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公開番号2025147880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048368
出願日2024-03-25
発明の名称横型正ピロー包装機
出願人株式会社川島製作所
代理人個人
主分類B65B 9/073 20120101AFI20250930BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】原反を原反支持部に装着する場合の作業の容易化および作業者の負担の軽減化を図り、作業の効率化を図る。
【解決手段】クッションローラ46が上下方向に変位可能に配置された第1テンション機構24を、原反支持部22の側方でフォーマ20の上方に配置した。従来のように、原反支持部22で支持された原反14から繰り出される包装フィルム10に張力を付与する水平方向に変位可能なクッションローラを有する第1テンション機構を原反14の下方でフォーマ20の上方に配置する場合に比較して、第1テンション機構の設置スペースの分だけ、原反14の位置を下げることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装フィルムを筒状に成形するフォーマと、
フォーマに製品を供給する製品供給部と、
原反支持部で支持された原反から繰り出される包装フィルムに張力を付与する変位可能なクッションローラを有する第1テンション機構を備えた横型正ピロー包装機であって、
前記クッションローラが上下方向に変位可能に配置された前記第1テンション機構を、前記原反支持部の側方で前記フォーマの上方に配置した、
ことを特徴とする横型正ピロー包装機。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記原反は、前記原反支持部でほぼ水平方向に並べられて2つ支持され、
前記2つの原反から繰り出される包装フィルムを、前記2つの原反のうち前記第1テンション機構側に位置する原反の上方を通って前記第1テンション機構に導く第1ガイドローラが設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の横型正ピロー包装機。
【請求項3】
前記第1テンション機構は、前記クッションローラの下方に位置するケース本体と、前記ケース本体に対して開閉可能な扉体とからなるテンションケースを備え、
前記ケース本体に受けローラを配置すると共に、前記扉体に、前記扉体をケース本体に閉じた状態で前記受けローラに接触し前記包装フィルムの搬送量を検出するエンコーダローラと、前記包装フィルムに形成されたレジマークを検出するレジマークセンサとを設けた、
ことを特徴とする請求項1記載の横型正ピロー包装機。
【請求項4】
前記第1テンション機構を平面視した状態で、前記クッションローラの両側にその位置が固定された第1固定ローラおよび第2固定ローラが位置し、
前記クッションローラの上限位置は、前記第1固定ローラおよび第2固定ローラよりも高い箇所に位置する、
ことを特徴とする請求項1記載の横型正ピロー包装機。
【請求項5】
前記クッションローラを前記上限位置に移動させるクッションローラ移動用アクチュエータが設けられている、
ことを特徴とする請求項4記載の横型正ピロー包装機。
【請求項6】
前記原反支持部に設けられた原反が装着される駆動軸と、
前記クッションローラの高さを検出するクッションローラ位置検出部と、
前記クッションローラ位置検出部で検出された前記クッションローラの高さに基づいて前記駆動軸の回転速度を制御する制御装置とを備え、
前記クッションローラ位置検出部は、前記クッションローラの支軸に検出光を照射すると共にその反射光を受光して前記クッションローラの高さを検出する、
ことを特徴とする請求項1記載の横型正ピロー包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、供給された製品を包装フィルムによって包装する横型正ピロー包装機に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
包装フィルムを横方向に搬送させながら製品を包装するピロー包装機として、原反から繰り出した包装フィルムをフォーマによって筒状フィルムに成形し、筒状フィルム内に製品を充填し、筒状フィルムによって上方から製品を包み込む横型正ピロー包装機が知られている。
このような横型正ピロー包装機として、原反支持部で支持された原反から繰り出される包装フィルムに張力を付与する変位可能なクッションローラを水平方向に変位可能に配置した第1テンション機構を、原反支持部の下方でフォーマの上方に配置したものが提供されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-104603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、第1テンション機構が原反支持部の下方でフォーマの上方に配置され、すなわち、第1テンション機構の上方箇所に原反支持部が配置されることから、原反支持部の位置が例えば作業者の頭部くらいの高さ程度とならざるを得ない。
したがって、作業者は、重量の重い原反を高い箇所まで持ち上げて原反支持部に装着しなくてはならず、作業が困難で作業者の負担が重いものとなっているのが現状である。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであった、本発明の目的は、原反を原反支持部に装着する場合の作業の容易化および作業者の負担の軽減化を図る上でより有利となり、作業の効率化を図る上で有利な横型正ピロー包装機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成するため、本発明の一実施の形態は、包装フィルムを筒状に成形するフォーマと、フォーマに製品を供給する製品供給部と、原反支持部で支持された原反から繰り出される包装フィルムに張力を付与する変位可能なクッションローラを有する第1テンション機構を備えた横型正ピロー包装機であって、前記クッションローラが上下方向に変位可能に配置された前記第1テンション機構を、前記原反支持部の側方で前記フォーマの上方に配置したことを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記原反は、前記原反支持部でほぼ水平方向に並べられて2つ支持され、前記2つの原反から繰り出される包装フィルムを、前記2つの原反のうち前記第1テンション機構側に位置する原反の上方を通って前記第1テンション機構に導く第1ガイドローラが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記第1テンション機構は、前記クッションローラの下方に位置するケース本体と、前記ケース本体に対して開閉可能な扉体とからなるテンションケースを備え、前記ケース本体に受けローラを配置すると共に、前記扉体に、前記扉体をケース本体に閉じた状態で前記受けローラに接触し前記包装フィルムの搬送量を検出するエンコーダローラと、前記包装フィルムに形成されたレジマークを検出するレジマークセンサとを設けたことを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記第1テンション機構を平面視した状態で、前記クッションローラの両側にその位置が固定された第1固定ローラおよび第2固定ローラが位置し、前記クッションローラの上限位置は、前記第1固定ローラおよび第2固定ローラよりも高い箇所に位置することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記クッションローラを前記上限位置に移動させるクッションローラ移動用アクチュエータが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記原反支持部に設けられた原反が装着される駆動軸と、前記クッションローラの高さを検出するクッションローラ位置検出部と、前記クッションローラ位置検出部で検出された前記クッションローラの高さに基づいて前記駆動軸の回転速度を制御する制御装置とを備え、前記クッションローラ位置検出部は、前記クッションローラの支軸に検出光を照射すると共にその反射光を受光して前記クッションローラの高さを検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施の形態によれば、クッションローラが上下方向に変位可能に配置された第1テンション機構を、原反支持部の側方でフォーマの上方に配置した。
したがって、従来のように、第1テンション機構を原反の下方でフォーマの上方に配置する場合に比較して、第1テンション機構の設置スペースの分だけ、原反の位置を下げることができる。そのため、原反を従来よりも低い箇所で原反支持部に装着することができ、原反を原反支持部に装着する際の作業の容易化および作業者の負担の軽減化を図る上で有利となり、作業の効率化を図る上で有利となる。
また、2つの原反から繰り出される包装フィルムを、2つの原反のうち第1テンション機構側に位置する原反の上方を通って第1テンション機構に導く第1ガイドローラを設けると、2つの原反のうち第1テンション機構側に位置する原反の下方を通って第1テンション機構に導くガイドローラが設けられている場合に比較してガイドローラの分だけ、2つの原反の位置を下げることができ、原反を従来よりもさらに低い箇所で原反支持部に装着することができ、原反を原反支持部に装着する場合の作業の容易化および作業者の負担の軽減化を図る上でより有利となり、作業の効率化を図る上でより有利となる。
また、ケース本体に受けローラを配置すると共に、扉体に、扉体をケース本体に閉じた状態で受けローラに接触し包装フィルムの搬送量を検出するエンコーダローラと、包装フィルムに形成されたレジマークを検出するレジマークセンサとを設けると、第1テンション機構に対する包装フィルムの装着作業の容易化を図れ、作業の効率化を図る上でより有利となる。
また、クッションローラの上限位置を、第1固定ローラおよび第2固定ローラよりも高い箇所に位置するようにすると、クッションローラに包装フィルムを巻装する作業の容易化を図る上で有利となり、作業の効率化を図る上でより有利となる。
また、クッションローラを上限位置に移動させるクッションローラ移動用アクチュエータを設けると、クッションローラに包装フィルムを巻装する作業の容易化を図る上でより有利となり、作業の効率化を図る上でより一層有利となる。
また、クッションローラ位置検出部が、クッションローラの支軸に検出光を照射すると共にその反射光を受光してクッションローラの高さを検出するようにすると、クッションローラの上下方向の移動時に慣性でクッションローラが過剰に上下動することを抑制でき、クッションローラの高さを正確に検出する上で有利となり、制御装置によって駆動軸の回転速度を安定して制御でき、包装フィルムの搬送速度の安定化を図る上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態に係る横型正ピロー包装機の構成を示す側面図である。
クッションローラが基準位置に位置した状態を示す横型正ピロー包装機の側面図である。
クッションローラが下限位置に位置した状態を示す横型正ピロー包装機の側面図である。
クッションローラが上限位置に位置した状態を示す横型正ピロー包装機の側面図である。
クッションローラが基準位置に位置した状態を示す横型正ピロー包装機の斜視図である。
クッションローラが下限位置に位置した状態を示す横型正ピロー包装機の斜視図である。
クッションローラが上限位置に位置した状態を示す横型正ピロー包装機の斜視図である。
クッションローラが基準位置に位置した状態を支持板の背面側から見た斜視図である。
クッションローラが下限位置に位置した状態を支持板の背面側から見た斜視図である。
クッションローラが上限位置に位置した状態を支持板の背面側から見た斜視図である。
扉体がケース本体に重ねられた状態を示す斜視図である。
扉体がケース本体から開放された状態を示す斜視図である。
第1の実施の形態に係る横型正ピロー包装機の制御系を示すブロック図である。
(A)、(B)はクッションローラと第1、第2固定ローラとの間に包装フィルムを装着する際の説明図である。
第2の実施の形態に係る横型正ピロー包装機の構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1に示す横型正ピロー包装機で用いる包装フィルム10について説明する。
包装フィルム10は、帯状を呈し、その表面10Aを半径方向外側に向け、その裏面10Bを半径方向内側に向けた状態で紙管12を中心として円筒状に巻回されることで原反14を構成している。なお、包装フィルム10の表面10Aとは、形成された包装袋の外面を構成する面である。
なお、包装フィルム10の材料は、熱を加えることによって溶着することが可能な材料であって、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、アルミ裏打紙、アルミ蒸着紙など従来公知の様々な材料が使用可能である。
【0009】
次に、図1を参照して実施の形態に係る横型正ピロー包装機16について説明する。
本実施の形態の横型正ピロー包装機16は、包装フィルム10を横方向に搬送させながら製品を上側から包み込んで包装するものである。
【0010】
横型正ピロー包装機16は、包装フィルム供給部18と、フォーマ20と、何れも不図示のフィルム引きローラと、縦シール部と、横シール部と、切断部とを含んで構成されている。
フォーマ20は、包装フィルム供給部18から供給される包装フィルム10が通過することにより、包装フィルム10を折り返すことにより筒状フィルムを形成していく。
一方、製品は、不図示の製品供給部(製品供給コンベア)によりフォーマ20で形成された筒状フィルムに充填される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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