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公開番号2025168626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-11
出願番号2024135743
出願日2024-08-15
発明の名称電池除水構造及び電池パック
出願人恵州億緯里能股分有限公司,EVE Energy Co., Ltd.
代理人個人
主分類H01M 50/204 20210101AFI20251104BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池筐体内の気体水を除去し、電池筐体内を所定の乾燥状態に維持し、電池の使用寿命を向上させ、電池に熱暴走が発生するリスクを低減させる電池除水構造及び電池パックを提供する。
【解決手段】電池除水構造における第1のケースに、電池ユニットを取り付けるための第1の取り付け領域110と第2の取り付け領域122が設けられる水蒸気堆積領域120とが設けられ、乾燥アセンブリ200は第2の取り付け領域に設けられ、電池ユニットの水蒸気を除去することを実現する。第1のケースに水蒸気が最も多く堆積する領域を水蒸気堆積領域として設け、且つ水蒸気堆積領域に第2の取り付け領域を設け、第2の取り付け領域に乾燥アセンブリを設け、乾燥アセンブリによって電池ユニットの水蒸気を吸収することにより、電池筐体内の気体水を除去することができ、電池筐体内を所定の乾燥状態に維持することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電池除水構造であって、
電池ユニットを取り付けるための第1の取り付け領域と、第2の取り付け領域が設けられる水蒸気堆積領域とが設けられる第1のケースと、
前記第2の取り付け領域に設けられる乾燥アセンブリとを含む、ことを特徴とする電池除水構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記乾燥アセンブリは、第1の端に第1の開口が設けられ、第2の端が前記第2の取り付け領域に設けられる乾燥材を含み、前記乾燥材に収容室及び貫通孔ユニットが設けられ、前記収容室はそれぞれ前記貫通孔ユニット及び前記第1の開口に連通し、前記収容室は乾燥剤を収容するために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の電池除水構造。
【請求項3】
前記乾燥アセンブリは、前記乾燥材の第1の端に取り外し可能に設けられる第1のカバーをさらに含む、ことを特徴とする請求項2に記載の電池除水構造。
【請求項4】
前記第1のカバーに第1の雄ねじが設けられ、前記乾燥材の第1の端に第1の雌ネジが設けられ、前記第1のカバーは前記第1の雄ねじによって前記乾燥材の第1の端の第1の雌ネジに接続される、ことを特徴とする請求項3に記載の電池除水構造。
【請求項5】
前記第2の取り付け領域に取り付けインタフェースが設けられ、前記乾燥材の第2の端は前記取り付けインタフェースに取り外し可能に設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の電池除水構造。
【請求項6】
前記電池除水構造は、前記乾燥材の第2の端と前記取り付けインタフェースとの間に設けられるシール材をさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載の電池除水構造。
【請求項7】
前記取り付けインタフェースに第2の雌ネジが設けられ、前記乾燥材の第2の端に第2の雄ねじが設けられ、前記乾燥材の第2の端は前記第2の雄ねじによって前記取り付けインタフェースの第2の雌ネジに接続される、ことを特徴とする請求項5に記載の電池除水構造。
【請求項8】
前記第1のケースに前記電池ユニットを放熱するための冷却アセンブリが設けられ、前記冷却アセンブリは複数の冷却通路を含み、各前記冷却通路は互いに連通され、
前記第2の取り付け領域は少なくとも1つの前記冷却通路を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の電池除水構造。
【請求項9】
前記取り付けインタフェースに隣接する冷却通路に逃げ部が設けられ、前記逃げ部は前記取り付けインタフェースに連通し、前記逃げ部は前記乾燥材を逃げるために用いられる、ことを特徴とする請求項8に記載の電池除水構造。
【請求項10】
電池ユニットと請求項1~9のいずれか1項に記載の電池除水構造とを含む電池パックであって、前記電池ユニットは前記電池除水構造に設けられる、ことを特徴とする電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、電池技術分野に関し、特に電池除水構造及び電池パックに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電池技術の発展に伴い、電池は電気自動車に益々広く使用されるようになっており、電池の防湿保護は電池の重要な安全指標の1つとなっている。現在、従来の電池防水対策は、通常、防水通気弁を使用し、液体水を遮蔽することができるが、気体水を遮蔽することができない。電池の通常使用過程において筐体の内外に気圧差が生じ、外部の湿度の高い気体が電池の筐体内に入り込み、筐体内の湿度が高すぎると、筐体内の温度差により気体水が凝縮して液体水となり、液体水が筐体内に溜まってしまう。
【0003】
従来技術では、筐体内に入り込んだ水蒸気による金属腐食などは電池に危険な反応を発生することを引き起こし、且つ電池の日常使用において内部温度の変化が比較的大きく、比較的大きな温度差は電池内部の関連化学反応を促進し、電池に熱暴走が発生するリスクが増加する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑み、従来技術における電池に存在する問題に対して、電池筐体内の気体水を除去し、電池筐体内を所定の乾燥状態に維持し、電池の使用寿命を向上させ、電池に熱暴走が発生するリスクを低減させることができ、装着が便利で、構造が簡単な電池除水構造及び電池パックを提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によって、本願は電池除水構造を提供し、電池ユニットを取り付けるための第1の取り付け領域と、第2の取り付け領域が設けられる水蒸気堆積領域とが設けられる第1のケースと、第2の取り付け領域に設けられる乾燥アセンブリとを含む。
【0006】
1つの実施例では、乾燥アセンブリは、第1の端に第1の開口が設けられ、第2の端が第2の取り付け領域に設けられる乾燥材を含み、乾燥材に収容室及び貫通孔ユニットが設けられ、収容室はそれぞれ貫通孔ユニット及び第1の開口に連通し、収容室は乾燥剤を収容するために用いられる。
【0007】
1つの実施例では、乾燥アセンブリは、乾燥材の第1の端に取り外し可能に設けられる第1のカバーをさらに含む。
【0008】
1つの実施例では、第1のカバーに第1の雄ねじが設けられ、乾燥材の第1の端に第1の雌ネジが設けられ、第1のカバーは第1の雄ねじによって乾燥材の第1の端の第1の雌ネジに接続される。
【0009】
1つの実施例では、第2の取り付け領域に取り付けインタフェースが設けられ、乾燥材の第2の端は取り付けインタフェースに取り外し可能に設けられる。
【0010】
1つの実施例では、電池除水構造は、乾燥材の第2の端と取り付けインタフェースとの間に設けられるシール材をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

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