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公開番号2025163035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2025114387,2022522663
出願日2025-07-07,2020-10-16
発明の名称筋再生および筋成長
出願人ブラウン ユニバーシティ
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A01K 67/0276 20240101AFI20251021BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】MuSKをコードする配列をそのゲノムに含む遺伝子改変されたマウスを提供する。
【解決手段】MuSKをコードする配列をそのゲノムに含む遺伝子改変されたマウスであって、MuSKをコードする前記配列は、(5’から3’の順序に)エクソン6からエクソン7までのヌクレオチドの距離を含まず;前記遺伝子改変されたマウスは、全長MuSK転写産物を発現し得ないまたは全長MuSKタンパク質を産生し得ない、遺伝子改変されたマウスが提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
神経筋機能障害または筋ジストロフィーの1つまたは複数の特質に罹患している対象を治療する方法であって、
機能的Ig3ドメインを欠如するMuSKポリペプチドのレベルもしくは活性を増加させるステップ;および/または
BMP-MuSKポリペプチド複合体のレベルもしくは活性を低下させるステップを含み、前記MuSKは機能的Ig3ドメインを含む、対象を治療する方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
筋再生および/または筋成長を増加させる方法であって、
機能的Ig3ドメインを欠如するMuSKポリペプチドのレベルもしくは活性を増加させるステップ;および/または
BMP-MuSKポリペプチド複合体のレベルもしくは活性を低下させるステップを含み、前記MuSKは機能的Ig3ドメインを含む、筋再生および/または筋成長を増加させる方法。
【請求項3】
筋線維症を予防するまたは治療する方法であって、
機能的Ig3ドメインを欠如するMuSKポリペプチドのレベルもしくは活性を増加させるステップ;および/または
BMP-MuSKポリペプチド複合体のレベルもしくは活性を低下させるステップを含み、前記MuSKは機能的Ig3ドメインを含む、筋線維症を予防するまたは治療する方法。
【請求項4】
MuSK筋再生(MR)アゴナイズ剤(agonizing agent)を含むまたは送達する薬学的組成物を対象に投与するステップをさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記MuSK MRアゴナイズ剤は、MuSK Ig3ドメインタンパク質発現、MuSK Ig3ドメイン遺伝子発現、および/またはBMPシグナル伝達のMuSK Ig3活性化を下方調節する作用物質であり、前記組成物は筋肉の細胞外空間内の細胞外マトリックスの蓄積を阻止するまたは低下させる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記MuSK MRアゴナイズ剤は小分子であるまたは小分子を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記MuSK MRアゴナイズ剤は抗体剤であるまたは抗体剤を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記MuSK MRアゴナイズ剤はオリゴヌクレオチドであるまたはオリゴヌクレオチドを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記抗体剤はMuSKポリペプチドに特異的に結合する、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記抗体剤はMuSKを標的にし、MuSKポリペプチドの前記Ig3ドメインに特異的に結合する、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
連邦支援による研究または開発に関する声明
本発明は、国立衛生研究所によって授与された以下の資金:NIH助成金:T32賞5T32AG041688-07、およびU01助成金:NIH 1U01NS064295-04を用いて開発された。政府は、本発明におけるある特定の権利を有する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
骨格筋は損傷後に再生する能力を有する。筋再生は、筋衛星細胞と称される常在性幹細胞に依存する。成熟筋組織において、衛星細胞は、有糸分裂的および生理学的静止細胞の小さい散らばった集団を構成する。衛星細胞は、一生を通じて正常な筋成長および維持にも関わり、それらを利用して筋消耗状態を治療し得ることを示している。
【0003】
骨格筋は、体重の約35%を占め、代謝、運動および呼吸に必須であり、ヒトの健康におけるその重要性を協調する。筋消耗は、がん患者、高齢患者、および神経筋機能障害の病歴がない多くの他の者の大多数に対して、可動性、代謝およびクオリティオブライフを低下させる。加えて、筋ジストロフィーは、小児に影響を及ぼすデュシェンヌ型筋ジストロフィーを含めて、重篤な筋力低下につながる遺伝的疾患のしばしば致死的なグループである。治療の開発のための障害は、衛星細胞を調節するシグナル伝達および筋再生があまり理解されていないことである。したがって、筋再生および筋成長のための組成物ならびに方法の必要性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
骨形成タンパク質(BMP)シグナル伝達は、正常状態および病的状態の両方において骨格筋幹細胞の活性を調節する。本発明の実施形態は、BMPシグナル伝達をモジュレートするための技術を提供する。数ある中でも、本開示は、BMPと筋特異的チロシンキナーゼタンパク質(MuSK)との間の重要な相互作用がMuSKの第3の免疫グロブリンドメイン(Ig3)によって媒介されるという洞察を提供する。本開示は、BMPシグナル伝達がIg3ドメインの非存在下で撹乱されることを実証する。さらには、本開示は、MuSKを標的にする薬理学的介入によるBMPシグナル伝達のモジュレートが、筋幹細胞の活性を増強するためおよび筋再生を増加させるための魅力的な方法を提供することを教示する。
【0005】
本開示は、筋再生に機能的に参加するMuSK形態のレベルおよび/または活性を、一部の実施形態における、そのように参加しないMuSK形態を別様に生成するであろう選択的スプライシングを低下させることによってを含めて、増加させるための技術を提供する。一部の実施形態において、そのような増加は、筋肉等の関連組織においてである。代替的にまたは付加的に、一部の実施形態において、そのような増加は、脳組織(例えば、海馬および/または脳室下)および/または肺組織等の組織においてである。
【0006】
一部の実施形態において、本開示は、例えば、Ig3ドメインが変更され(例えば、変異し、遮断され、除去され等)、それにより例えばそれがBMPとの相互作用に有効に参加することができないMuSKの1つまたは複数の形態のレベルおよび/または活性を増加させることによって、Ig3

MuSKをアゴナイズするための技術を提供する。一部の実施形態において、本開示は、例えば、Ig3ドメインがBMPとの相互作用に有効に参加するMuSKの1つまたは複数の形態のレベルおよび/または活性を低下させることによって、Ig3

MuSKを低下させるための技術を提供する。代替的にまたは付加的に、一部の実施形態において、本開示は、MuSK Ig3/BMP複合体のレベルおよび/または活性を低下させる(例えば、そのような複合体の形成を阻害する、そのような複合体を分断する、かつ/または別様にアンタゴナイズする)技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一部の実施形態において、本開示は、MuSK Ig3ドメインおよび/またはBMPを標的にし、それによりMuSK/BMP複合体のレベルおよび/または活性が低下するMuSK筋再生アゴナイズ剤を提供する。一部のそのような実施形態において、そのようなMuSK筋再生アゴナイズ剤は、そのような複合体の形成を阻害しおよび/またはそのような複合体を分断する。一部の実施形態において、そのようなMuSK筋再生アゴナイズ剤は、MuSK Ig3への結合をBMPと競合しおよび/またはBMPへの結合をMuSK Ig3と競合する。
【0008】
一部の実施形態において、本明細書に記載されるMuSK Ig3ドメインおよび/またはBMPを標的にし、それによりMuSK/BMP複合体のレベルおよび/または活性が低下する作用物質(例えば、MuSK筋再生アゴナイズ剤)は、筋再生および/または筋成長の文脈において有用である。一部の実施形態において、提供される作用物質は筋成長を増強し得る。一部の実施形態において、筋成長は損傷のない組織で生じる。一部の実施形態において、筋成長は損傷した組織で生じる。一部の実施形態において、筋成長の増強および/または増加は、衛星細胞数の減少および/または筋線維のサイズの増加によって判定される。これに関して、筋成長は、衛星細胞数の減少および/または筋線維のサイズの増加によって特徴付けされ得、衛星細胞の分化、ならびに既存の筋線維および新たに形成された筋線維への融合/増大を指し示す。
【0009】
本発明の実施形態は、MuSK Ig3ドメインタンパク質発現、MuSK Ig3ドメイン遺伝子発現、および/またはBMPシグナル伝達のMuSK Ig3活性化を下方調節し、それによって筋再生および/または筋成長の増強もたらす筋衛星細胞を上方調節する組成物を投与することによって、例えばそれを必要とする対象において、筋再生および/または筋成長を増強する方法を提供する。一部の実施形態において、そのような組成物は、MuSK Ig3標的遮断抗体、MuSK Ig3標的エクソンスキッピングオリゴヌクレオチド、MuSK Ig3標的CRISPR/Cas9、MuSK Ig3標的siRNA、MuSK Ig3標的小分子、および/またはMuSK Ig3標的shRNAを含み得および/または送達し得る。
【0010】
一部の実施形態において、関心対象の対象は、神経筋機能障害、神経変性障害、心機能障害(例えば、心筋梗塞、心筋症)、または筋消耗によって特徴付けられる遺伝的疾患を含むがそれらに限定されない疾患または障害の危険性があり得るまたは疾患または障害に苦しみ得る。代替的にまたは付加的に、一部の実施形態において、関心対象の対象は、例えば特発性肺線維症(IPF)、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、肺炎、および/またはCOVID-19等のコロナウイルス感染症を含むウイルス感染症を含めた、ある特定の感染症を含む、肺損傷と関連した疾患または障害の危険性があり得るまたは罹患し得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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