組成物は、次の特徴のうち1つ以上(例えば、2又は3又は4等)以上によって特徴付けることができる:溶媒が水であること、組成物が付加製造方法で使用できる形態であること、例えば、フィラメント又はフィラメントのスプールの形態(ここで、フィラメントは1~5mmの直径を有していてよい)であること又は組成物が顆粒を含む粉末の形態であること、組成物中の添加剤又は分散相の重量パーセントが1~60%であること、添加剤又は分散相が20~400μmの平均粒度を有すること、添加剤又は分散相が無機塩、例えば、陽イオン及び陰イオンを含む無機塩を含み(ここで、陽イオンは、ナトリウム、カリウム及びマグネシウムから選択され、陰イオンは塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩、重炭酸塩から選択される)、添加剤又は分散相が水溶性有機化合物、例えば、糖若しくは有機カルボン酸又はその塩を含み、重合体又は連続相が生体吸収性重合体、例えば、ポリエステル、ポリ無水物、ポリ(ヒドロキシブチレート)及びポリエーテルから選択されるセグメントを含む生体吸収性重合体を含み、重合体又は連続相は、非生体吸収性重合体、例えば、ポリエチレン、ナイロン、熱可塑性ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリールエーテルケトン及びポリエチレンテレフタレートから選択される非生体吸収性重合体含み、組成物は、残留単量体がほとんど又は全くなく、例えば、残留単量体を<2重量%の濃度(ゼロの残留単量体を含む)で有し、組成物は残留スズがほとんど又は全くなく、例えば、<200ppmのスズ濃度(ゼロのスズを含む)を有し、組成物は非スズ重金属をほとんど又は全く含まず、例えば、<50ppmの非スズ金属濃度(ゼロの非スズ重金属を含む)を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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