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公開番号
2025168112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024073251
出願日
2024-04-26
発明の名称
ガイド付ベルト
出願人
ニッタ株式会社
代理人
弁理士法人ドライト国際特許事務所
主分類
B65G
15/42 20060101AFI20251030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ガイド部の摩耗を抑制、摩擦係数を低減することができるとともに、取り付けおよび取り外し作業の負担を軽減させることができるガイド付ベルトを提供する。
【解決手段】ガイド付きベルト1は、平ベルト部2と、平ベルト部2のプーリ側の面に長手方向に沿って突設された、弾性材料でなるガイド部3と、ガイド部3を構成する弾性材料に埋もれない緻密な網目を有し、ガイド部3の表面を被覆する編布からなるガイド被覆材5と、を備え、ガイド被覆材5が外部に露出したガイド部3の頂部には、頂部の角3aから頂部の中央にかけてなだらかに傾斜する凹部3bが長手方向に沿って形成されている構成である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平ベルト部と、
前記平ベルト部のプーリ側の面に長手方向に沿って突設された、弾性材料でなるガイド部と、
前記ガイド部を構成する前記弾性材料に埋もれない緻密な網目を有し、前記ガイド部の表面を被覆する編布からなるガイド被覆材と、を備え、
前記ガイド被覆材が外部に露出した前記ガイド部の頂部には、前記頂部の角から前記頂部の中央にかけてなだらかに傾斜する凹部が前記長手方向に沿って形成されている
ガイド付ベルト。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記ガイド被覆材は、鎖編みを構成する鎖糸と、前記鎖糸の前記鎖編みの環状部分を横方向に接続する緯挿入糸と、前記鎖糸の前記鎖編みの環状部分を縦方向に接続する経挿入糸と、を備える
請求項1に記載のガイド付ベルト。
【請求項3】
前記ガイド被覆材は、製造過程において、前記ガイド部を構成する溶融させた前記弾性材料と前記ガイド被覆材とを固着させるときに、溶融させた前記弾性材料が前記ガイド被覆材から外部に染み出ることがなく前記ガイド被覆材が前記ガイド部に埋もれない緻密な網目を有する
請求項1に記載のガイド付ベルト。
【請求項4】
前記ガイド被覆材の伸び率は40mm幅の試料で測定したときに10%以上である
請求項1に記載のガイド付ベルト。
【請求項5】
前記ガイド被覆材の前記長手方向の伸縮性は40mm幅の試料で測定したときに10%以上である
請求項4に記載のガイド付ベルト。
【請求項6】
前記ガイド被覆材は弾性糸を含んで形成されている
請求項1に記載のガイド付ベルト。
【請求項7】
前記平ベルト部の内部に芯線または布が埋設されている
請求項1に記載のガイド付ベルト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガイド付ベルトに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、紙葉類(例えば印刷用の紙)等を搬送する搬送装置に使用される搬送ベルトは、搬送面が平面である平ベルトが使用される。平ベルトは、搬送物との接触が面接触であるので、搬送物を安定して搬送することができるが、走行中に蛇行してプーリから外れるという問題がある。
【0003】
搬送ベルトの蛇行防止のために、平ベルトのプーリ側にガイドを設け、ガイドをプーリのガイド溝に嵌入させて駆動させる方法が知られている。
【0004】
特許文献1には、コンベヤベルトの心体上に、ガイド部としてシリコーンエラストマーの突起を設け、当該ガイド部を伸縮性布帛で被覆した蛇行防止突起付きコンベヤベルト(ガイド付ベルト)が開示されている。特許文献1では、伸縮性布帛をガイド被覆材として用い、当該ガイド被覆材でガイド部を被覆することにより、ガイド被覆材によってガイド部の摩耗を抑制する構成が開示されている。特許文献1では、ガイド部を構成する溶融させた弾性材料を吐出しつつ、ガイド被覆材である伸縮性布帛を繰り出し、ガイド被覆材の上からローラを押圧しつつ移動させ、室温下で放置して硬化させることによりガイド付ベルトを製造している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-2329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、溶融させた弾性材料を吐出しつつ、ガイド被覆材も繰り出し、ローラでガイド被覆材を押圧していることから、ガイド被覆材の網目から溶融した弾性材料が染み出してしまい、ガイド被覆材がガイド部内に埋もれてしまう部位が発生してしまう。このため、従来では、ガイド部内にガイド被覆材が埋もれてガイド被覆材で被覆されていない部位があることから、ガイド被覆材によりガイド部の摩耗を抑制、摩擦係数を低減することが不十分であるという問題があった。
【0007】
また、プーリのガイド溝にガイド部を嵌入させる取り付け作業や、ガイド溝に嵌入させたガイド部をガイド溝から取り外す取り外し作業を行う場合には、ガイド部の表面がガイド被覆材で被覆されている分、ガイド部が変形し難くなるため、取り付けおよび取り外し作業の負担が大きくなる可能性がある。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ガイド部の摩耗を抑制、摩擦係数を低減することができるとともに、取り付けおよび取り外し作業の負担を軽減させることができるガイド付ベルトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るガイド付ベルトは、平ベルト部と、前記平ベルト部のプーリ側の面に長手方向に沿って突設された、弾性材料でなるガイド部と、前記ガイド部を構成する前記弾性材料に埋もれない緻密な網目を有し、前記ガイド部の表面を被覆する編布からなるガイド被覆材と、を備え、前記ガイド被覆材が外部に露出した前記ガイド部の頂部には、前記頂部の角から前記頂部の中央にかけてなだらかに傾斜する凹部が前記長手方向に沿って形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ガイド部を構成する弾性材料に埋もれない緻密な網目のガイド被覆材でガイド部を被覆したことにより、製造過程でガイド部の弾性材料がガイド被覆材の網目から染み出ることが抑制され、その分、ガイド被覆材がガイド部内に埋もれることなくガイド部の表面を被覆させることができる。よって、ガイド部の表面からガイド被覆材が露出している分、ガイド被覆材によりガイド部の摩耗を従来よりも抑制させることができる。また、ガイド部を構成する弾性材料に埋もれない緻密な網目のガイド被覆材を用いることで、ガイド部の頂部に凹部を形成させることができる。よって、凹部によってガイド部が変形し易くなる分、取り付けおよび取り外し作業の負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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