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公開番号2025165787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024070119
出願日2024-04-23
発明の名称車両前部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20251028BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ラジエータコアを斜め配置しつつ車両前部の剛性を高くする。
【解決手段】車両Vでは、ラジエータコア20が、パワーユニット室12の前端部において、フロントサイドフレーム10の間に設けられると共に、側面視で上側へ向かうに従い後側へ傾斜している。これにより、パワーユニット室12の前端部においてトランクルーム26を設置するスペースを有効に確保することができる。また、パワーユニット室12には、車幅方向に延在された第1クロスメンバ30が設けられている。第1クロスメンバ30は、ラジエータコア20の上側に配置されると共に、フロントサイドフレーム10に架け渡されている。これにより、左右一対のフロントサイドフレーム10の前端側部分が、第1クロスメンバ30によって連結される。したがって、ラジエータコア20を後傾させるように傾斜配置した場合でも、車両Vの前端部における剛性を高くすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前部の車幅方向両側において車両前後方向に延在された一対のフロントサイドフレームと、
一対の前記フロントサイドフレームの間に配置され、車幅方向から見て車両上側へ向かうに従い車両後側へ傾斜しているラジエータコアと、
車幅方向に延在され、前記ラジエータコアの車両上側において一対の前記フロントサイドフレームに架け渡された第1クロスメンバと、
を備えた車両前部構造。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記ラジエータコアの車両後側で且つ車両上側には、電気デバイスが設けられ、
前記第1クロスメンバの車両後側には、車幅方向に延在された第2クロスメンバが設けられ、前記第2クロスメンバの長手方向両端部がストラットタワーに結合されており、
前記車両の前面衝突時には、前記第2クロスメンバによって、車両後方側へ移動する前記ラジエータコアの上端部を受け止めて、前記ラジエータコアの前記電気デバイスへの衝突を抑制する請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記第2クロスメンバは、車両前側から見て、矩形環状に形成されると共に、車幅方向に延在された上フレーム及び下フレームを有しており、
前記上フレームが、前記ラジエータコアの上端部の車両上側に位置し、前記下フレームは、前記ラジエータコアの上端側部分の車両下側に位置しており、
前記車両の前面衝突時には、前記下フレームによって、車両後方側へ移動する前記ラジエータコアをガイドし、前記上フレームによって、車両後方側へ移動する前記ラジエータコアの上端部を受け止める請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記第1クロスメンバが、前記ラジエータコアの上端よりも車両下側に配置されている請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記電気デバイスの前端部が前記上フレームに設置されている請求項3に記載の車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両(自動車)では、車両のパワーユニット等を冷却するラジエータコアが、車両の前端部に設けられている(下記、特許文献1参照)。ラジエータコアは、車幅方向から見て、車両上下方向に沿った状態で配置されている。また、ラジエータコアは、通常、左右一対のフロントサイドフレームの間に配置され、ラジエータコアを支持するラジエータサポートによって、一対のフロントサイドフレームに連結されている。すなわち、左右一対のフロントサイドフレームが、ラジエータコア及びラジエータサポートによって連結されている。
【0003】
ここで、車幅方向から見てラジエータコアを車両上側へ向かうに従い車両後側へ傾斜した状態に配置することで、上下方向におけるラジエータコアの設置スペースを小さくすることができる。これにより、ラジエータコアの車両上側の空間を活用して、例えば、トランク等を車両の前部に設けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-101999号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ラジエータコアを斜め配置する構造では、例えば、ラジエータコアが、車体側のフレーム等にマウントされるため、従来のラジエータサポートが不要となる。すなわち、左右一対のフロントサイドフレームが、ラジエータコア及びラジエータサポートによって連結されない構造となる。このため、車両前部における剛性が低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、ラジエータコアを斜め配置しつつ車両前部の剛性を高くできる車両前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、車両の前部の車幅方向両側において車両前後方向に延在された一対のフロントサイドフレームと、一対の前記フロントサイドフレームの間に配置され、車幅方向から見て車両上側へ向かうに従い車両後側へ傾斜しているラジエータコアと、車幅方向に延在され、前記ラジエータコアの車両上側において一対の前記フロントサイドフレームに架け渡された第1クロスメンバと、を備えた車両前部構造である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、ラジエータコアを斜め配置しつつ車両前部の剛性を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る車両前部構造が適用された車両の前部を模式的に示す上側から見た平面図である。
図1に示される車両の前部の車両左側から見た側面図である。
図1に示される右側のフロントサイドフレームと第1クロスメンバとの連結状態を示す前側から見た断面図(図1の3-3線断面図)である。
図3に示されるガセット機構を示す左斜め前方から見た斜視図である。
車両の前面衝突時におけるラジエータコアの挙動を説明するための側面図である。
図5に示される衝突体がさらに後方側に侵入したときのラジエータコアの挙動を説明するための側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る車両前部構造Sが適用された車両(自動車)Vについて説明する。なお、図面では、車両Vの車両前側を矢印FRで示し、車両上側を矢印UPで示し、車両上側から見たときの車両左側(車幅方向一方側)を矢印LHで示している。また、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、車両上下方向、車両前後方向、車両左右方向を示すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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