TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025168518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2025146832,2021123993
出願日
2025-09-04,2021-07-29
発明の名称
状態推定装置、ホームドアシステム及び状態推定方法
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
主分類
B61B
1/02 20060101AFI20251030BHJP(鉄道)
要約
【課題】ホームドア装置の駆動機構の状態を精度良く推定することが可能な状態推定装置を提供する。
【解決手段】本発明は、プラットホーム上の乗降口を開閉する開閉部材を駆動する駆動機構を含むホームドア装置の状態推定装置であって、駆動機構により開閉部材が駆動された所定時点における駆動機構の駆動データを取得する駆動データ取得部112と、所定時点における、ホームドア装置の周囲又は内部における温度及び湿度、並びにホームドア装置の周囲の日射量の少なくとも1つを示す環境データを取得する環境データ取得部113と、所定時点に取得された駆動データ及び環境データに基づいて駆動機構の状態を推定する状態推定部130と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
プラットホーム上の乗降口を開閉する開閉部材を駆動する駆動機構を含むホームドア装置の状態推定装置であって、
前記駆動機構により前記開閉部材が駆動された所定時点における前記駆動機構の駆動データを取得する駆動データ取得部と、
前記所定時点における、前記ホームドア装置の周囲又は内部における温度及び湿度、並びに前記ホームドア装置の周囲の日射量の少なくとも1つを示す環境データを取得する環境データ取得部と、
前記所定時点に取得された前記駆動データ及び前記環境データに基づいて前記駆動機構の状態を推定する状態推定部と、
を含む、状態推定装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記状態推定部は第1時点で取得された駆動データおよび環境データと前記第1時点より後の第2時点で取得された駆動データおよび環境データとの比較結果に基づいて前記第2時点の前記駆動機構の状態を推定する、
請求項1に記載の状態推定装置。
【請求項3】
同じ時点で取得された前記駆動データと前記環境データとを対応付けて記憶する記憶部を更に備え、
前記状態推定部は、前記記憶部に記憶された前記環境データの中から前記第2時点で取得された環境データとの乖離が所定の範囲内である前記第1時点で取得された前記環境データを特定し、特定された前記環境データに対応付けて記憶されている前記第1時点で取得された前記駆動データと前記第2時点で取得された前記駆動データとの比較結果に基づいて前記第2時点の前記駆動機構の状態を推定する、
請求項2に記載の状態推定装置。
【請求項4】
前記状態推定部は、前記第1時点で取得された前記駆動データと前記第2時点で取得された前記駆動データとの差分が所定値以上である場合に、前記第1時点で取得された前記環境データと第2時点で取得された前記環境データとの比較結果にさらに基づいて前記第2時点の前記駆動機構の状態を推定する、
請求項2又は3に記載の状態推定装置。
【請求項5】
前記状態推定部は前記駆動機構の状態として前記駆動機構の劣化度合いを推定し、
前記状態推定部は前記第2時点より後の第3時点で取得された前記駆動データおよび前記環境データと前記第3時点よりも前の時点で取得された前記駆動データおよび前記環境データとの比較結果に基づいて前記第3時点の前記駆動機構の劣化度合いを推定し、
前記第2時点の前記劣化度合いと前記第3時点の前記劣化度合いとの比較結果に基づいて前記駆動機構の劣化度合いの変化を推定する変化推定部を更に備える、
請求項2から4のいずれか1項に記載の状態推定装置。
【請求項6】
前記劣化度合いに基づいて前記駆動機構の故障タイミングを推定する故障タイミング推定部を更に備える、
請求項5に記載の状態推定装置。
【請求項7】
前記第2時点は前記第1時点よりも後の異なる日付の時点であって前記第1時点の時刻と同時刻の時点であり、
前記駆動データ取得部及び前記環境データ取得部は予め定められた時刻に前記駆動データ及び前記環境データを取得する、
請求項2から6のいずれか1項に記載の状態推定装置。
【請求項8】
現在時刻が前記第1時点と同一の時刻であるかどうかを判断する時刻判断部を更に備え、
前記駆動データ取得部及び前記環境データ取得部は前記時刻判断部によって現在時刻が前記第1時点と同一の時刻であると判断された場合に前記駆動データ及び前記環境データを取得する、
請求項7に記載の状態推定装置。
【請求項9】
同じ時点で取得された前記駆動データと前記環境データとを対応付けて記憶する記憶部を更に備え、
前記駆動データ取得部及び前記環境データ取得部は前記記憶部に記憶された前記環境データの中から前記第2時点よりも前の異なる日付であって前記第2時点の時刻と同時刻の前記第1時点の前記駆動データ及び前記環境データを取得する、
請求項2から6のいずれか1項に記載の状態推定装置。
【請求項10】
前記状態推定部は前記第1時点から前記第2時点の間の前記環境データの経時推移にさらに基づいて前記第2時点の前記駆動機構の状態を推定する
請求項2から9のいずれか1項に記載の状態推定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームドア装置の状態推定装置、ホームドアシステム及び状態推定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄道車両の乗降口を開閉するためのドア装置の状態監視技術が開示されている。具体的には、特許文献1に記載の技術は、ドアを開閉するためのモータの電流プロファイルを記録し、当該電流値が許容範囲外となった場合に、ドア装置が潜在的な障害状態である旨を報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公開第2017/0310261号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホームドア装置の周囲又は内部の環境の変化に起因して、ドアの駆動機構にかかる負荷が変化する結果、例えば駆動機構におけるモータの電流値等も変化する。一方で、特許文献1に記載のような従来技術では、例えば、電流値が許容範囲外になった場合に、実際にはその原因が環境の変化に起因するものであってとしても、駆動機構の異常に起因するものと誤判断してしまう場合があった。そのため、駆動機構の状態の推定精度の面で改善の余地があった。
【0005】
上記課題を鑑みて、本発明の目的は、ホームドア装置の駆動機構の状態を精度良く推定することが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る状態推定装置は、プラットホーム上の乗降口を開閉する開閉部材を駆動する駆動機構を含むホームドア装置の状態推定装置であって、前記駆動機構により前記開閉部材が駆動された所定時点における前記駆動機構の駆動データを取得する駆動データ取得部と、前記所定時点における、前記ホームドア装置の周囲又は内部における温度及び湿度、並びに前記ホームドア装置の周囲の日射量の少なくとも1つを示す環境データを取得する環境データ取得部と、前記所定時点に取得された前記駆動データ及び前記環境データに基づいて前記駆動機構の状態を推定する状態推定部と、を含む。
【0007】
本発明の他の態様に係るホームドアシステムは、プラットホーム上の乗降口を開閉する開閉部材を駆動する駆動機構を含むホームドア装置と、前記ホームドア装置と通信可能な外部装置と、を備えるホームドアシステムであって、前記ホームドア装置は、前記駆動機構により前記開閉部材が駆動された所定時点における前記駆動機構の駆動データを取得する駆動データ取得部と、前記所定時点における、前記ホームドア装置の周囲又は内部における温度、湿度及び日射量の少なくとも1つを示す環境データを取得する環境データ取得部と、取得した前記駆動データおよび前記環境データを前記外部装置に送信する送信部と、を備え、前記外部装置は、前記駆動データおよび前記環境データを前記ホームドア装置から受信する受信部と、受信された前記駆動データ及び前記環境データに基づいて、前記駆動機構の状態を推定する状態推定部と、を備える。
【0008】
本発明のさらに他の態様に係る状態推定方法は、プラットホーム上の乗降口を開閉する開閉部材を駆動する駆動機構を含むホームドア装置の状態推定方法であって、前記駆動機構により前記開閉部材が駆動された所定時点における前記駆動機構の駆動データを取得するステップと、前記所定時点における、前記ホームドア装置の周囲又は内部における温度及び湿度、並びに前記ホームドア装置の周囲の日射量の少なくとも1つを示す環境データを取得するステップと、前記所定時点に取得された前記駆動データ及び前記環境データに基づいて前記駆動機構の状態を推定するステップと、を含む。
【0009】
なお、以上の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ホームドア装置の駆動機構の状態を精度良く推定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ナブテスコ株式会社
回転装置
5日前
ナブテスコ株式会社
歯車装置
17日前
ナブテスコ株式会社
方向切換弁装置
4日前
ナブテスコ株式会社
ユニットブレーキ装置
1か月前
ナブテスコ株式会社
回転装置及び歯車装置
1か月前
ナブテスコ株式会社
ドーザブレード駆動機構
3日前
ナブテスコ株式会社
保持器、転がり軸受、及び回転装置
1か月前
ナブテスコ株式会社
状態推定装置、ホームドアシステム及び状態推定方法
3日前
ナブテスコ株式会社
状態推定装置、ホームドアシステム及び状態推定方法
3日前
ナブテスコ株式会社
風力発電装置の制御装置、風力発電装置用の処理回路、風力発電装置用の制御方法、及び風力発電装置用の制御プログラム
19日前
日本信号株式会社
ホーム柵
2か月前
日本信号株式会社
ホーム柵
2か月前
日本信号株式会社
検査装置
10か月前
日本信号株式会社
検査装置
11日前
個人
車両及び走行システム
6か月前
近畿車輌株式会社
耐火床構造
1か月前
日本信号株式会社
ホーム柵装置
7か月前
日本車輌製造株式会社
鉄道車両
1か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の床構造
11か月前
川崎車両株式会社
鉄道車両用パネル
8か月前
保線機器整備株式会社
保線用カート
9か月前
ナブテスコ株式会社
ホームドア装置
3か月前
日本車輌製造株式会社
台車組立装置
5か月前
カヤバ株式会社
鉄道車両用制振装置
10か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の床構造
11か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の床構造
11か月前
日本信号株式会社
列車接近警報装置
3か月前
日本信号株式会社
ホームドア制御装置
4か月前
株式会社東芝
台車搬送装置
1か月前
株式会社ダイフク
搬送車
5か月前
日本信号株式会社
ホーム安全システム
7か月前
日本ケーブル株式会社
索道の支索引留め装置
3か月前
日本信号株式会社
物体検知装置
7か月前
日本信号株式会社
踏切道監視システム
11か月前
日本信号株式会社
列車接近警報システム
18日前
株式会社ダイフク
搬送設備
6か月前
続きを見る
他の特許を見る