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公開番号
2025168799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-12
出願番号
2024073561
出願日
2024-04-30
発明の名称
医療情報推定装置及び医療情報推定プログラム
出願人
DeSCヘルスケア株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
G16H
10/00 20180101AFI20251105BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】全体集団に対する医療情報を推定するための医療情報推定装置を提供する。
【解決手段】第2集団の統計量と、第1医療データにおいてアウトカム条件に合致する第1集団の統計量と、の関係に基づいて、第1の期間とは異なる期間であって第1医療データが利用可能な推定期間において第1医療データにおいてアウトカム条件に合致する第1集団の統計量を補正して推定期間について第2集団の統計量を推定し、第3集団の統計量と、第1医療データにおいてアウトカム条件に合致する第1集団の統計量と、の関係に基づいて、推定期間において第1医療データにおいてアウトカム条件に合致する第1集団の統計量を補正して推定期間について第3集団の統計量を推定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1集団の医療に関する第1医療データと、第2集団の医療に関する第2医療データと、第3集団の医療に関する第3医療データと、を取得する医療データ取得手段と、
指定期間及びアウトカム条件を取得する条件取得手段と、
前記第2集団及び前記第3集団に関して第1の期間において前記アウトカム条件に合致する統計量を前記第2集団及び前記第3集団の統計量としてそれぞれ取得する統計量取得手段と、
前記第2集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記第1の期間とは異なる期間であって前記第1医療データが利用可能な推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第2集団の統計量を推定し、
前記第3集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第3集団の統計量を推定する推定手段と、
を備えることを特徴とする医療情報推定装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の医療情報推定装置であって、
前記推定手段は、
前記推定期間について推定された前記第2集団の統計量を、前記推定期間のおける前記第2集団の母集団の数で除算することによって前記推定期間における前記第2集団の前記アウトカム条件に一致する率を推定し、
前記推定期間について推定された前記第3集団の統計量を、前記推定期間のおける前記第3集団の母集団の数で除算することによって前記推定期間における前記第3集団の前記アウトカム条件に一致する率を推定する、
ことを特徴とする医療情報推定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の医療情報推定装置であって、
前記推定手段は、
前記第2集団の統計量を前記第1の期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量で除算した係数を算出し、
前記推定期間について前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量に当該係数を乗算して前記推定期間における前記第2集団の統計量を推定し、
前記第3集団の統計量を前記第1の期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量で除算した係数を算出し、
前記推定期間について前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量に当該係数を乗算して前記推定期間における前記第3集団の統計量を推定することを特徴とする医療情報推定装置。
【請求項4】
請求項1に記載の医療情報推定装置であって、
前記第2医療データは、健保レセプトデータ及び健康保険組合の加入者の台帳情報であり、
前記第3医療データは、自治体レセプトデータ及び国民健康保険の加入者の台帳情報であることを特徴とする医療情報推定装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の医療情報推定装置であって、
前記医療データ取得手段は、第4集団の医療に関する第4医療データを取得し、
前記推定手段は、前記第4集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第4集団の統計量を推定することを特徴とする医療情報推定装置。
【請求項6】
請求項5に記載の医療情報推定装置であって、
前記第4医療データは、後期高齢者医療制度におけるレセプトデータ及び加入者の台帳情報であることを特徴とする医療情報推定装置。
【請求項7】
コンピュータを、
第1集団の医療に関する第1医療データと、第2集団の医療に関する第2医療データと、第3集団の医療に関する第3医療データと、を取得する医療データ取得手段と、
指定期間及びアウトカム条件を取得する条件取得手段と、
前記第2集団及び前記第3集団に関して第1の期間において前記アウトカム条件に合致する統計量を前記第2集団及び前記第3集団の統計量としてそれぞれ取得する統計量取得手段と、
前記第2集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記第1の期間とは異なる期間であって前記第1医療データが利用可能な推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第2集団の統計量を推定し、
前記第3集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第3集団の統計量を推定する推定手段と、
して機能させることを特徴とする医療情報推定プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療情報推定装置及び医療情報推定プログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
医療機関において診察・投薬・治療等を受けた患者について、保険治療で掛かった費用を保険者(健康保険組合、自治体等)に請求するための診療報酬明細書、いわゆるレセプトデータが作成されている(非特許文献1)。また、国や地方自治体等が疾病の発生状況のデータを作成・公表している(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
https://ja.wikipedia.org/wiki/レセプト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00014.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、診察・薬剤・治療等の需要を調べるために、特定の疾患の患者数を推定する技術が求められている。こうした推定には健康保険組合や各自治体が保有するレセプトデータを元に行うことができる。しかしながら、各組合や各自治体によって提供されるレセプトデータの期間が異なり、レセプトデータが欠落した期間においては正確な推定が困難であるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの態様は、第1集団の医療に関する第1医療データと、第2集団の医療に関する第2医療データと、第3集団の医療に関する第3医療データと、を取得する医療データ取得手段と、指定期間及びアウトカム条件を取得する条件取得手段と、前記第2集団及び前記第3集団に関して第1の期間において前記アウトカム条件に合致する統計量を前記第2集団及び前記第3集団の統計量としてそれぞれ取得する統計量取得手段と、前記第2集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記第1の期間とは異なる期間であって前記第1医療データが利用可能な推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第2集団の統計量を推定し、前記第3集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第3集団の統計量を推定する推定手段と、を備えることを特徴とする医療情報推定装置である。
【0006】
本発明の別の態様は、コンピュータを、第1集団の医療に関する第1医療データと、第2集団の医療に関する第2医療データと、第3集団の医療に関する第3医療データと、を取得する医療データ取得手段と、指定期間及びアウトカム条件を取得する条件取得手段と、前記第2集団及び前記第3集団に関して第1の期間において前記アウトカム条件に合致する統計量を前記第2集団及び前記第3集団の統計量としてそれぞれ取得する統計量取得手段と、前記第2集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記第1の期間とは異なる期間であって前記第1医療データが利用可能な推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第2集団の統計量を推定し、前記第3集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第3集団の統計量を推定する推定手段と、して機能させることを特徴とする医療情報推定プログラムである。
【0007】
ここで、前記推定手段は、前記推定期間について推定された前記第2集団の統計量を、前記推定期間のおける前記第2集団の母集団の数で除算することによって前記推定期間における前記第2集団の前記アウトカム条件に一致する率を推定し、前記推定期間について推定された前記第3集団の統計量を、前記推定期間のおける前記第3集団の母集団の数で除算することによって前記推定期間における前記第3集団の前記アウトカム条件に一致する率を推定する、ことが好適である。
【0008】
また、前記推定手段は、前記第2集団の統計量を前記第1の期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量で除算した係数を算出し、前記推定期間について前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量に当該係数を乗算して前記推定期間における前記第2集団の統計量を推定し、前記第3集団の統計量を前記第1の期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量で除算した係数を算出し、前記推定期間について前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量に当該係数を乗算して前記推定期間における前記第3集団の統計量を推定することが好適である。
【0009】
また、前記第2医療データは、健保レセプトデータ及び健康保険組合の加入者の台帳情報であり、前記第3医療データは、自治体レセプトデータ及び国民健康保険の加入者の台帳情報であることが好適である。
【0010】
また、前記医療データ取得手段は、第4集団の医療に関する第4医療データを取得し、前記推定手段は、前記第4集団の統計量と、前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量と、の関係に基づいて、前記推定期間において前記第1医療データにおいて前記アウトカム条件に合致する前記第1集団の統計量を補正して前記推定期間について前記第4集団の統計量を推定することが好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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