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公開番号
2025169667
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074602
出願日
2024-05-02
発明の名称
リモネンによるゴムの軟化方法
出願人
公立大学法人公立鳥取環境大学
代理人
個人
,
弁理士法人森特許事務所
主分類
C08J
11/06 20060101AFI20251107BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
リモネンと水とを含む液体を加硫ゴムに接触させることによって、反応に用いる液体の粘性を低くし、かつ反応に用いる原料コストを低減した軟化ゴムを製造する方法を提供する。
【解決手段】
加硫ゴムとリモネンと水とを含有する液体を接触させて軟化したゴムを製造する軟化ゴムの製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
加硫ゴムとリモネンと水とを含有する液体を接触させて軟化したゴムを製造する軟化ゴムの製造方法。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記液体は、pHが8以下である請求項1に記載の軟化ゴムの製造方法。
【請求項3】
加硫ゴムと前記液体とを接触させる温度は、40℃以下である請求項1又は2に記載の軟化ゴムの製造方法。
【請求項4】
前記液体は乳濁液であり、
該乳濁液は、分散媒が水であり、分散質がリモネンである請求項1又は2に記載の軟化ゴムの製造方法。
【請求項5】
前記液体は、水を50容量%以上含有する請求項1又は2に記載の軟化ゴムの製造方法。
【請求項6】
前記液体におけるリモネンの濃度は、1~3100mMである請求項1又は2に記載の軟化ゴムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟化ゴムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
以下の特許文献1には、加硫ゴムのチップに芳香油を浸透させて、処理したものを粒状にし、粒状にしたものに減圧下でマイクロ波を照射して、処理した粒状物を回収工程を有する加硫ゴムを再利用する方法が記載されている。芳香油は、d-リモネン、リナロール、ミルセン、又はこれらの混合物からなる群より選ばれる一種を含有するとされている。
【0003】
以下の特許文献2には、2つの溶剤、DMSOとd-リモネンを利用して、エラストマーの物性を変化させることなく、加硫ゴムを再利用する方法が記載されている。そして、タイヤから採取した試験片を精製されたd―リモネンと接触させることにより、加硫ゴムのショア硬さが徐々に低下するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第5362759号公報
米国特許第6872754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1、又は特許文献2のように、d-リモネンは、加硫ゴムを再利用する技術に使用される。特許文献1、特許文献2の方法では、d-リモネンは、単体あるいはリナロール、ミルセン又はDMSO等の液体と混合して使用される。
【0006】
d-リモネン、リナロール、ミルセン、DMSOは、精製された化合物が利用できる。しかしながら、前記化合物はコストが大きく、反応を大規模化すると必要なコストはより大きくなる。また、精製されたd-リモネンは臭気が強く、反応を大規模化した場合は周辺環境への配慮が必要になる。
【0007】
本発明は、リモネンと水とを含む液体を加硫ゴムに接触させることによって、反応に用いるリモネンの量を低減した軟化ゴムの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
リモネンは無極性の液体であり、水は極性溶媒であって、リモネンと水とは溶けあわない。本発明は精製されたリモネン単体ではなく、リモネンと水とを含有する懸濁された液体であっても、該液体と加硫ゴムとを接触させることで、加硫ゴムが軟化することを発見したことに基づくものである。
【0009】
本発明は、加硫ゴムとリモネンと水とを含有する液体を接触させて軟化したゴムを製造する軟化ゴムの製造方法により、上記の課題を解決する。
【0010】
前記軟化ゴムの製造方法において、前記液体は、pHが8以下にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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