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公開番号2025169801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074926
出願日2024-05-02
発明の名称包装材送り装置及び製袋充填包装機
出願人株式会社川島製作所
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 16/04 20060101AFI20251107BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装材ロールの位置決め及び包装材の蛇行調整をシンプルな構成で実現した包装材送り装置を提供する。
【解決手段】包装材送り装置は、包装材が巻芯に巻回された包装材ロールを支持するホルダ軸、及び包装材ロールをホルダ軸の軸方向に位置決めする位置決め機構を一体化したホルダユニットと、ホルダユニットを片持ち支持する支持フレームと、支持フレームに支持されて、ホルダ軸を回転駆動する第1駆動部と、支持フレームを挟んで包装材ロールと反対側で支持フレームに支持されて、ホルダユニットを支持フレームに対して軸方向に移動させる蛇行調整機構とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
包装材が巻芯に巻回された包装材ロールを支持するホルダ軸、及び前記包装材ロールを前記ホルダ軸の軸方向に位置決めする位置決め機構を一体化したホルダユニットと、
前記ホルダユニットを片持ち支持する支持フレームと、
前記支持フレームに支持されて、前記ホルダ軸を回転駆動する第1駆動部と、
前記支持フレームを挟んで前記包装材ロールと反対側で前記支持フレームに支持されて、前記ホルダユニットを前記支持フレームに対して前記軸方向に移動させる蛇行調整機構とを備えることを特徴とする包装材送り装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装材送り装置において、
前記支持フレームに対して前記ホルダユニットを、前記軸方向に移動可能で且つ回転可能に支持するニードルベアリングを備えることを特徴とする包装材送り装置。
【請求項3】
請求項2に記載の包装材送り装置において、
前記ニードルベアリングは、前記軸方向に離間した複数の位置で前記ホルダユニットを支持し、
前記第1駆動部は、
前記支持フレームに固定されたモータと、
前記モータの出力軸に取り付けられた駆動側歯車と、
前記ホルダ軸の外周面に固定されて、前記駆動側歯車と噛合する従動側歯車とを備え、
前記従動側歯車は、前記蛇行調整機構による前記ホルダユニットの移動範囲の全域において、前記駆動側歯車との噛合を維持可能な前記軸方向の幅を有することを特徴とする包装材送り装置。
【請求項4】
請求項1に記載の包装材送り装置において、
前記ホルダ軸には、外周面の周方向に離間した位置において、各々が前記軸方向に延在する複数の溝が形成され、
複数の前記溝それぞれに収容され、エアの供給によって前記溝から膨出して前記包装材ロールを保持し、エアの排出によって前記溝に没入して前記ホルダ軸に対して前記包装材ロールの挿抜を許容するチューブ部材を備えることを特徴とする包装材送り装置。
【請求項5】
請求項4に記載の包装材送り装置において、
前記ホルダ軸は、前記溝と異なる位置において、外周面から内周面まで径方向に貫通し、前記軸方向に延在するスリットを有し、
前記位置決め機構は、
前記軸方向に移動可能に前記ホルダ軸に外挿されたストッパと、
前記ホルダ軸の内部に配置された第1ネジ軸と、
前記第1ネジ軸に螺合され、且つ前記スリットを通じて前記ストッパに連結されたナットと、
前記ホルダ軸及び前記第1ネジ軸を一体回転させる接続状態、前記第1ネジ軸に対して前記ホルダ軸を相対回転させる切断状態に切り替え可能なクラッチ機構とを備え、
複数の前記チューブ部材には、
前記第1ネジ軸の内部に形成されたエア通路と、
前記ストッパの移動範囲の外側において、前記エア通路から放射状に延びて複数の前記チューブ部材それぞれに接続されたエア分岐配管とを通じて、エアが供給されることを特徴とする包装材送り装置。
【請求項6】
請求項5に記載の包装材送り装置において、
前記支持フレームを挟んで前記包装材ロールと反対側で、前記ホルダユニットと一体となって前記軸方向に移動し且つ前記ホルダユニットの回転を許容するベース部材と、
前記ベース部材に固定された固定部材とを備え、
前記クラッチ機構は、
前記第1ネジ軸と一体回転し且つ前記第1ネジ軸に対して前記軸方向に移動可能な第1クラッチ板と、
前記軸方向に移動する前記第1クラッチ板が接離し得る位置において、前記ホルダ軸に固定された第2クラッチ板と、
前記第2クラッチ板に圧接させる向きに前記第1クラッチ板を付勢する付勢部材と、
円筒形状の周方向に一部に切り欠きが形成された押圧部材と、
前記固定部材に固定されて、前記付勢部材に抗して前記第2クラッチ板から離反する向きに、前記押圧部材で前記第1クラッチ板を押圧するアクチュエータとを備え、
前記切り欠きは、
前記エア通路にエアを供給するエア配管を通過させ、
前記固定部材に固定された回り止め部材に係合して、前記押圧部材の回転を規制することを特徴とする包装材送り装置。
【請求項7】
請求項5に記載の包装材送り装置において、
前記ホルダユニットと一体となって前記軸方向に移動し、前記軸方向における前記ストッパの原点位置を検出する原点検出センサを備えることを特徴とする包装材送り装置。
【請求項8】
請求項1に記載の包装材送り装置において、
前記蛇行調整機構は、
前記支持フレームを挟んで前記包装材ロールと反対側で、前記ホルダユニットと一体となって前記軸方向に移動し且つ前記ホルダユニットの回転を許容するベース部材と、
前記ベース部材に設けられた雌ネジ孔に螺合されて、前記軸方向に延在する第2ネジ軸と、
前記第2ネジ軸を回転させる第2駆動部とを備えることを特徴とする包装材送り装置。
【請求項9】
請求項8に記載の包装材送り装置において、
前記第2ネジ軸は、前記ホルダ軸を中心として回転対称となる複数の位置に配置されていることを特徴とする包装材送り装置。
【請求項10】
請求項1に記載の包装材送り装置から送り出される包装材を袋に成形して、製品を充填する製袋充填包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装材送り装置及び製袋充填包装機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製袋充填包装機等に適用される包装材送り装置においては、包装材ロールから引き出された包装材を下流側に送り出すため、包装材ロールの巻芯を支持するホルダ軸と、ホルダ軸の基端部を片持ち支持する支持フレームとを備えている。
【0003】
また、特許文献1記載の包装材送り装置は、包装材ロールをホルダ軸に装着する際、包装材ロールを位置決めする位置決め機構を備えている。このアジャスト機構は、ホルダ軸に対して軸方向にスライド可能に設けられた移動駒と、移動駒を軸方向に移動させる駆動部とを備える。そして、駆動部により移動した移動駒が包装材ロールの軸方向の移動を規制して、自動的に位置決めする。
【0004】
さらに、包装材送り装置には、包装材ロールから送り出された包装材の位置がずれている場合等に、ホルダ軸を軸方向に移動させて包装材の蛇行を調整する蛇行調整機構を備えたものがある(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-55666号公報
特公平7-115777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、位置決め機構及び蛇行調整機構の両方を包装材送り装置に搭載しようとすると、構成が複雑になって、大型化するという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、包装材ロールの位置決め及び包装材の蛇行調整をシンプルな構成で実現した包装材送り装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記課題を解決するため、包装材ロールの巻芯に挿入される筒状のホルダ軸、ホルダ軸を回転駆動する第1駆動部、ホルダ軸の内部に配置された第1ネジ軸、第1ネジ軸と螺合するナット、及びナットと結合される移動駒、及びクラッチ機構とを備えるホルダユニットと、ホルダユニットの基端部を支持する支持フレームと、ホルダユニットを支持フレームに対してホルダ軸の軸方向に移動させる蛇行調整機構とを備え、ホルダ軸は、外周面から内周面まで径方向に貫通し、軸方向に延在するスリットを有し、クラッチ機構は、ホルダ軸の回転駆動を第1ネジ軸に伝達する接続状態と、第1ネジ軸への回転駆動の伝達を切断する切断状態とを切り替え、移動駒は、スリットに対してスライド可能に設けられ、クラッチ機構が切断状態、且つ第1駆動部によりホルダ軸が回転駆動した場合、第1ネジ軸に対するホルダ軸の回転に伴い、軸方向に沿って移動して包装材ロールを位置決めし、蛇行調整機構は、クラッチ機構が接続状態、且つホルダ軸の回転駆動中に、ホルダユニットを支持フレームに対してホルダ軸の軸方向に移動させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、包装材ロールの位置決め及び包装材の蛇行調整を可能とし、且つコンパクト化を図ることが可能な包装材送り装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
横型製袋充填包装機の側面図である。
横型製袋充填包装機の平面図である。
包装材送り装置の斜視図である。
ホルダユニット及び第1駆動部の斜視図である。
ホルダユニットの要部断面図(A)、A-A線で切断した断面図(B)、及びB-B線で切断した断面図(C)である。
ストッパ及び支持軸周辺の断面図である。
クラッチ機構の構成を示す斜視図である。
クラッチ機構が接続状態の場合の要部断面図である。
クラッチ機構が切断状態の場合の要部断面図である。
蛇行調整機構の構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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