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公開番号2025166821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2025071985
出願日2025-04-24
発明の名称リチウム二次電池用正極活物質、これを含む正極、及びこれを含むリチウム二次電池
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類H01M 4/58 20100101AFI20251029BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】経済的かつ高いエネルギー密度及び高い作動電圧を有する正極活物質の提供。
【解決手段】本発明は、リチウム二次電池用正極活物質、その製造方法、及びこれを含むリチウム二次電池に関し、さらに詳細には、下記の化学式1の化合物を含み、オリビン構造を有する第1粒子と、下記の化学式2の化合物を含み、スピネル構造を有する第2粒子と、下記の化学式3の化合物を含み、層状構造を有する第3粒子と、を含む。 前記第1粒子及び前記第2粒子は、メイン活物質を構成し、前記正極活物質100重量部を基準に前記メイン活物質の含量は、80重量部ないし90重量部である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
下記の化学式1の化合物を含み、オリビン構造を有する第1粒子と、
下記の化学式2の化合物を含み、スピネル構造を有する第2粒子と、
下記の化学式3の化合物を含み、層状構造を有する第3粒子と、を含む正極活物質:
前記第1粒子及び前記第2粒子は、メイン活物質を構成し、
前記正極活物質100重量部を基準に前記メイン活物質の含量は、80重量部ないし90重量部であり、
前記正極活物質100重量部を基準に前記第3粒子の含量は、10重量部ないし20重量部であり、
[化学式1]
Li
a1
Fe
x1

y1
PO
4-b1
前記化学式1において、0.8≦a1≦1.2、0.1≦x1≦1.0、0.001≦y1≦0.05、0≦b1≦0.05、及びx1+y1=1で、Bは、Ti、Mg、V及びNbからなる群より選択された少なくとも一つの元素であり、
[化学式2]
Li
a2
Mn
x2
Mg
y2

4-b2
前記化学式2において、0.8≦a2≦1.2、1.9≦x2≦2.05、0≦y2≦0.05、及び0≦b2≦0.05であり、
[化学式3]
Li
a3
Ni
x3
Co
y3

z3

2-b3
前記化学式3において、0.8≦a2≦1.2、0.9≦x3≦1.0、0≦y3≦0.1、0≦z3≦0.1、0≦b3≦0.05、及びx3+y3+z3=1で、Cは、Al、Mnまたはこれらの組み合わせである。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記メイン活物質のMn含量は、40mol%ないし70mol%である請求項1に記載の正極活物質。
【請求項3】
前記第1粒子及び前記第2粒子の混合比は、重量を基準に4:6ないし6:4である請求項1に記載の正極活物質。
【請求項4】
前記第1粒子は、少なくとも一つの第1一次粒子を含み、
前記第2粒子は、複数個の第2一次粒子が凝集された二次粒子形態を有する請求項1に記載の正極活物質。
【請求項5】
前記第1一次粒子の平均大きさは、前記第2一次粒子の平均大きさより小さい請求項4に記載の正極活物質。
【請求項6】
前記第1粒子は、単粒子形態を有し、
前記第1粒子の第1平均粒径は、0.5μmないし2.5μmであり、
前記第1一次粒子の平均大きさは、200nmないし300nmである請求項4に記載の正極活物質。
【請求項7】
前記第1粒子は、互いに凝集された複数個の一次粒子を含み、
前記第1粒子の第1平均粒径は、3μmないし10μmであり、
前記第1一次粒子の平均大きさは、100nmないし200nmである請求項4に記載の正極活物質。
【請求項8】
前記第2一次粒子の平均大きさは、0.5μmないし3μmである請求項4に記載の正極活物質。
【請求項9】
前記第1粒子は、炭素を含む第1コート層を含み、
前記第1粒子内の炭素の含量は、1.5wt%ないし2.5wt%である請求項1に記載の正極活物質。
【請求項10】
前記第3粒子は、単粒子形態を有する請求項1に記載の正極活物質。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウム二次電池用正極活物質、これを含む正極及びこれを含むリチウム二次電池に関し、さらに詳細には、オリビン系リチウム化合物を含む正極活物質、これを含む正極及びこれを含むリチウム二次電池に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
最近、携帯電話、ノート型コンピュータ、電気自動車など電池を使用する電子機器の急速な補給に伴って、エネルギー密度が高く、かつ高容量である二次電池の需要が急速に増大しつつある。これに伴って、リチウム二次電池の性能向上のための研究開発が盛んに進められている。
【0003】
リチウム二次電池は、リチウムイオンの挿入(intercalation)及び脱離(deintercalation)が可能な活物質を含む正極及び負極と電解液を含む電池であって、リチウムイオンが正極及び負極から挿入/脱離される時の酸化及び還元反応により電気エネルギーを生産する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許第115172698号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、経済的かつ高いエネルギー密度及び高い作動電圧を有する正極活物質を提供することにある。
【0006】
本発明が解決しようとする他の課題は、経済的かつ高いエネルギー密度及び高い効率を有するリチウム二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の概念による、正極活物質は、下記の化学式1の化合物を含み、オリビン構造を有する第1粒子と、下記の化学式2の化合物を含み、スピネル構造を有する第2粒子と、下記の化学式3の化合物を含み、層状構造を有する第3粒子と、を含むことができる。前記第1粒子及び前記第2粒子は、メイン活物質を構成し、前記正極活物質100重量部を基準に前記メイン活物質の含量は、80重量部ないし90重量部であり、前記正極活物質100重量部を基準に前記第3粒子の含量は、10重量部ないし20重量部でありうる。
[化学式1]
Li
a1
Fe
x1

y1
PO
4-b1
前記化学式1において、0.8≦a1≦1.2、0.1≦x1≦1.0、0.001≦y1≦0.05、0≦b1≦0.05、及びx1+y1=1で、Bは、Ti、Mg、V及びNbからなる群より選択された少なくとも一つの元素であり、
[化学式2]
Li
a2
Mn
x2
Mg
y2

4-b2
前記化学式2において、0.8≦a2≦1.2、1.9≦x2≦2.05、0≦y2≦0.05、及び0≦b2≦0.05であり、
[化学式3]
Li
a3
Ni
x3
Co
y3

z3

2-b3
前記化学式3において、0.8≦a2≦1.2、0.9≦x3≦1.0、0≦y3≦0.1、0≦z3≦0.1、0≦b3≦0.05、及びx3+y3+z3=1で、Cは、Al、Mnまたはこれらの組み合わせでありうる。
【0008】
本発明の他の概念による、リチウム二次電池用正極は、正極集電体と、前記正極集電体上の正極活物質層と、を含むことができる。前記正極活物質層は、前記正極活物質、導電材及びバインダーを含むことができる。
【0009】
本発明のさらに他の概念によるリチウム二次電池は、前記正極と、負極集電体及び前記負極集電体上の負極活物質層を含む負極と、前記正極と負極との間のセパレーターと、を含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明による正極活物質は、オリビン系第1粒子及びスピネル系第2粒子がメイン活物質をなし、ここに層状系第3粒子を混合することで、容量及びエネルギー密度を向上することができる。本発明による正極活物質は、経済的かつ高い作動電圧及びエネルギー密度を有することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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