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公開番号
2025165383
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2025063502
出願日
2025-04-08
発明の名称
二次電池、バッテリーパック及び電子装置
出願人
株式会社AESCジャパン
代理人
個人
主分類
H01M
50/559 20210101AFI20251027BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子がリベットする過程において絶縁部材に対して比較的大きな圧縮力を発生させることを抑制する、二次電池、バッテリーパック及び電子装置を提供する。
【解決手段】二次電池は、ケーシング、端子及び絶縁部材を含む。ケーシングは端壁を含み、端壁には端子孔が設けられている。端子は端子孔を貫通する柱状部及び柱状部に対して端壁の外縁に向かって折り返されるカシメ部を含む。ここで、カシメ部と柱状部との接続部分は遷移部であり、遷移部はカシメ部が端壁の外縁に向かって折り返される時に材料変形が発生する。絶縁部材は端子と端壁とを絶縁するためのものであり、端子と接触する受圧部を含み、受圧部は遷移部が曲げられる時に圧縮応力を受ける。ここで、遷移部と受圧部の少なくとも一方には応力緩和構造が設けられ、応力緩和構造は遷移部から受圧部への圧力を緩和するためのものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
端壁(111)を含み、前記端壁(111)には端子孔(1111)が設けられるケーシング(110)と、
前記端子孔(1111)を貫通する柱状部(142)及び前記柱状部(142)の一端に接続され前記端壁(111)の外縁に向かって折り返されるカシメ部(141)を含み、前記カシメ部(141)と前記柱状部(142)との接続部分が遷移部(145)であり、前記遷移部(145)は前記カシメ部(141)が前記端壁(111)の外縁に向かって折り返される時に材料変形が発生する、端子(140)と、
前記端子(140)と前記端壁(111)とを絶縁するためのものであり、前記端子(140)と接触する受圧部(151)を含み、前記受圧部(151)は前記遷移部(145)が曲げられる時に圧縮応力を受ける絶縁部材(150)と、を含み、
前記遷移部(145)及び前記受圧部(151)の少なくとも一方に応力緩和構造(160)が設けられ、前記応力緩和構造(160)は前記遷移部(145)から前記受圧部(151)への圧力を緩和するためのものである、ことを特徴とする二次電池。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記二次電池の高さ方向に沿って、前記カシメ部(141)は前記ケーシング(110)の内側に位置する、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記応力緩和構造(160)は前記遷移部(145)に位置する第一応力緩和構造(161)を含み、前記第一応力緩和構造(161)は前記柱状部(142)を連続的に囲む、又は断続的に囲むように設置される、請求項1に記載の二次電池。
【請求項4】
前記第一応力緩和構造(161)は第一溝(1611)を含み、前記第一溝(1611)の位置における壁厚は0.3mm~1mmである、請求項3に記載の二次電池。
【請求項5】
前記第一応力緩和構造(161)は隙間(1612)を含む、請求項3に記載の二次電池。
【請求項6】
前記遷移部(145)は非平滑表面である、請求項3に記載の二次電池。
【請求項7】
前記応力緩和構造(160)は前記受圧部(151)に位置する第二応力緩和構造(162)を含み、前記受圧部(151)は前記端子孔(1111)内に設置された第一部分(1511)と、前記カシメ部(141)と前記端壁(111)との間に設置された第二部分(1512)とを含み、前記第一部分(1511)と前記第二部分(1512)は一体成型されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の二次電池。
【請求項8】
前記第二応力緩和構造(162)は前記第一部分(1511)と前記第二部分(1512)の接続部に位置し、前記第二応力緩和構造(162)は第二溝(1621)を含み、前記第二溝(1621)は前記第一部分(1511)を連続的に囲む、または断続的に囲むように設置されている、請求項7に記載の二次電池。
【請求項9】
前記第二応力緩和構造(162)は前記第二部分(1512)に位置し、前記第二応力緩和構造(162)は第三溝(1622)を含み、前記第三溝(1622)は前記第一部分(1511)を連続的に囲む、または断続的に囲むように設置されている、請求項7に記載の二次電池。
【請求項10】
前記第二応力緩和構造(162)は前記第一部分(1511)に位置し、前記第二応力緩和構造(162)は第四溝(1623)を含み、前記第四溝(1623)は前記第一部分(1511)を連続的に囲む、または断続的に囲むように設置されている、請求項7に記載の二次電池。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電池分野に関し、具体的には二次電池、バッテリーパック及び電子装置に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、円筒形電池は生産工程が成熟しており、生産量の良品率が高く、加工コストが低く、安全性能と放熱性能が良いなどの利点を有するため、各業界で広く応用されている。
【0003】
既存の円筒形電池の端子は、通常リベットする方式によってケーシングの端壁と固定接続されており、また端子と端壁との間には絶縁部材が挟設されている。端子の組立過程において、端子の曲げる区域が絶縁部材に対して比較的大きな圧縮力を発生させ、絶縁部材を圧縮破断するリスクが存在し、さらに端子と端壁との短絡を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術の欠点を考慮して、本発明は二次電池、バッテリーパック及び電子装置を提供し、端子がリベットする過程において絶縁部材に対して比較的大きな圧縮力を発生させるという課題を改善するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的及びその他の関連目的を達成するために、本発明は二次電池を提供する。前記二次電池は、ケーシング、端子及び絶縁部材を含む。ケーシングは端壁を含み、端壁には端子孔が設けられている。端子は端子孔を貫通する柱状部及び柱状部に対して端壁の外縁に向かって折り返されるカシメ部を含む。ここで、カシメ部と柱状部との接続部分は遷移部であり、遷移部はカシメ部が端壁の外縁に向かって折り返される時に材料変形が発生する。絶縁部材は端子と端壁とを絶縁するためのものであり、端子と接触する受圧部を含み、受圧部は遷移部が曲げられる時に圧縮応力を受ける。ここで、遷移部と受圧部の少なくとも一方には応力緩和構造が設けられ、応力緩和構造は遷移部から受圧部への圧力を緩和するためのものである。
【0006】
本発明の二次電池の一例において、二次電池の高さ方向に沿って、カシメ部はケーシングの内側に位置する。
【0007】
本発明の二次電池の一例において、応力緩和構造は遷移部に位置する第一応力緩和構造を含み、第一応力緩和構造は柱状部を連続的に囲む、または断続的に囲むように設置されている。
【0008】
本発明の二次電池の一例において、第一応力緩和構造は第一溝を含み、第一溝の部分の壁厚は0.3mm~1mmである。
【0009】
本発明の二次電池の一例において、応力緩和構造は隙間を含む。
【0010】
本発明の二次電池の一例において、遷移部は非平滑表面である。
(【0011】以降は省略されています)
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