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公開番号2025168310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025072006
出願日2025-04-24
発明の名称包装用容器
出願人株式会社三和
代理人個人
主分類B65D 1/36 20060101AFI20251030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装用容器の厚みを少なくし材料を軽減する一方、要求される強度性能を満たす形状を設定することで、製造コストの低減と環境汚染・環境破壊防止を実現し得る包装用容器を実現する。
【解決手段】本発明の包装用容器1は、底部2の周縁部2aから周壁部13を連続して立ち上げ形成することによって上部を開放した凹状の収容空間Aが形成される。底部2の角部5はC面カットが施され、当該角部5には、角部リブ12が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底部の周縁部から周壁部を連続して立ち上げ形成することによって上部を開放した凹状の収容空間が形成されてなる包装用容器であって、
前記底部の角部はC面カットが施されていることを特徴とする包装用容器。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記C面カットが施された角部には、角部リブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
【請求項3】
前記底部の外面には、前記底部周縁部よりも内側に突設された枠状リブを有し、
前記角部リブは、第一の角部リブ、第二の角部リブ、及び第三の角部リブからなり、
前記第一の角部リブは、前記底部に突設された枠状リブから段差部の下縁にわたって連続して設けられ、
前記第二の角部リブと前記第三の角部リブは、それぞれが、底部に存する各周壁リブから段差部の下縁にわたって連続して設けられており、
前記第二の角部リブと前記第三の角部リブは、前記第一の角部リブと均等に間隔をあけて並設されていることを特徴とする請求項2に記載の包装用容器。
【請求項4】
前記周壁部は、底部の周縁部から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された拡開壁部と、
前記拡開壁部の上縁から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された第一の周壁部と、
前記第一の周壁部の上縁から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された段差部と、
前記段差部の上縁から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された第二の周壁部と、
前記底部から前記第二周壁部にわたって連続する略L字状に形成され、周方向に間隔をあけて複数個形成された周壁リブと、で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の包装用容器。
【請求項5】
前記第一の周壁部と前記第二の周壁部とは、前記第一の周壁部の拡開角度をθ3とし、前記第二の周壁部の拡開角度をθ2としたときに、θ3<θ2の関係を具備することを特徴とする請求項4に記載の包装用容器。
【請求項6】
前記第一の周壁部と前記第二の周壁部とは、前記第一の周壁部の長さをh3とし、前記第二の周壁部の長さをh2としたときに、h3>h2の位置関係を具備することを特徴とする請求項5に記載の包装用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原料を低減し環境に配慮した包装用容器に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
お菓子や果物など各種の食品を収容する包装用容器として、一般的に底部と、底部の周囲から起立する側壁を形成したものが知られており、さらに、包装用容器の強度を高めるべく、この包装用容器の底部や側壁に補強用のリブを形成したものも知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、四角形の有底容器状に形成されて食品が収容される包装用容器であって、食品を載せる底部と、食品の周囲を囲む側壁部と、を備えている。そして、包装用容器の底部には、内面側から外面側に向かって突出する補強用の突起部(リブ)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-193089号公報
意匠登録第1621100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような包装用容器において、底部から側壁に亘って外側に凸の補強用のリブを単に多く形成するだけでは、当該包装用容器の強度強化の半面、煩雑な感じを需要者に与えて良好な美観が損なわれる問題がある。また、包装用容器の角部が鋭角だとシートが破けるおそれがあることから、角部の曲面を大きくシートを肉厚にする等の強度強化が行われることがあるが、近年、さらなる材料軽減・材料費削減などのニーズ及びプラスチックによる環境汚染や廃棄による環境破壊防止が要望されているため単に肉厚を大きくすることはできない。
【0005】
そこで、出願人は、これらの要望を満たすための種々の検討を行った結果、包装用容器の厚みを少なくし材料を軽減する一方、要求される強度性能を満たした構造を設定することで、包装用容器内に収納された食品を見栄え良く保護するとともに重量を軽減し、製造コストの低減と環境汚染・環境破壊防止を実現し得る包装用容器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するために、第1の発明は、底部の周縁部から周壁部を連続して立ち上げ形成することによって上部を開放した凹状の収容空間が形成されてなる包装用容器であって、前記底部の角部はC面カットが施されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記C面カットが施された角部には、角部リブが設けられていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記底部の外面には、前記底部周縁部よりも内側に突設された枠状リブを有し、前記角部リブは、第一の角部リブ、第二の角部リブ、及び第三の角部リブからなり、前記第一の角部リブは、前記底部に突設された枠状リブから段差部の下縁にわたって連続して設けられ、前記第二の角部リブと前記第三の角部リブは、それぞれが、底部に存する各周壁リブから段差部の下縁にわたって連続して設けられており、前記第二の角部リブと前記第三の角部リブは、前記第一の角部リブと均等に間隔をあけて並設されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明乃至第3のいずれかにおいて、前記周壁部は、底部の周縁部から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された拡開壁部と、前記拡開壁部の上縁から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された第一の周壁部と、前記第一の周壁部の上縁から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された段差部と、前記段差部の上縁から外方に向けて拡開状に連続して立ち上げ形成された第二の周壁部と、前記底部から前記第二周壁部にわたって連続する略L字状に形成され、周方向に間隔をあけて複数個形成された周壁リブと、で構成されていることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、前記第一の周壁部と前記第二の周壁部とは、前記第一の周壁部の拡開角度をθ3とし、前記第二の周壁部の拡開角度をθ2としたときに、θ3<θ2の関係を具備することを特徴とする。
第6発明は、第5の発明において、前記第一の周壁部と前記第二の周壁部とは、前記第一の周壁部の長さをh3とし、前記第二の周壁部の長さをh2としたときに、h3>h2の位置関係を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、包装用容器の厚みを少なくし材料を軽減する一方、要求される強度性能を満たした構造を設定することで、包装用容器内に収納された食品を見栄え良く保護するとともに重量を軽減し、製造コストの低減と環境汚染・環境破壊防止を実現し得る包装用容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る包装用容器を上方から視た斜視図である。
本発明に係る包装用容器を下方から視た斜視図である。
本発明に係る包装用容器を側方から視た模式図である。
図3Aの部分拡大した模式図である。
本発明に係る包装用容器の側方の部分拡大図である。
本発明に係る装用容器の角部のリブを視た部分拡大図である。
本発明に係る包装用容器の角部のエンボス例の部分拡大図である。
本発明に係る包装用容器の角部の他のエンボス例の部分拡大図である。
本発明に係る包装用容器の角部の柱状リブを視た部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、円筒状または多角形状の包装用容器を想定し、図1に示すように、平面視矩形の底部2の周縁部2aから周壁部3を連続して立ち上げ形成することによって上部を開放した凹状の収容空間Aが形成されている。
底部2の外面から周壁部3の外面にわたり、内面側から外面側に向かって突出する複数の凸部が構成されている。このように、凸部を形成することにより、底部2の周縁部2aの強度を向上させることができる。また、このような凸部は、後述する周壁リブ8、角部リブ12を想定している。
さらに、この収納空間は、縦仕切壁部6と横仕切壁部7によって複数に区分けされた収納部4が形成されている。そして、各々の収納部4には、例えばパイ菓子等の食品が収納される。本実施形態では、図示する平面視矩形状の包装用容器を想定しており、図を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
本実施形態における包装用容器1は、上部(上方)を開口した平面視縦長の長方形状(矩形状)で、個々の収納部4の平面視矩形の底部2の周縁部2aから周壁部3を連続して立ち上げ形成し、側面視逆台形状で緩い傾斜を有する周壁部3と矩形状の底部2となる凹状の上部を開放した凹状の収容空間Aが形成されている。また、開口した側の周壁部3の上端は折り返した曲げ部が形成されている。この折り返しの曲げ部の幅h4は、略3mmである(図4参照。)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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