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公開番号2025166374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070356
出願日2024-04-24
発明の名称バッグ
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社,キヤノン株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C12M 1/00 20060101AFI20251029BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】バッグのデッドボリュームを低減すること。
【解決手段】実施形態に係るバッグは、収容部と、排出部と、排出管とを備える。収容部は、試料、または、試薬である液を収容する収容室を有する。排出部は、収容室から液を排出するための排出路を有する。排出管は、排出部に接続され、排出路を介して収容室から液を排出する。排出管は、排出部から水平方向成分を有する方向に向けて延びるように排出部に接続される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料、または、試薬である液を収容する収容室を有する収容部と、
前記収容室から前記液を排出するための排出路を有する排出部と、
前記排出部に接続され、前記排出路を介して前記収容室から前記液を排出する排出管と
を備え、
前記排出管は、前記排出部から水平方向成分を有する方向に向けて延びるように前記排出部に接続される、バッグ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記排出部は、前記収容部の下方に設けられ、
前記排出路は、前記収容室の下端に連通し、
前記収容室の底部は、前記排出路に向けて傾斜する、請求項1に記載のバッグ。
【請求項3】
前記収容室の底部は、下方に傾斜し、
前記液が前記収容室から排出される場合、前記液は、前記収容室の底部に沿って前記排出路に誘導される、請求項1に記載のバッグ。
【請求項4】
前記収容部は、第1シートと第2シートとの一部が接合されることで形成され、
前記収容部は、前記第1シートと前記第2シートとの接合箇所である周縁部から立ち上がる周壁部を備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項5】
前記収容室に収容される付勢部を備え、
前記付勢部は、前記液が前記収容室から排出される場合に、前記収容部の側壁部を外側に向けて付勢する、請求項1に記載のバッグ。
【請求項6】
前記排出部は、第1シートと第2シートとの一部が接合されることで形成され、
前記排出部は、前記第1シートと前記第2シートとの接合箇所である周縁部から立ち上がる周壁部を備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項7】
前記排出路に収容される筒状部材
を備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項8】
前記排出部は、前記収容部と一体に形成される、請求項1に記載のバッグ。
【請求項9】
前記排出管と、別体のユニットの外部コネクタとを接続し、前記液を前記排出管から前記外部コネクタに流入させるコネクタと、
前記収容部、前記排出部、および、前記コネクタを保持するホルダーと
を備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項10】
前記ホルダーは、前記排出部よりも上方で前記コネクタを保持する、請求項9に記載のバッグ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、バッグに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人工多能性幹細胞(以下、iPS(induced pluripotent stem cell)細胞と呼ぶ。)の作製では、たとえば、複数のバッグから試料、および、試薬が細胞作製用の装置に供給される。
【0003】
試料、または、試薬が収容されるバッグは、たとえば、軟質材料によって構成されることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-195576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、バッグのデッドボリュームを抑制することにある。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係るバッグは、収容部と、排出部と、排出管とを備える。収容部は、試料、または、試薬である液を収容する収容室を有する。排出部は、収容室から液を排出するための排出路を有する。排出管は、排出部に接続され、排出路を介して収容室から液を排出する。排出管は、排出部から水平方向成分を有する方向に向けて延びるように排出部に接続される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るバッグの概略を示す正面図である。
図2は、実施形態に係るバッグの概略を示す下面図である。
図3は、実施形態に係る本体部の概略を示す正面図である。
図4は、図3のIV-IV断面における本体部の概略を示す図である。
図5は、変形例に係るバッグの概略を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、バッグについて説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うものとして、重複する説明は適宜省略する。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として変形例にも同様に適用される。
【0009】
実施形態に係るバッグは、たとえば、iPS細胞を作製するための試料、または、試薬である液を収容するバッグである。たとえば、iPS細胞を作製するためのカートリッジに複数のバッグが収容され、そのカートリッジがiPS細胞製造装置に設置される。iPS細胞を作製する場合、複数のバッグから、試料、および、試薬が当該カートリッジに供給される。各バッグは、当該カートリッジ内に収容される閉鎖系流路に接続される。各バッグに収容された液は、その閉鎖系流路に導入されて、iPS細胞の作製に用いられる。このとき、閉鎖系流路に液を導入するための駆動力が必要となるところ、たとえば、iPS細胞製造装置がカートリッジと接続して、カートリッジ内の閉鎖系流路に陰圧を印加することでこの駆動力が供給される。iPS細胞を作製するためのカートリッジは、バッグとは別体のユニットの一例である。
【0010】
試料は、たとえば、人体の血液である。試薬は、たとえば、iPS細胞の作製に必要な試薬である。iPS細胞の作製に必要な試薬は、既知の試薬が適用可能であるため、説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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