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公開番号
2025169815
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074972
出願日
2024-05-02
発明の名称
電解コンデンサ
出願人
サン電子工業株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H01G
9/10 20060101AFI20251107BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】モールド樹脂で封止材が本体ケース内に大きく押圧変形され、コンデンサ素子に悪影響を与えるのを防止する。
【解決手段】電解コンデンサは、封止材の、本体ケースの開口部側の面に、外圧変形抑制板を設けている。封止材の、本体ケースの開口部側の面における外周部分には、所定間隔をおいて、外圧変形抑制板の外周部を保持する複数の保持部を設けている。外圧変形抑制板の外周部には、封止材の保持部に、外周方向から保持される複数の被保持部と、この被保持部よりも外周方向に延長された複数の外周延長部と、を設けている。封止材の、板厚方向で、外圧変形抑制板よりも、コンデンサ素子側の部分に対応する、本体ケース部分には、この封止材の径方向への絞り加工部を設けている。た電解コンデンサ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一端側が閉止され、他端側に開口部が設けられた筒状の本体ケースと、前記本体ケース内に収納されたコンデンサ素子と、前記開口部を封止した板状の封止材とを備え、
前記コンデンサ素子は、セパレータを介して対向させた陽極箔と、陰極箔を巻回するとともに、前記陽極箔には第1のリード端子の一端側が接続され、前記陰極箔には第2のリード端子の一端側が接続され、前記第1のリード端子の他端側が、前記封止材の第1の貫通孔を貫通し、前記本体ケースの開口部外に引き出され、前記第2のリード端子の他端側が、前記封止材の第2の貫通孔を貫通し、前記本体ケースの開口部外に引き出された構成とした電解コンデンサにおいて、
前記封止材の、前記本体ケースの開口部側の面には、外圧変形抑制板を設け、
前記封止材の、前記本体ケースの開口部側の面における外周部分には、所定間隔をおいて、前記外圧変形抑制板の外周部を保持する複数の保持部を設け、
前記外圧変形抑制板の外周部には、前記封止材の保持部に、外周方向から保持される複数の被保持部と、この被保持部よりも外周方向に延長された複数の外周延長部と、を設け、
前記封止材の、板厚方向で、前記外圧変形抑制板よりも、前記コンデンサ素子側の部分に対応する、前記本体ケース部分には、この封止材の径方向への絞り加工部を設けた電解コンデンサ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記本体ケースの開口部には、この本体ケースの開口部側の先端側を、前記封止材側に湾曲して折り曲げた折曲部を設け、この折曲部の先端は、前記封止材の保持部よりも内周側部分の、前記外圧変形抑制板の本体ケースの開口部側の面に当接、あるいは近接させた請求項1に記載の電解コンデンサ。
【請求項3】
前記外圧変形抑制板の外周部には、被保持部を対向状態で設け、
これら対向配置された被保持部を結ぶ線に対して直交する、前記外圧変形抑制板の外周部には、外周延長部を設けた構成とした請求項2に記載の電解コンデンサ。
【請求項4】
前記封止材の、本体ケースの開口部側の面における外周部分に、保持部を対向状態で配置し、前記封止材において、前記対向配置された保持部を結ぶ線上に、前記第1の貫通孔と、前記第2の貫通孔を、所定間隔離して配置した請求項3に記載の電解コンデンサ。
【請求項5】
前記封止材は円形状とし、
前記外圧変形抑制板は略楕円形状とし、
前記略楕円形状の外圧変形抑制板の外周部において、直径寸法が小さい部分に被保持部を対向状態で設け、
これら対向状態の被保持部を結ぶ線に対して直交する方向の、前記略楕円形状の外圧変形抑制板の外周部に、外周延長部を対向状態で設けた請求項4に記載の電解コンデンサ。
【請求項6】
前記封止材は円形状とし、
前記外圧変形抑制板は略円形状とし、
前記封止材の、本体ケースの開口部側の面に、外圧変形抑制板が装着された状態で、
時計回りに前記封止材の第1の保持部、前記外圧変形抑制板の第1の外周延長部、前記封止材の第2の保持部、前記外圧変形抑制板の第2の外周延長部、前記封止材の第3の保持部、前記外圧変形抑制板の第3の外周延長部、前記封止材の第4の保持部、前記外圧変形抑制板の第4の外周延長部、前記封止材の第5の保持部、前記外圧変形抑制板の第5の外周延長部、前記封止材の第6の保持部、および前記外圧変形抑制板の第6の外周延長部を配置し、
直線状に前記第1の保持部、前記第1の貫通孔、前記第2の貫通孔、および前記第4の保持部を配置し、
前記外圧変形抑制板の第2の外周延長部と第5の外周延長部は、前記封止材の第1の保持部と第4の保持部を結ぶ線に対して直交する部分に配置した請求項4に記載の電解コンデンサ。
【請求項7】
前記外圧変形抑制板は、強化材を混入した合成樹脂板によって構成した請求項1から6のいずれか一つに記載の電解コンデンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解コンデンサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電解コンデンサは、一端側が閉止され、他端側に開口部が設けられた筒状の本体ケースと、本体ケース内に収納されたコンデンサ素子と、前記本体ケースの開口部を封止した板状の封止材とを備えている。前記コンデンサ素子は、セパレータを介して対向させた陽極箔と、陰極箔を巻回するとともに、前記陽極箔と陰極箔には、それぞれリード端子の一端側が接続されている。前記リード端子の他端側は、前記封止材を貫通し、前記本体ケースの開口部外に引き出された構成となっている。
【0003】
また、前記封止材の熱劣化を防止するために、この封止材の本体ケース外側面を絶縁性の無機層で覆ったり(例えば、下記特許文献1)、本体ケース内からの電解液漏れを防止するために、封止材の本体ケース外側面を樹脂層で覆ったり(例えば、下記特許文献2)、本体ケース内の気圧上昇により封止材が本体ケース外に変形するのを防止するために、封止材の本体ケース外側にセラミック補強部材を設けたり(例えば、下記特許文献3)することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-140257号公報
特開2015-173241号公報
特開平08-293435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した通り上記先行文献では、前記封止材の本体ケース外側面を絶縁性の無機層で覆ったり(特許文献1)、樹脂層で覆ったり(特許文献2)、封止材の本体ケース外側にセラミック補強部材を設けたり(特許文献3)している。しかし、前記無機層、樹脂層、セラミック補強部材は、封止材と同じ外径で、しかも、接着などにより封止材に一体化された構造となっている。
【0006】
しかしながら、封止材の本体ケースの開口部側面に、無機層、樹脂層、セラミック補強部材を一体化し、しかも、これらの外径が、封止材と同じ大きさになっていると、電解コンデンサの置かれている環境による本体ケースの膨張、あるいは収縮に、封止材が追従しにくくなる。その結果として、封止材による本体ケースの封止効果が低下することになる。
【0007】
そこで、本発明は、電解コンデンサの置かれている環境による本体ケースの膨張、あるいは収縮時に、封止材による本体ケースの封止効果が低下するのを抑制するとともに、この電解コンデンサの外周部を、モールド樹脂でモールドする際に、前記モールド樹脂で封止材が本体ケース内に大きく押圧変形され、コンデンサ素子に悪影響を与えるのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、この目的を達成するために本発明は、一端側が閉止され、他端側に開口部が設けられた筒状の本体ケースと、この本体ケース内に収納されたコンデンサ素子と、前記開口部を封止した板状の封止材とを備え、前記コンデンサ素子は、セパレータを介して対向させた陽極箔と、陰極箔を巻回するとともに、前記陽極箔には第1のリード端子の一端側が接続され、前記陰極箔には第2のリード端子の一端側が接続され、前記第1のリード端子の他端側が、前記封止材の第1の貫通孔を貫通し、前記本体ケースの開口部外に引き出され、前記第2のリード端子の他端側が、前記封止材の第2の貫通孔を貫通し、前記本体ケースの開口部外に引き出された構成とした電解コンデンサにおいて、前記封止材の、前記本体ケースの開口部側の面には、外圧変形抑制板を設け、前記封止材の、前記本体ケースの開口部側の面における外周部分には、所定間隔をおいて、前記外圧変形抑制板の外周部を保持する複数の保持部を設け、前記外圧変形抑制板の外周部には、前記封止材の保持部に、外周方向から保持される複数の被保持部と、この被保持部よりも外周方向に延長された複数の外周延長部と、を設け、前記封止材の、板厚方向で、前記外圧変形抑制板よりも、前記コンデンサ素子側の部分に対応する、前記本体ケース部分には、この封止材の径方向への絞り加工部を設けた構成とした。
【0009】
また、本発明の電解コンデンサにおける前記本体ケースの開口部には、この本体ケースの開口部側の先端側を、前記封止材側に湾曲して折り曲げた折曲部を設け、この折曲部の先端は、前記封止材の保持部よりも内周側部分の、前記外圧変形抑制板の本体ケースの開口部側の面に当接、あるいは近接させた。
【0010】
さらに、本発明の電解コンデンサは、外圧変形抑制板の外周部には、被保持部を対向状態で設け、これら対向配置された被保持部を結ぶ線に対して直交する、前記外圧変形抑制板の外周部には、外周延長部を設けた構成とした。
(【0011】以降は省略されています)
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